6月5日は環境の日です。 1972年6月5日からストックホルムで開催された「国連人間環境会議」を記念して定められたもので、 国連では日本の提案を受けてこの日を「世界環境デー」と定めており、日本では「環境基本法」で正式に「環境の日」と定めています。

 

環境を大事にしようとか地球に優しくなんて誰も異存のない話ですが、どこまで本気か疑わしいものも多いようで、なかには太陽光パネルみたいに利権絡みかと思われる怪しいものもあったりします。

個人レベルでも口先だけでなく、どこまで自分の行動に結びつけているか疑問ですね。エコバックつかうから良いってもんじゃないし。

 

こういうエセ環境保護者や言うだけ環境保護者がいる一方、環境原理主義者もいます。環境悪化の元凶は人間の経済活動だと言って、自動車に乗るなとか、極端な話、人間の数を減らせとか言ったりして。

 

私思うに、なぜ環境保護が大事かっていうと、人間が豊かな暮らしを末永く続けるためには環境負荷を減らさねばというのが原点、言い換えれば、人間が長期的に地球環境をむさぼるために、環境を大事にしていこうということなのに、この辺を履き違えてはいけないと思うのですが、昨今のあまりにひどい環境悪化により、環境原理主義の勢いが増しております。

 

そういうことで、今年の「環境の日」は、世界的に人間が経済活動を極小化して、環境負荷を極小化しようということになりました。

環境負荷の少ない生活様式というと江戸時代の生活や、米国のアーミッシュ( 移民当時のシンプルな生活様式を保持し、農耕や牧畜によって自給自足生活をしている集団)を思い浮かべますが、そんな生易しいものではなく、1日だけでも良いから、徹底的に文明を断ち切ろうというものです。

当日は、一切の仕事、学校は禁止です。警察や消防、病院もです。電気もガス供給も水道も止まります。原子炉など止められないもの以外は一切のものが止まります。交通機関も止まりますし、個人の自動車利用も禁止です。国際的にも停戦が行われます。

交通事故の心配は大幅に減りますが、この日、急病になったら助からないものだと覚悟してください。人命より地球環境が優先です。カザやウクライナの人のこと思えば、諦めがつきますよね。

 

朝からやることがない。スマホもテレビもない。外出してもコンビニはしまっているし、電車は動いていない。公園でボォーッとしているしかない。子どもと犬だけが大喜びしていました。家に帰っても冷蔵庫は電気が来ないから開けるわけにはいかない、前の日に買いだめておいたツマミを片手にぬるくなったビールを飲むだけ。トイレは水がないので、回数を減らして、ためておいた水で流すしかない。暗くなったら寝るだけ。

夜、退屈に耐えかねて外にでてみたら、星がきれいでした。不便極まりない一日でしたが、それなりに過ごせました。なんとかなるものです。

なんだか来年の6月5日が楽しみになってきました。

 

 

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