このクソ暑いのにワンちゃんと散歩ですか

毎日クソ暑い。

軒先にぶらさげている温度計をみると、３５℃以上はあたりまえ。陽向だと４０℃を優に超える暑さです。

冷夏といわれた20年前の2003年、かなり暑かった2011年、昨年と、東京の気温を比べてみました。この気温、もちろん百葉箱のような日陰での測定値で、照りつけるまちなかでの気温とは異なります。

まだ8月の数字はありませんが、7月については昨年に続き、かなり高くなっているみたいです。

数字をみてもなんの慰めにもならない、それに、実感としてはもっと暑い。殺人的な暑さが続きます。

公共放送では、連日、不要不急の外出は控えましょうと伝えています。7月22日～7月28日までの全国の熱中症による救急搬送人員は、12,666人、1日平均1800人も担ぎ込まれているようです。

でも、負けずに頑張りましょう。だって、老いも若きも健康のためには1日8000歩あるけといわれていますから。健康のためなら、降ろうが照ろうが、頑張らなければなりません。たとえ熱中症になって倒れても、健康のために戦ったのですから本望のはずです。がんばりましょう。

流石に真っ昼間犬をつれて歩いている人はおられませんが、朝夕歩いていると、ワンちゃんの散歩に出会います。飼い主さんたちも頑張っています。

ワンちゃんたちには、たとえ小型犬でも適度な運動は必要、散歩はストレス解消や心身のリフレッシュ効果などのメリットが多く、できれば1日2回の散歩を日課にすることが大事なのだそうで、あるサイトによると1回の散歩時間は、

・チワワやマルチーズなど愛玩犬として人間により改悪された犬種（20分～30分）

・ポメラニアンや柴犬など番犬として人間の思惑で改造された犬種（30分～40分）
・トイプードルやコーギーなど牧羊犬、使役犬、猟犬として人間に改造された犬種（40分～60分）
・ラブラドール・レトリバー、秋田犬などの大型犬（40分～60分）

が目安だとか。

更にこう書いてありました、シニア犬は一般的な成犬と比べて体力が落ちているため、長い時間の散歩は必要なく、1回10分程度、1日1～3回ほどに回数を分け、愛犬が疲れてしまう前に帰宅しましょうとのことです。

一方、人間様には、厚生労働省から1日8,000歩相当の運動が推奨されています。1,000歩は約10分の歩行で得られる歩数とされていますので、8000歩は80分、何とワンちゃんたちよりも多い。

「シニアは体力が落ちているため、長い時間の散歩はやめて早めに帰宅しましょう」なんて、言ってくれていません。

ですから、頑張りましょう。健康のためです、死んでも頑張りましょう。

かくして、我々人間の老犬よりノルマが低いワンちゃんたちですが、この暑い夏、ワンちゃんたちにはハンディキャップがあります。

まず、毛皮を着ている上、体の構造上、ほとんど汗をかかないので、ハーハーと大変です。

それに、人間より背が低いので地面からの照り返しをもろにうけてしまいます。

そして、更に大きなハンディは裸足であること。飼い主さんが時間と場所を選ばないと肉球が鉄板焼になってしまいます。

暑さ対策グッズ、やっぱり売られていました。これが資本主義、金儲け主義の良いところ、ニーズのあるところ、声のするほう、たとえそれが犬の声であっても、ちゃんと商品が開発されてきます。

靴や靴下があることは知っていました。

私なんかも畑仕事するときなんか重宝しているクールリング、冷却バンダナ、もちろんありました。

そしてやっぱりでました、冷却ベスト。工事現場のお兄さんたちが必ず着ているスグレモノ。ワークマンなんかで診ても、服は安くてもファンが結構良い値段します。ちゃんとワンちゃんようもありました。ワークマンにではないですよ。ペットショップや、ネットでです。

時々、ベビーカーにワンちゃん乗せて散歩している人を見かけます。これでワンちゃんの運動になるのか疑問ですが、気晴らしになって機嫌よくお付き合いくださることはたしか。

そして、やっぱりいました。ファン付きのベビーカーに鎮座ましましているお犬様。

さすがにまだ、エアコンつき個室のベビーカーはみたことないですが、これも時間の問題かもしれません。

でも、このベビーカー、この暑い中誰が曳いていると思います？

＊＊＊＊＊

タワゴトにお付き合いいただきありがとうございました。

明るいウソをモットーとしています。万一どなたかを傷つけるような内容があったらご指摘ください。

たまには旅行にいくようにしています。海外一人旅など記録を、「ついでにちょっと旅」に残していますのでよろしかったらご笑覧ください。