ゴールデンウイークも前半は終了ですね。

もう、5月か。 早いですねぇ。

 

 

 

先回作製したTPA3255を使ったアンプの試験を紹介しまたが

今日も、その続きです。

 

先回最大出力を測定しましたが、結果をもう少し詳しく説明すると

 

Lch 最大出力14.4V(4Ω)51.8W 入力電圧200mV  利得37.1dB

Rch 最大出力14.6V(4Ω) 53.2W   同じ       利得37.2dB

 

の結果となりました。 

 

歪み率を測定しながらではないのでかなりアバウトとは思います。

 

 

 

3)周波数特性測定

 

 

下のグラフが測定したデーターです。 

一応 10Hz~30KHzまでを測定しました。

 

10KHz以上を細かく(1KHz単位で)測定したので、ギザキザになっていますが

これは、測定誤差もあると思われます。

 

もともとの、この基板の周波数特性は20Hz~20KHzとされていますが

偏差については具体的には記載されていません。

 

測定結果から見ると、偏差は1.5dB以内でしたので問題ないと考えます。

また、左右のチャンネルの偏差も問題ないものでした。

 

 

このアンプ基板は、結構利得が大きく(約37dB)

入力信号レベルが200mVで最大出力が得られてしまいますので

実際の使用では、やはりボリュームを絞ってに使用になると思います。

 

 

 

このアンプを実際に使用した問題点

 

 

 

 なんだこれは!!

 

 

 その1) 入力の表示が右、左が逆になっている

     基板の入力端子の表示通り(ソケットであるが) 配線すると

     出力が、右、左逆になって出くる。

 

     何度、見直しても基板の間違いしか考えられない。

     最終的には、入力ボリュームで入れ替えて対応した・・・

 

更に酷いことが!!

 

その2) Lch の出力の位相が逆になっている。

     つまり、出力のプラスとマイナスが逆になっている。

 

    その1)の時も、箱を被せ仕上げた段階だったのでまた、箱を開け

    シャーシのネジをずべて外しての作業となり面倒だったが

    残念なことに、配線をやり替えて元に戻し再度視聴するまで

    次のその2)の問題に気が付かなかった。

    しばらく色々な曲を聴くが、なんとなく左チャンネルからの

    音量が小さいことに気がついた。

 

    ひょっとしてと思い、出力の極性を入れ替えると音量が戻った。

 

    

 

 

この2つの問題は、 プリント基板を作るときの表示の間違いだと思うが

どんなテストをしているだろう。

何度、見直しても配線のミスは無い。 しっかりと試験しているのか?

 

 

 

もともとの、回路設計はテキサスインスツルメンツが発表しているものを

ほぼそのまま使っているようなので、印刷表示が間違えたとしか

思えない。

 

 

これが、中華製のレベルなんのだろう。

 

段々と中華の技術レベルも上がって来ているが、彼らは自分たちの

作ったモノをしっかりと試験して出しているのかと疑いたくなる。

 

 

まだ、まだこんなレベルの商品が出てくると中華製の商品の安かろ悪かろう

イメージはまだまだ付いて回る。

 

しかし

 

このアンプ基板は問題が多かったが

それでも音を聴くとデジタルアンプならではの音が聞こえる。

 

 

それは、解像度だと思う。 

特にライブ演奏で観客の声と楽器の煌めきが音としてでると、立体感が素晴らしい。

そして、簡単な電源で高出力が得られる。

 

ノイズは、実際耳には聞こえないので無視しするしかない。

 

 

アナログアンプでは、0.2Vの雑音など考えられないが・・・

 

 

 

 

 

 

本日もご覧頂きありがとうございました。