高山病対策・高所テストに挑戦 | Everyday, 前進!

Everyday, 前進!

ARASHIANでなにふぁむのワーキングママ・Professorがつれづれなるままに…

高所テストに行ってきました

 

山の上、標高が上がると酸素量が減るため、呼吸が苦しくなったり、高山病になったりすることがあります

 

これまで私は、多少の頭痛を感じることはあるものの(偏頭痛持ちなので気圧の変化に弱い)、高山病というのにはなったことがないのだけど

 

今年、富士山(3776m)やキナバル(4095m)より遥かに高い5000m超の山に挑戦するにあたり、メンタル弱めの自分が少しでも安心して行かれるようにと思いまして

 

体質などの個人差で違いはあるので、まずは自分はどんなもんか?をテストし、低酸素の状況を体験し、自分の血中酸素飽和度を上げる練習をする…そんなプログラムの、まずはテストに行ってきました

 

猫しっぽ猫からだ猫からだ猫からだ猫あたま

 

受付後、まずはパルスオキシメーターを装着して、平常時の血中酸素飽和度を確認。96-100くらいが標準とのことで、私は98でした

 

その後、標高4000m相当の部屋へ…平地では酸素量21くらいなのに対し、部屋の中は12.4となっていて、平地の60%でした

 

なんとなく頭がふわんとする感覚があり、血中酸素飽和度は標準が82くらいとのことで、77以下だとリスクありのところ、私は87でした

 

パルスオキシメーターを見なくても酸素飽和度が下がっている感覚をおぼえ、呼吸法などによって上がる感覚を確認するようにとの指示

 

20分ほど、座ったまま話をしたりして過ごした後、運動時の状態を確認のため、室内で踏み台昇降(!)

 

運動することで酸素飽和度は下がるのだけど、呼吸法を試してみてどう上がるのか…呼吸法は正解が一つというわけではなく、数値を上げられる、自分に合った呼吸法を探すみたいな感じでした

 

私の場合は運動しても、酸素飽和度は82ほどで、しっかり深呼吸すると92まで上げることができたけど、だいたいは85くらいまで…安静時とあまり変わらないところまで上げることができました

 

その後、低酸素室でお昼寝…

 

…というのも、睡眠時は呼吸が浅くなって、酸素飽和度が下がりやすいから。実際、高山病になりやすい人は、座ったままにしたり、1時間ごとにアラームをかけたりして、深く寝ないようにするとも

 

眠ってしまって数値が下がった場合は、体の反応として目覚めるのが正常で、眠り込んでしまうと高山病が悪化したりすることもあるそう

 

寝られるかな~…と思いつつ、気づけば夢を見ていたので、しっかりお昼寝をしてみたのだけど、やはり私の数値は82ほどで、運動時程度でした

 

運動時や睡眠時は70くらいまで下がることもあるとのことで、共に64以下だとリスクありとのことだけど、私は睡眠時でも82とかだったので、酸素飽和度はあまり下がらない体質のようでした

 

一緒にテストを受けた人は普段登山をしていない人で、富士山に挑戦したのだけど、高山病で嘔吐などして登頂できなかったというし、別の、普段登山している人も今まで大丈夫だったのに、鳳凰三山(最高峰2841m)で体調を崩した…なんて話も聞き、本当、個人差、体調次第なのだなと実感


そして体質はそうでも、疲労や体調で変わるから体調管理が大事

 

ずっとつけていたパルスオキシメーターの数値の推移をグラフにしてもらうと…

 


低酸素室での酸素飽和度を見ると、安静時、運動時、睡眠時いずれも80をきることはほとんどなく、呼吸法を試してみると数値が上がっている様子が確認できました


…とはいえ、終わって低酸素室から出ると、頭がすっきりする感覚があり、やっぱり低酸素の状況は負担だったのだな~と感じました

 

…そういう感覚の変化を覚えるのも意味があるらしい

 

テストの結果、高山病リスクがあまり高くない体質だとわかったのだけど、4000mはキナバルで実際に登ったことがある高さ…

 

ビビりで怖がり、メンタル豆腐の私は、少しでも安心できるよう、この後本番に向けて、4500m、5000m、5500m、6000m相当の低酸素状況でトレーニングを受ける計画に

 

がんばるぞ!