11月29日 今更 | 今日のおっさんブログ

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小さな会社でのウソのようなホントの話

築20年の戸建て住宅

そりゃー、傷んできますわなぁー

 

つい最近の話

我社で新築をし、20年経過したお宅

【故障箇所がある】とのことで社長が訪問した

帰ってきた社長が私に言う

「色んなところにガタが来とるみたいなんよ」

「そうなんですか」

「だけど、よその会社に色々修理してもらっとるみたい」

「へぇ」

「これは、お客さんをみすみす逃がしとるってことよな?」

「まぁ、そうなりますね」

「ハガキとかでお知らせしてどんどん営業活動していかんといけんなって思ったんよ」

「なるほど。これまではどうしていたんですか?」

「訪問のみだった」

「それで成果は?」

「特にはないなぁ」

 

知ってる!

超知ってる!!

あのおっさんがまともに訪問してる訳がねぇ!

なぁーーにが“どんどん営業”だよ

知らねぇよ

知ったこっちゃねぇよ

 

「訪問までして成果が見られないのを放置していたということですよね」

「今更、そこを言うてもしょうがねぇじゃろうが」

「解せん」

「解せんとか言うな!」

「いや、解せん」

「ちょっと、ハガキの内容とか考えてみるわ!!」

 

 

しばらくして、社長が言う

「色々考えてみたんじゃけど、ええのが思い浮かばんのよな」

「〇〇さん(元営業のおっさん)が残しているチラシがあります。御覧になりますか?」

「おお、見せてくれ」

 

一瞥して

「なんじゃこりゃ!!」

「さぁ?本人にも指摘しましたが、“社長からはオッケーもらってる”と仰っていました」

「こんなもん配っとったんか…」

「ええ、手渡ししていたんでしょうね。成果は二の次ですね」

「知っとったんなら、なんでわしに言わんかったんじゃ!」

「あの、お言葉ですが、私、何度も社長に申し上げました。その度に“〇〇くんに任せとるから”って仰っていました」

「ほんまに?夢じゃねんか?」

「夢ではありません。なので、今更、我社がハガキを送ったとしても誰も手に取らないのではないでしょうか」

「ジムインさん、そんな仕事の仕方じゃーいけんぞ?」

「言うべき相手が違いませんか?」

「まぁ…そうじゃな…すまん」

「なので、いきなりハガキが送られてくるというのは、かえって不信感を抱かせると思うんですよ」

「そうか?」

「そうです。20年近くまともに営業活動していない会社からハガキが突然送られてくる。しかも、内容が“何か気になるところはありますか?”ですよ?このハガキが気になるわ!って話ですよ」

「じゃあ、どうすればええんかな」

「ハガキよりもチラシよりも確実で信用があるものが1つあります」

「なに?」

「社長の携帯電話です」

「わしの?なんで?」

「そう、わしの。社長が直接電話するのが一番効果的だと思いますよ」

「数が多くねぇか?」

「なので、ピンポイントで築20年から15年のお客様に電話するんですよ。そうすれば大した数ではありません」

「なんて言って?」

「『実は、同じ時期に建てた住宅の修繕に行ってきたんだ。』と。で、『そういえば、▲▲さん(電話相手)のところは不具合がないのかな?と思ったんですよ』って言えばいい」

「なるほど」

「築20年から15年のお客様をピックアップしておきます」

「おお、頼む」

 

 

社長が、ホームページとかSNSとか言い出さないように私、とっても必死!!

だって、苦手なんだもん☆☆彡