週末、郊外に行ってきました。いいですね、新緑が眩しく、随所でウグイスの声を耳にしました。
ウグイスは早春、梅の花の咲く頃に鳴き声が聞かれるようになります。この時期、まだ練習中で、ホーホケキョとはいかず、ホー、ホーホケッ、とか ホーホーホーケチョとか、ヘタッピーなのが可愛らしい。ぐぜり鳴きというのだそうで、本当の新米さんも、何年目かのベテランさんも、この時期、練習に励みます。
2月の下旬から3月にかけて鳴き始めるので、暖かい地方から移ってくるとか、山から里に下りてくると思っていましたが、これは間違いで1年をとおしてあまり移動はしないのだそうです。
ウグイスの鳴き方には、
「さえずり」…”ホーホケキョ”=オスがメスに対する求愛と縄張り主張
「地鳴き」…”チャッチャッ ジャジャ”=仲間同士のコミュニケーション
「谷渡り」…”ケッキョ、ケッキョ チッ チッチョチッチョ”=警戒の鳴き方
の3種類があって、求愛の唄ホーホケキョは盛りのつく2・3月から7月半ばぐらいにしか聞かれず、ウグイスがいてもまるでいないかのように見えるから、そのように勘違いするというわけです。
ということで、ウグイスといえばホーホケキョですが、でもこれはオスだけで、しかも春から夏の初めのみということ。
え、夏休みでもホーホケキョってないていますよって?
でも、これは悲しい話なんです。ウグイスは一夫多妻制、モテるやつは沢山のメスに思いを遂げる一方で、パートナーにありつけないオスも出てきます。
鳴いても鳴いてもメスがきてくれない可哀想なオスが、真夏になっても汗をたらしながらホーホケキョと虚しく謳っているというわけです。
身につまされます、話が暗くなりました。
気分を晴らすために、カラオケに行って思いっきり演歌歌ってきましょう。
オヤジばかり集まって、やけ酒のみながら。
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