はい。
今回の映画は、
スイート・マイホーム
窪田正孝さん主演の邦画で、ジャンル的にはサスペンス・ホラーなんですかね。
以下、ネタバレしています。
見るまでは心霊的なホラー映画と思っていたんですけど、これはサスペンスなのかなと。
いくつか疑問的なポイントが。
主役であるスポーツインストラクター清沢賢ニ(窪田正孝さん)の家族。
母親、精神的に異常?が見られる兄、賢ニの3人家族。
どうやらこの家族は父親のDVに晒されていたようです。
そして、兄には何かが見えるらしい。そしてそれは賢ニの娘にも?
それと、家族を守る為に賢ニが子供の頃に父親を殺害していたらしい。
でもこれらの設定ってこの物語に必要なのか?
この映画を観ている人を混乱?犯人を分かりづらくする為の設定なのか?
父親の設定は、その後の弟を想う兄という関係があるからあってもいいけど、兄の言う「あいつら」という設定っているのかなと。
この兄は何が見えていた?
見られているという感覚?
虐待という経験から研ぎ澄まされた、周りへの警戒心?
でも、これって実家でも感じていたんですよね。
なんか…謎。
続いて、モデルハウスの甘利と本田(奈緒さん)。
甘利は本田の事を不審に思い、賢ニ一家を心配していただけ。
そして犯人であった本田。
これは、事が起こる前に怪しさ満点でした。
というのも、こんなチョイ役で奈緒さんという知名度のある女優さんを使うはずがないから。
配役で犯人の予測がついてしまう。
という残念な感じでした。
でも、犯人探しに重きを置いていないのであれば、別に良いのかなとも思いつつ。
まぁそれはイイとして、
清沢賢ニ一家と本田一家との因果関係はどうだったんだろう?
地鎮祭の時に本田の旦那が車で事故死する際にいた女の子(顔を手で覆っていた子)は賢ニの娘だと思ったのですが、見直したらどうやら違うようです。
あの子は誰?
子供には見える的な事を表現しただけで、誰の子とかは特に関係ない?
クライマックスで賢ニの娘が同じように顔を手で覆う動作をしていましたよね。
これは?どこにでもいるぞ。という意味?
そもそも、冒頭の地鎮祭って誰の?
あそこに座っていた妊婦さんは本田で間違いない?
この土地と賢ニが購入した土地は同じ?
だとしたら、あの土地こそがヤバかったって事?
それと、霊的な事はなかった…ですよね?
赤ちゃんの瞳に映った人影は本田だった?それとも怨念(生霊)だったって事?
清沢家の血筋で、その瞳を通して見えないモノが見えてしまった…ということ?
どうもそこら辺が分からない。
そして、最後の赤ちゃんの目をプスっとしてしまうシーン。
プスっとされて泣き声をあげない赤ちゃんっているのか?なんて。
違うところをプスったのかな。目を刺してもあそこまでドロドロな血は付かない気がする。
分かりやすいようにしただけなのかな。
涙のように血が流れていたから目を突いたのは確かなんだろうけど。
赤ちゃんをあやす際に、奥さんには毎回瞳の中にアレが見えていたのかな。
いろいろと「?」なところがありましたが、そこそこ面白かったのでOKです。
それはそうと、監督って斎藤工さんだったんですね。原作ってあるのかな。
疑問点が多かったので、原作があればそれをどう映像化、表現したのか監督の力量が分かるかなと、偉そうに思ってしまいました。
最後に…
軽く見直した際に、序盤の賢ニの奥さんの何気ない?言葉がなんか悲しく思えてきて…
賢ちゃんって、そんなにスラスラ嘘をつける人だったっけ。
浮気を隠す為にスラスラ嘘がつけるようになったんだね…賢ちゃん。
というわけで、
配役って難しいですね。
※誰やねん
それでは。