オーディオ用の音量調整を目的に橋絡T型アッテネーターを作りました。
完成後のデーター測定です。
1.減衰特性を測定
発振器と入出力にACボルトメータを接続して測定します。
年期が入った(未校正な)機器ですので完全な測定は無理だと思いますが
1) -20dB回路
L,Rチャンネルとも目標減衰量に対し -0.2,-0.3dB差ですがらまずまずの値。
2) -40dB回路
スイッチの回転位置と理論減衰量、その偏差のグラフです。
青が理論減衰量、赤が測定値 黒が偏差です。
偏差は、右側の値ですが、0~-40dBで0.5dB以内です。 周波数は1KHz
次にRchの値です。
Rchも偏差は、05dB以内に収まっています。
左右の差をみてみます。
左右の偏差は ±0.2dB以内に収まっています。
3. 10KHz 減衰量と偏差
10KHzにおける左右の減衰量と偏差を確認しました。
10Kにおいても良好な数値で偏差は、1ポイントだけ02dBを超え028と
なりましたが、高域の特性も問題無いようです。
2 各チャンネルクロストーク
クロスロークは高域に表れやすいので、10KHzで測定します。
スイッチを回して減衰を0近くするほどクロストーク量が増えています。
ただ、減衰0dBの時でも-84dBは確保されているので問題ない数値だと思います。
さて、実際に音を聴いてみましょう。
このアッテネーターは、下の図の様な位置に入れ、パワーアンプの音量ボリュームは
最大使用します。
まず、最初に気がつくのが、以前よりSNが良くなったように感じます。
そして、何か全体がスッキリとした透明感のある音になりました。
当初の目的だった小音量でのバランスの偏りは全く感じませんし、ハム音とか雑音も
幸いありません。
もっとも、-60dBの減衰量では、パワーアンプの音量ボリュームが最大なら、漏れて聞こえてしまいます。
構成的には-30dBの1段目と-40dBの2段の計-70dBのほうが良いと思われます。
しかし、実際はパワーアンプのボリュームを少し絞れば問題ありません。
今回は、抵抗によるアッテネーターの自作となりましたが、将来的にはトランス式のアッテネーターを先輩方にならって製作してみたいと思います。







