年末も押し迫った12月26日
2ヶ月近く待った8cmの青パーク(DCU-F103W)が配達されてきました。
正月休みも終り皆さん仕事も本格始動。
私のスピーカー作りもそろそろ開始しなくては。 ということで
今回の、ユニットの8cm青パークの特性は、以前UPしましたが
そのT/Sパラメータを使って、エンクロージャー(箱)の設計をします。
今回の、ユニットも8cmと小型なのですが、先回製作した、SCAN SPEAKの5cmユニットとの比較をしたいと考え、同じバスレフタイプの箱にすることにします。
前回の75°傾斜した菱形(側面)の箱も、結構気に入っているので、この流れでもう一つ。
製作してみることに。 写真左 青パーク DCU-F103W
右 SCAN SPEAK 5F/8422T03
このユニットのT/Sパラメータは
Fo:69.8Hz Mms2.993g Qts:0.419 Vas:2.397L BL:3.856TM
a :31mm
1.箱の大きさ(容積)は?
バスレフで使う時の必要となる箱の容積は、次の式で求められます。
求める容積をVbとすると
Vb = Vas / α ・・・・・ (1式)
ここでαは、バスレフの設計をする時に
使用す『ラウドスピーカー デザイン クック』
にある定数表を参照します。
αは、Qtsの値から、上の定数表(実際は雑誌「Stereo」2012/8月号 P82)を参照し
求めます。
今回、Qts=0.419ですので α=0.9113になります。
(1式)に数値を代入すると Vb = 0.419/0.9113 = 2.63 L
2.ダクト共振周波数は?
この容積の時の、バスレフのダクトの共振周波数は 次の式で求められます。
求める周波数を fbとすると
fb = H × fs ・・・・ (2式)
ここでfs=Fo 又Hの値は、上記定数表より
求めます。
Hは、Qts0.419の値から H = 0.9662 となりこれを (2式)に代入して、求めると
fb = 0.9662 × 69.8 =67.4 Hz
3.低音の再生限界は?
低音の再生限界周波数を f3とすると
f3 = (f3/fo) / fo ・・・・(3式)
ここで、(f3/fo)も上記定数表で求められる
(Qtsの値から求める。)
すると、 f3 = 0.9373 × 69.8 = 65.4Hz となります。
4.ダクトの開口面積は?
ダクトの開口面積は、大雑把に見ると実効振動板面積Sd の1/5~2/3程度で
今回は、1/3 とし その時の開口面積をSvとすろと
Sv =1/3 × Sd ・・・・(4式)
ここでSd=πa2 であるから
Sv = 1/3 × (3.14×3.1×3.1) = 10.05cm2
5.ダクトの長さは?
ダクトの長さをLvとすると
Lv = ( 30000 × Sv )/ (fb2 ×Vb) -0.825×√Sv ・・・・(4式)
この4式に Sv:10.05 fb:67.4 Vb:2.63 を代入すると
Lv = (30000×10.35)/(67.4×67.4×2.63) - 0.825×√10.05
= 25.99 - 2.615 =23.37cm
Sd 10.05なる開口面積は、 縦1.2cm × 横8.4cm の時
Sd = 10.08 cm2 となる。
よってこの四角の面積で、長さが23cmのダクトを作ればよいことになる、
上記の内容を考えて、箱の図面を作製します。
これは、5cmのScanSpeakの箱とまったく75°傾斜のデザインで容積を先ほどの
計算式の値に近い物にしております。
(中のダクトの容積分を加味して、計算しています)
但し、この箱ではダクトの長さが取れないので途中でまげて長さをかせいでいます。
厳密のやるとダクトの長さは23cmでスピーカーの裏あたりまできてしまうので
5cmほど短いです。 ・・・・どうなることやら?

