今日の福岡は
時折 陽が差すような空模様でしたが気温は12°と結構寒い一日でした。
テキサスインスツルメンツのICチップ(TPA3255)を載せた基盤を使って
デジタルアンプを作っています。
(と言うか、電源を追加するだけで片チャンネル300Wもの大出力が
得られるアンプですので、本当に作るのはケース・・・
シャーシだけなんですが) 笑い
というこで、今日もシャーシ作製の状況説明です。
下の写真の様な
1.5mm厚のアルミ板(400✕300mm)を使ってシャーシを作っていますが、
HOZANのK-130というアルミ板を曲げる折り曲げ機を使って
下の写真の様な上下の枠を作製しました。
長さが360mmと長いので折り曲げるのにかなりの力が必要です。
今日は、この折り曲げ機を使い箱型の蓋を作ります。
まず、アルミ板から蓋の切り出し
これを折り曲げて蓋となる部分を作ります。
HOZANのK-130 という折り曲げ機は、一般的に市販されている
折り曲げ機と違って箱が簡単に作れます。
まず、2辺を折り曲げて
次に 折り曲げた2辺が折り曲げ機に空いたスリット(隙間)に合うように
位置を合わせます。
スリットは、間隔がそれぞれ違い11個あります。
それを2辺繰り返せば良いだけです。
90°の角度になるように調整しながら、何回かハンドルを上げて押し付けて
行きます。
出来上がりがこちら
始めて使用しましたが、
簡単に箱を作る事が出来ました。
(かなりの精度です。)
この折り曲げ機 使い勝手が気に入りましたのでもう少し説明をいたします。
HOZANの回し者(斡旋業者)ではないのですが・・・・笑い
まず、折曲げ出来る板の厚さ 鉄板0.6mm以下 アルミ板1.5mm以下
となっていて業務用には適さないかも・・・
これ以上厚くなると人力では難しいですね。
折り曲げ出来る寸法は、
コの字型、箱型によって違います。
但し、Cはスリット(ミゾ)の幅が決まっていますので条件があります。
10~50mm までは5mm単位 60mm~以上は10mm単位
しかし、
140、160、240、250、260、310、330、360、370mmは、出来ません。
それはミゾの間隔が決まっているからで次の様になります。
上記の寸法に適応する組み合わせがありません。
ミゾの選択方法ですが、
例えば、270mmの長さ(幅は30mm以下)の箱を作るとすると
270の数字が存在するミゾ番号③と⑧の間に入るようにセットします。
もう一つ使用上の注意点
板厚によって折曲げの位置を調整する仕様で
上図の左右の締め付けネジ(ハンドル)の下に厚み調整用のリングがあり
曲げる板の厚さに応じてミゾの空いた押さえ板をずらす様になっています。
折り曲げる板の厚さと同じ端切れを使って調整すると簡単です。
折曲げる時は
上の図の様にケガキ線を押さえ刃の先端に合わせます。
刃が線の上に乗るようにすればOKです。
今現在市販されている商品は、かなり使い勝手が改善されていて
また、押さえ刃の番号も数えないとわからなかったものが
曲げの幅が分かるように印字されています。
今回は、シャーシ加工の状況と言うよは商品説明になってしまいました。
一般の方が使われることは、まず無いと想うのですが
アルミ板の曲げ加工をやってみたい方、必要に迫られている方
などは、非常に便利な工作機械です。