一日のうちで一番緊張してストレスがあるのが、朝晩の血圧を測る時。深呼吸して気分を落ち着けて計測、数字が悪ければ図り直し、記録してやっと一日が始まる、あるいは床につく、そんな毎日です。
概ね元気なのですが、高齢者のご多分に漏れず毎月医者通いをしています。医者に行ったからと言って、どれだけご利益があるのかわかりませんが、まあ、普段のお付き合いも大事、それに医者や製薬会社が破産して医療崩壊しては困ります。
定期的に通院しているのは、高血圧症、1-2時間待った挙げく、ちょっとお話して、処方箋を頂くだけですが、いっぺんに沢山くれないので、毎月行かざるを得ません。
日本の高血圧患者数は推定で4300万人、50代では男性40%、女性20%、これが年齢が上がるにつれて、60代50%/40%、70代以上65%/70%と比率が高くなっています。70代以上になると女性の比率が高まるっていうのはなぜでしょうね。厄介なパートナーが家にいるからではと思っています。
でも、半分以上が「病気」だなんて、適正値って何なのかと思ってしまいます。普通とくらべておかしいから病気だと思うのに、これじゃむしろ基準値以下が異常で、フラつきなどの病気をかかえているんじゃないかな。
こうしたシロウト考えだけでなく、一部の医者の中では医者が儲けるために作った病気だと揶揄する人もいますが、そうは言っても高血圧が怖い病気を招くのは確か、と言って数値が上がって薬を増やされるのはいやですので、お医者様のご指導に沿って、マジメに薬を飲み、塩分を控え、ウォーキングに励んでいます。
敵を知れば百戦危うからずとはいきませんが、負けが少なくて済みそうなので、詳しく調べてみました。
まず、何が血圧を押し上げるかですが、
・体液貯蔵型 塩分が多いと血液が水膨れし圧力が増えるもので、対策としては利尿剤が有効。
・血管変化型 動脈硬化によるもので、血管を柔らかくしたり拡張させる対策が必要。
・内分泌・電解質型 アドレナリンやドーパミンが乱れるものです。
・併存疾患型 心筋梗塞や狭心症、脳卒中によるもの。
なんてパターンがあると言われています。
高血圧にはいくつかのタイプがあるのだそうです。原因による分類では、一般的には大きく、本態性高血圧と、二次性高血圧というものがありますが、二次性高血圧とは、他の特定の病気や、服用している薬の副作用が原因で血圧が上がるタイプで、さまざまなものがありますので、以下に詳しく分類してみました。
① 本態性高血圧(最も多いタイプ)
これは明確なひとつの病気が原因ではなく、遺伝的な体質に生活習慣の乱れが重なって起こる、最も一般的な高血圧です。
□原因:遺伝+生活習慣(塩分、肥満、ストレス、運動不足、喫煙、過度の飲酒など)が複合したもので、患者の約9割がこのタイプ
□薬の例(一般的に使われる種類):
・ARB(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬)
・ACE阻害薬
・カルシウム拮抗薬
・利尿薬
・β遮断薬(心臓の負担がある場合など)
□薬に頼らない対策
・塩分を1日6g未満に抑える
・体重を適正にする(特に内臓脂肪)
・有酸素運動(1日30分程度のウォーキング)
・アルコールを控える
・カリウムを多く含む食品(野菜・果物)
・ストレス管理・睡眠改善
② 腎臓が原因の高血圧(腎実質性高血圧)
□原因:慢性腎臓病、腎炎、糖尿病腎症など
□薬の例
・ACE阻害薬・ARB(腎臓を保護する目的でよく使われる)
・利尿薬
・カルシウム拮抗薬
□薬に頼らない対策
・塩分制限は特に重要
・たんぱく質の摂りすぎに注意(腎臓に負担)
・血糖管理(糖尿病がある場合)
・適度な運動
・腎臓に負担をかける薬(NSAIDsなど)を避ける相談を医師と行う
③ 腎血管性高血圧(腎動脈の狭窄)
□原因:腎動脈が狭くなり血流が減ることで血圧が上がるもの。比較的まれだが、治療方針が大きく変わる。
□薬の例
・ACE阻害薬・ARB(ただし腎動脈狭窄が両側の場合は慎重に使用)
・カルシウム拮抗薬
・利尿薬
□薬に頼らない対策
・動脈硬化対策(禁煙、脂質管理、運動)
・食事の改善(塩分・脂質を控える)
・場合によっては血管を広げるカテーテル治療(ステント)
④ 内分泌性高血圧(ホルモン異常)
□原因:副腎や甲状腺などのホルモン異常
例えば、原発性アルドステロン症、クッシング症候群、甲状腺機能亢進症、褐色細胞腫
□薬の例(原因に応じて大きく異なる)
・アルドステロン症 → アルドステロン拮抗薬
・甲状腺異常 → 甲状腺ホルモンを調整する治療
・褐色細胞腫 → α遮断薬(手術前に使うことが多い)
このタイプは原因治療(手術・ホルモン治療)が最優先で、生活改善は補助的な役割
⑤ 睡眠時無呼吸症候群(SAS)による高血圧
□原因:睡眠中の無呼吸で交感神経が過剰に働く
□薬の例 一般的な降圧薬を使うが、根本治療は別
□薬に頼らない対策(こちらが主役)
・CPAP(持続陽圧呼吸療法)
・減量
・寝る姿勢の工夫
・アルコールを控える
⑥ 薬剤性高血圧
□原因:ステロイド、漢方の甘草(グリチルリチン)、ピル、NSAIDs(痛み止め)など
など
□対処
・原因薬の調整・中止を医師と相談
・必要に応じて一般的な降圧薬を併用
□薬に頼らない対策
・原因薬を見直すことが最重
要するに
・本態性 → 生活改善+一般的な降圧薬
・腎臓が原因 → 腎保護を重視
・腎動脈狭窄 → 血管治療が必要なことも
・ホルモン異常 → 原因治療が中心
・睡眠時無呼吸 → CPAPが最も効果的
・薬剤性 → 原因薬の見直し
ということですね。投薬治療はお医者さんに従うこととして、とりあえず、本態性対策を心がけましょう。
なお、そのほか、仮面高血圧という言葉と、白衣高血圧という言葉を聞きます。
仮面高血圧は、病院で測ると正常(140/90 mmHg未満)なのに、自宅や職場で測ると高いタイプです。病院では正常の「仮面」をかぶっているため見落とされやすく、気づかないうちに血管に負担がかかるため危険視されています。これには、早朝に高くなる「早朝高血圧」や、ストレスで仕事中に高くなる「職場高血圧」が含まれます。原因は、早朝の冷え込みや、夜間の自律神経の切り替え不調、過労やストレスがあげられ、測定方法の工夫やリラックスが対応策となります。
白衣高血圧は、仮面高血圧とは逆で、自宅では正常なのに、病院で医療従事者(白衣)を前に緊張して血圧が上がってしまうタイプです。これは気の小さい人ですね。自己暗示をかけたり、看護師さんと仲良くしたら良いかな。
さて、実際にもいろいろやってみましたが、血圧ってそう簡単には下がりません。何しろ7割が「患者」なんですから。それで無理に下げたら下がったで、免疫力が低下するなど、副作用もありそう。
高血圧がもたらす最大のリスクは、血管に圧力がかかり続けることで弾力性が失われ、硬くなる「動脈硬化」です。これが進むと、脳梗塞や心筋梗塞といった命に関わる重篤な事態を招きかねません。要は脳梗塞や心筋梗塞など死に至る重篤な病を招かないための方策があれば、多少血圧が高くても良いのでは。
そういうことで、血管の柔軟性を保つ、血管を拡張させて血流をスムーズにするための、日々の食事と運動の改善策を挙げてみました。これが一番肝心(ここは肝腎かな)なんじゃないかな。
1. 血管を柔軟にし、広げるための食事
① 血管を広げる成分を摂る
・EPA・DHA(青魚)は血液をサラサラにするだけでなく、血管の細胞膜を柔らかくし、血管を拡張させる働きがあります。サバ、イワシ、サンマなどの青魚に豊富に含まれています。
・トマトのリコピン、ブロッコリーやカボチャには、抗酸化物質であるビタミンC・Eが多く含まれており、血管の老化(酸化)を防ぎ、しなやかさを保ちます。
② 血管を拡張させるNO(一酸化窒素)」を増やす食材
・ 大豆製品(豆腐・納豆)、ナッツ類、スイカなどに多く含まれるアミノ酸(L-アルギニン、L-シトルリン)は体内でNOの産生を促します。
③ 余分な塩分(ナトリウム)を追い出す
適量のカリウムを摂ります。 ほうれん草、小松菜などの野菜、バナナ、キノコ類、海藻に多く含まれます。塩分を尿と一緒に体外へ排出してくれるため、血管への負担を直接減らせます。
2. 血管の柔軟性を取り戻す運動をする
運動をすると、血流が速くなる刺激で血管の内皮細胞からNO(一酸化窒素)がじわじわと分泌され、血管が自然と広がります。
① 最も効果的なのは「有酸素運動」
ウォーキング(速歩)、軽いジョギング、水泳、サイクリングと言った定期的な有酸素運動は、血管のストレッチになります。
目安は1日30分以上、または週に計150分以上。うっすら汗をかく程度の「ややきつい」と感じる強さがベストです。10分×3回のように小分けにしても効果は変わりません。
② 新たに注目されだしたのが、NO(一酸化窒素)を出す体操
・ハンドグリップ法(等尺性手掌握力運動)。タオルの巻いたもの(または専用の器具)を、全力の30%くらいの力で2分間握り、1分間緩める。これを左右2回ずつ行います。「力を抜いた瞬間」に血流が急に再開し、血管からNOが大量に分泌されて血管が広がります。
・ふくらはぎの「かかと上げ下げ」も有効です。第二の心臓と呼ばれるふくらはぎを動かすことで、下半身の滞った血液を効率よく心臓へ戻し、全体の血流を促します。
ただ、どれだけ食事や運動に気を使っていても、一瞬の急激な血圧上昇が血管のパンクを招くことがあります。
・冬場のヒートショック: 暖かい部屋から寒い脱衣所・浴室へ移動した時の温度差で血圧が乱高下します。脱衣所を暖める、お風呂の温度は40度以下にするなどの対策が必須です。
・いきみ(排便、重い荷物): トイレで強く息を止めると、血圧が数十mmHgも急上昇します。便秘の改善や、力む動作を避けることが大切です。
・過度な筋トレ: 息を止めて重いダンベルを持ち上げるような筋トレは、一時的に血圧を危険な域まで高めるため、高血圧傾向にある方は避けるか、負荷を軽くしてください。
出来るだけ薬は飲まずに、楽して、うまもの食べて、気楽にやって、やばい病気は避けたいな、そういう思いで「高血圧攻略法」を長々とメモしてしまいました。
いやー、沢山ありますね。覚えきれない。いろいろ対策をとっていくと、ストレスが増えそう。時々報道されるメーカーさんの品質不正行為、やった人の気持ちがわかります。血圧計に細工したくなりました。
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タワゴトにお付き合いいただきありがとうございました。
明るいウソをモットーとしています。万一どなたかを傷つけるような内容があったらご指摘ください。
たまには旅行にいくようにしています。海外一人旅など記録を、「ついでにちょっと旅」に残していますのでよろしかったらご笑覧ください。