去年のいま頃(2023年5月8日)にも、需給に応じて頻繁に価格を変動させるダイナミックプライシング(変動料金制)について投稿しました。
最近、こんなニュースが発表されました。
政府は高速道路の渋滞緩和のために料金を特定の時間帯などで変える「ロードプライシング」を2025年度から順次、全国で本格的に導入する方向で協議を初めたというものです。
え、前から夜間割引とかあったんじゃない?と思いましたが、渋滞が起きそうな区間で上げ下げし、交通量を調整するというもののようでアクアラインではすでに社会実験を実施中だとのことです。
Nexco中日本では、政府の「検討」なんか待っていられない、ということで、独自に割引・割増制度をスタートさせました。
これは、あらかじめ時間帯をきめておくものではなく、一歩進んでその時々の利用状況に応じて料金を変動させるもので、例えば、東京ー豊川間は所要時間約2時間30分で通常料金6170円ですが、途中の区間ごとで混雑状況に応じて料金が変動することになります。
変動幅は簡略化のため、A(5割増)、B(3割増)、C(標準)、D(3割引)、E(5割引)の5パターンとなっており、休日割引、夜間割引は廃止となります。
料金はネットでも公開され一部のカーナビでは表示されるとともに、料金所の入口に表示されますので、ドライバーはこれを見てルートを変更したり、場合によっては旅行をあきらめたりすることになります。
5月7日のGWあけから実施してのですが、これまでの評判はあまりかんばしくありません。
ー こちとら仕事で走っているんだ、勝手に値上げしやがって、高くなったからってやめるわけにいかないんだ。
ー 時間がかかるのに高くなるって、逆だろ、おかしくないかい?
― 一般道の渋滞が輪をかけてひどくなった。迷惑以外の何物でもない。
ー 5割引きなんかになったもんだから、用もないのに高速を猛スピードで走る輩がでて危なくて仕方ない。
ー 値段がくるくる変わるんで、気になって安全運転できない。
きわめつけは、これ。
ー 料金所で値段見て引き返すやつが続出、逆走車が多くて危なくて仕方ない。
ま、あまり高速つかわない私にはどうでもよいのですが、一般道の渋滞はどうしてくれるんでしょうね。ETCなんで、課金に便利な仕組みがあるだけに、そのうち一般道でも金取られるんじゃないかと心配。そのうちには、歩行者もマイナカードかなんかで、通行料取られる時代が来る?
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タワゴトにお付き合いいただきありがとうございました。
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たまには旅行にいくようにしています。海外一人旅など記録を、「ついでにちょっと旅」に残していますのでよろしかったらご笑覧ください。