ご存知の方も多いと思います。

新型コロナが猛威をふるっていたころ、医療施設が逼迫してきて、トリアージという言葉が聞かれるようになっていました。

戦争や大災害などで同時に多数の負傷者が出た際、限られた医療スタッフや医薬品でできるだけ多くの命を救うため、患者の緊急度や重症度を判断して治療や搬送の優先順位を決めることを指す、フランス語の「選別」trierに由来する言葉です。

 

私がこの言葉を知ったのは、昨年亡くなった曽野綾子さんの著書、どれだったか忘れましたが、当時「夜明けの新聞の匂い」というシリーズもの随筆を愛読していましたのでその中の1篇だったと思います。氏はカトリックとして、「海外法人宣教者活動援助講演会」を設立し、代表として約40年にわたりアジア、アフリカ、南米などの辺境地域で活動する日本の神父や修道女の支援活動を行っており、その時に難民キャンプなどで見聞した経験をベースに、厳しい現実の中、あまっちょろいヒューマニズムは通用しない、ということを力説しておられました。

 

この「トリアージ」の意味すること。患者の緊急度や重症度を判断して治療や搬送の優先順位を決める事を言うというのは先に示したとおりですが、その使われ方が受けとめ方によって異なるような気がします。

といいますか、コロナの頃いわれていた「トリアージ」は、危機に瀕している人を優先的に見る、という文脈だったような気がして、違和感を感じました。

私が曽根綾子さんから知らされた「トリアージ」は、その真逆で、助かる見込みの薄い人や、年寄りは後回し、という厳しい選別だったと思います。

 

どちらが正しい使い方なのか解りませんが、多分、生き残りそうな人を優先というのが、世界標準でしょう。私も含めて平和ボケの日本人にはついていけない考え方ですね。

 

なぜ、今こんな事を思い出しているんでしょうか。自分でもわかりません。

最近の度重なる災害のニュースか、中東の戦乱についての話だったか、どこかで再びこの言葉を聞いたからだと思います。

現実は厳しいでしょうけれど、こんな言葉使う事態がおこりませんように。

 

 

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タワゴトにお付き合いいただきありがとうございました。

明るいウソをモットーとしています。万一どなたかを傷つけるような内容があったらご指摘ください。

たまには旅行にいくようにしています。海外一人旅など記録を、「ついでにちょっと旅」に残していますのでよろしかったらご笑覧ください。

生成系AIというものが、一般に知られるようになったのはつい数年前です。一般のシロウトから見たら、トップバッターはChatGPTでしょう。革命のように感じられましたが、当初は、計算に弱くて単純な足し算も間違えるとか、情報が古いと言った問題も指摘され、やっぱり人間様のほうが上だと思われていましたが、今ではどうでしょう。様変わりです。

 

ChatGPTの軌跡をたどってみました。もちろんChatGPTに聞いてです。(というか、半分くらい丸写しです)

自慢たらたら、詳しく説明してくれました。

 

1.一般公開されたのは2022年11月

それまでの検索エンジンは、質問 → Webページを探す → 人間が読んで自分でまとめる、という流れでした。
それに対して、ChatGPTは、質問 → AIが文章として回答する となったのですから画期的でした。
当時のユーザーの使い方は、「○○について教えて」「この文章を英語にして」といった、一問一答型の使い方が中心でした。
ただし、初期ChatGPTには現在から見るとかなり大きな弱点がありました。
・計算を間違える
・知識が古い
・最新ニュースを知らない
・もっともらしい嘘をつく、「分からない」と言わず、それらしい答えを作る
・長い文脈を維持するのが苦手
・複雑な指示に弱い
チャッピーちゃん、賢いんだけど、いい加減な性格の秘書でした。職場のマスコットとしては可愛かったのですが。

 

2.2023年には、レベルアップ

2023年にGPT-4が登場、論理的な問題の処理、プログラミング、長文読解、複雑な文書作成、専門的な質問などへの対応が大きく改善、指示にたいしてごまかさず、素直に従ってくれるようになりました。

今度の子は任せられる、となったわけです。

 

3.2023年後半、ブラウザの活用を覚えた

10月にはブラウジング機能が導入され、グーグルの向こうをはれるようになりました。

従来は、自分のアタマの中の知識を使って回答してくれていたのですが、必要に応じてWebを検索して、答えを見つけてくれるようになったわけです。

あの子賢いだけかと思ったら、お友だちのネットワークもすごいから、いろいろな情報集めてきてくるんだよね。

 

4.2023~2024年――画像を「読む」AIへ

画像処理ができるようになりました。

画像を理解して、文書で説明するなんて技もこなせるようになりました。

例えば、
・写真を説明する
・グラフを読む
・表を理解する
・手書き資料を読む
・スクリーンショットを解析する
・図を見て問題を解く
・プログラム画面のエラーを読む
といったことができるようになりました。

それまで、表なんかをテキストに打ち直して、GPTに処理してもらったのが、そのまま貼り付けるだけでよくなりました。

 

5.2024年――GPT-4oで「AIとの会話」そのものが変わる

2024年5月にGPT-4oが発表されました。

より高速化され、テキスト・音声・視覚を横断して扱うことができるようになり、リアルタイムで対話できるようになりました。

我々ユーザー側からみると、

・英会話の練習
・アイデア出し
・質問しながら学習
・作業中の相談
・子どもの勉強相手
・発音練習

など、めちゃ便利です。私も英会話の勉強にと、試してみましたが話題が続かず、挫折しましたが。

 

6.2024年――「記憶するAI」が登場

2024年4月からPlusユーザー向けにMemoryが提供されています。また2025年からは会話履歴も参照するようになりました。

これにより、質問者自身について覚えてくれていて、カスタマイズされた反応をするようになりました。

今まででしたら、質の高い回答を得るためには、例えば助平な高齢者むけの観光プランを作ってなどと、背景まで説明しなければなりませんでしたが、もう大丈夫、エッチで、おカネのないクソジジイってことが、お見通しの上で相手してくれます。

ちょっと怖い話ですが。

このメモリー、2026年になると、「古くなった情報」「関連性」「長期間にわたる文脈」を改善する仕組みまでできているそうです。

 

以下、若干繰り返し、宣伝臭がつよくなっていますが。

 

7.2024年――「計算が苦手」から「計算を道具に任せる」へ

最初に挙げた通り、計算によわかったのですが、計算ツールを使えるようになりました。

重要なことは、自分の能力を上げることでなく、ほかの道具を使いこなすようになるという、発想の転換です。人間もそうですよね、能力が高いだけでは課長止まり、人を使いこなせてこそ昇進できます。

 

8.2024~2025年――「ファイルを渡して仕事をさせる」

PDF、Excel、CSV、Word、画像などをアップロードして、読み込むだけでなく、分析、加工、更には、これらをもとに資料を作成できるようになりました。

 

9.2025年――「推論モデル」の登場で、考え方そのものが変わる

こうして、推論モデルの登場で、は単純に、大量の知識を持っているという方向から、答える前に問題をより長く考える方向になってきています。

10.「答えを知っているAI」から「問題を解くAI」へ

ここまでを整理すると、
初期:「答えを知っていますか?」

GPT-4時代:「かなり難しい問題にも答えられます」

推論モデル時代:「その問題をどう解けばよいか考えます」

ツール利用時代:「必要なら検索・計算・分析・画像処理を組み合わせて解きます」
という進化をしてきました。

 

11.2025年――「検索する」だけでなく「調査する」

さらにDeep Researchのような機能が登場しました。

調べて答えをだすだけでなく、調査方針を考え、複数サイトを比較、必要に応じて更に調査、整理して根拠を示してレポートを作るという、まさに人間がやっているとおりの作業をするようになりました。こうなると検索エンジンの域から調査員・リサーチアシスタントに昇格です。

 

これらに伴い、ユーザーとしても使い方が変わってきました。

 

◯「AIに何をさせるか」ではなく「AIに仕事を任せる」へ
以前は、作業単位で指示していました。
現在は、「このテーマについて調査して、競合を比較し、問題点を整理して、最後に提案書にして」という仕事単位で依頼できるようになってきました。
 

◯「プロンプト職人」が以前ほど必要なくなった
初期ChatGPTでは、「あなたは○○の専門家です。以下の条件を厳密に守り……」のような非常に長いプロンプトが流行しました。それが、「○○について初心者にも分かるように説明して」くらいでも相当な仕事ができるようになりました。
つまり、AIに命令する技術の重要性が少なくなり、AIに目的を説明する技術が重要になってきました。

 

◯ 対話を通じて精度をあげることができる

一発回答でなく、疑問や不足があれば投げ返せば、それを踏まえた新しいレポートを作るってくれます。私も、旅行プラン作成で、何回ともなくやりとりをしましたが、私の好みも掌握したうえで親身な回答をしてくれました。


◯ 時代ごとの使い方を要約すると (時代、AIへの頼み方、AIの位置づけ の順)
2022      質問する             賢いチャットボット
2023     質問+文章作成          AIアシスタント
2023後半    「調べて」            検索アシスタント
2024    画像・音声も渡す           マルチモーダルAI
2024    「覚えておいて」           個人アシスタント
2024~25    ファイルを渡す          データ分析者
2025    「よく考えて」            推論エンジン
2025    「調査してまとめて」         リサーチャー
2025~26    複数の作業をまとめて依頼     エージェント型AI

但し、本人によれば、以下の欠点はまだのこっているそうです。

・事実を間違える
・情報を取り違える
・微妙な計算ミス
・文脈の誤解
・複雑な指示の一部を落とす
・Web上の情報そのものが間違っている
・自信ありげに誤った推論をする、

 

特に、下から2番目の話、元ネタが間違っていれば、それを反映してしまいます。例えば一部の専制国家が、意図的に大量の誤情報をネットにながしているようなので、その国に都合の良い結果に導かれる可能性があります。


あ、一つ追加です。来たるべき進化、その12

 

12 有料化される

もう、AI依存症になっていますので、いまさらやめられません。毎月幾ばくかの利用料を払うことになります。

そして、その解約方法は、AIに聞かないとわかりにくいので、要らなくなっても、たとえば寝たきりになったり亡くなってしまっても、永久に口座から引き落とされます。

 

 

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タワゴトにお付き合いいただきありがとうございました。

明るいウソをモットーとしています。万一どなたかを傷つけるような内容があったらご指摘ください。

たまには旅行にいくようにしています。海外一人旅など記録を、「ついでにちょっと旅」に残していますのでよろしかったらご笑覧ください。

ネタに困った時のお助けマン「いろはかるた」の再登場です。

以前、6月29日に(あたまカラッポ対策その1)として「犬も歩けば棒に当たる」という記事を投稿して以来、あたまがカラッポでなかったわけではありませんが、今回が2回目。「ろ」です。

 

◯ 論より証拠

テレビなんかのコメンテーター、何でも専門家面する学者先生たち、番組進行のストーリーに沿って、制作側やスポンサーたちの顔色を伺いながら、ご高説を展開される。パワポかなんかでこしらえたパネルが大活躍しますが、これは「証拠」なんでしょうか。理系の分野では、エビデンスが厳格に問われますが、文系の世界ではこの辺が曖昧。信用して良いものやら。

 

その証拠ですが、画像の切り取りなんかは朝飯前、それどころか、AIが進歩したので全くニセの動画を作ることができるようになりました。そうなると、人を見て判断する? 親しい人や信用出来ると思っていた人だって、騙されている可能性もあります。

 

結局、自分が信じたいものを信じることにすることにしましょう。世界は広いですから、事実なんか色々あってもおかしくない。

 

◯ 論語読みの論語知らず

 

毎朝、お経をあげているんですが、これをしないと一日が始まらない。意味? そんなもの解るわけないじゃないですか。でも、リズミカルに唱えているとセロトニンがドバドバ、宗教学者たちは内容を論じているようですが、それでは法悦の世界に浸れませんよ。

 

経済学者って方々、書斎にこもってお勉強。これで経済がわかるんですから、すごいですね。

 

憲法学者っていう方たち。解釈を云々していて、何になるんでしょうね。実際には時代時代のニーズにあわせて、法理、もともとの理念に照らし合わせて解釈、運用してきました。今でも自衛隊が違憲という人もおられますが、そりゃ、字句どおりに解釈すれば、合法なわけない。でもね。

 

◯ 60の三つ子

 

産児制限なんか、普及していなかった頃の話で、還暦過ぎたのよりによって三つ子が産まれちゃった、なんて話ではありません。

そうならお目出度い話で、精力絶倫、まだまだ元気、90になったら子どもは30、まだまだ行ける。

そうじゃなくて、三つ子とは三歳児のことのようです。

人間、年をとって還暦(60歳)を過ぎると、人生経験豊富、人格も練れてきて、知恵の塊、本人たちはそう思っていますが、周りの目は違います。無邪気になるなら良いですが、わがままいっぱい、聞き分けがなくなる人が多い。

 

「七十の三つ子」「八十の三つ子」なんて言い方もあるようで、今どき、定年も65の会社も多く、まだまだ現役、ここは一つおまけして「七十の三つ子」にしておきましょうか。

70になると、知力、体力、気力とも確実に衰えています。個人差はあるし、経験値は豊富、欠けるところがあってもそこは人生のベテラン、糊塗するのに長けていますから、それなりに仕事はこなせます。でも、よく観察して「三つ子」部分をみつけて、本人はもとより、周囲はそれに応じた対応を取るのが得策です。株式投資するときなんか、トップの年齢が高い会社は、今どんなによくても売りですよ。

 

政治の世界では、トランプさんは80歳、習近平さん、プーチンさんは73歳。

バイデンさん(1942年産まれ、現在83歳)が大統領だった時、なにかとボケ症状が目立ち、核のボタンを委ねて大丈夫かなんて声がきかれましたが、大丈夫、暗証番号を忘れている、なんて声がありました。現職についても、2月にロイター通信などがやった世論調査でアメリカ人の61%が「加齢に伴い不安定になっている」と回答しているようです。加齢前からだと思いますが。

幸い、中国やロシア国内からは、首脳を称賛する声以外は一切聞こえてきません。二人の行いは常に正しい。

 

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タワゴトにお付き合いいただきありがとうございました。

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