過日、友人の紹介で母校の付属高校の学園祭に招待され行ってきました。

 

母校を卒業して50年近くなりますが、その間残念ながら

その間一度も

訪問したことがありません。

 

同じ県内にいながら行く機会がありませんでした。

 

 

 

友人の誘いで、新しくなっている母校を見に行くと

 

卒業時は、この建物の位置に1号館といって学生課があった建物が

ありましたが   その姿はありません。

 

いつ頃、建て変わったかわかりませんが、随分とモダンな建物に変わっていました。

 

 

手前の池は、当時もあり「おとめが池」と言われていましたが、いまでも

健在でした。

 

学校全体は見られませんでしたが、建物の数は増えていました。

 

 

昔、付属高校があった建物は取り壊されて新しい校舎が

 

今回は、高校の学園祭ということも有り、多くの方が

来校されていました。

 

昔から活動が活発だったブラスバンド部の演奏会です。

 

 

私が通っていた頃は、私立で経営が悪化し

大学、高校も荒んだ状態で多かった生徒数も激減

 

しかし、その後

 

様々な改革に取り組み今では、高校の生徒数も

2000人を超すまで復活しているとのこと。

 

 

何よりは、学園祭の中で見た生徒さん

たちの笑顔が素晴らしかった。

 

 

昔あった髪型や服装を細かく決めた校則も

なくなり、自由になったとか

 

 

自由の中に、自分自身を律して行く

校風が身に付いていくならなによりです。

 

 

 

そんな中で、プレゼンをしている一人の生徒さんに会いました。

 

 

このプレゼンは、

今のエレベーターが垂直方向にしか行けないのに対し

水平方向へも移動出来るようにしたモデルです。

 

 

 

行き階のボタンを選択すると、エレバーターのドアが閉じ

行き先階を表示、更に進行方向(垂直、水平)を表し、ドアの開閉を

示すようになっています。

 

 

このモデルを自分で一人で考え、形にしてプレゼンしているのです。

 

 

 

更に、彼はこんなモノを見せてくれました。

 

彼が中学2年の時に作った「からくり箱」です。

 

 

動画で動きを見て下さい。

 

 

 

10通りもある小箱を開けていく工程が素晴らしい。

 

 

立体の中で組合せを考えたことは、とても中学2年の少年が

考えたをは思えません。

 

 

そんな彼は、こんなモノも作っていました。

 

下のグローブを手に装着し、それを動かすと左の立ち上がっている

黒い手がその動きをするというものです。

 

すでに、この手のモノは見慣れた製作物かも

分かりませんが、彼が凄いのは

 

装着するグローブの部分の圧力センサーを

自分で作ったということです。

 

ネットで圧力センサーの仕組みを見て

作ったと言っていましたが・・・凄い

 

 

近くにおられた担当の先生曰く

 

この手の動きを作るように課題で生徒さんに出されたとのこと。

しかし、それは指1本でしたと言われました。

 

彼は、その課題に対し、手の動き全部を作ってしまったのです。

もちろん制御プログラムも含め。

 

 

彼が言っていました。

 

中学の頃は、「からくり箱」を作ることしか出来なかぅたけれど

 

今は

「 JetProjectの支援を受けて、金銭的、及び様々な

工具を使うことが出来「マルチエレベーター」を作る

ことが出来るようになりました。」と

 

 

学校がこのような発想の出来る生徒たちを支援して

その能力を伸ばす様に指導している

これも素晴らしいことだと思います。

 

 

我国では、今モノを作るという文化が無くなりかけています。

 

日本の科学技術を底支えしていたのは、

子供の頃から何かを作るという文化ではかったのでなかったのでしょうか。

 

 

 

それを支える、伸ばす教育が出来ている母校の

付属高校と頑張る彼にエールを送ります。