今日は、変な天気で朝晴れたと思ったらお昼過ぎにはものすごいどしゃ降り。
夕方には、雨は上がりました。
来週の月曜頃には、九州北部は梅雨明けするらしいです。
かなり遅くなりましたが、「マルチエンクロージャーの測定」の最終報告です。
(写真はダブルダブルバスレフ:WWバスレフ になります。)
先回は、開放型と密閉型のインピーダンス特性からスピーカーの製作に必要な
f0 (最低共振周波数) Q0 (共振鋭度) m0 (実効質量)を求めました。
本来なら、この数値を使って各種の箱と作り出さないといけないのですが、
全くのお遊びの世界ですから、自分の好き勝手にやっています。
参考にならないでごめんなさい。 (;^_^A
ということで、今回は、上の箱で出来る4つのパターンのエンクロージャーの比較をしてみます。
各箱の周波数特性を測定してみました。
1. まず、密閉型(図中黒色)です。
今回の箱の容積は7.6Lですが、200Hz位からだらだらと降下。
しかし、50~60で少し持ち上がっています。50Hzを過ぎると他のタイプよりもレベルは
高くなります。このことが、密閉型は自然な音がすると言われる由縁でしょうか。
2. 次は、バスレフ型(図中みどり)です。
測定時のバスレフポートは2ポートで直径が2cmのVP管を使用しています。
管の長さ 2.5cm 全面バッフルの中に5mm埋め込む様にしていますので
2φの管としては 実質4cmの長さになります。
図の中では、一番低域が持ち上がっていますがピークは70Hzでそこから急激に
低下していきます。試聴した感じでも一番低域が出ています。
3. 次に、W(ダブル)バスレフ型(図中青)です。
上の写真で縦の仕切り板が無い状態の箱です。
密閉箱が上下2つの空気室に分かれたタイプです。
第1空気室(ユニットが付いている部屋)の容量は4.8L
第2空気室(横板で仕切られている下の部屋)の容量は2.6Lです。
一般にダブルバスレフでは、第2空気室の方が容積を大きく取っていますが、
今回は、それを無視してやっています。
第1空気室から出るポートは2つで径は20φ 長さ12mm(板の厚さ)と短いです。
Wバスレフの低域は65Hzと一番低い共振が得られていますが、途中70~90Hz位の
落ち込みが大きく、実際に聴いても低域の伸びが感じられません。
今回やっているのは、超適当な実験ですので、この結果でそれぞれの箱がこんなもんだ
というのではありません。ご理解ください。
4. 最後がWW(ダブルダブル)バスレフ型 (図中赤線)
上記のダブルバスレフの第2空気室を更に、2つに分けた物で
ダブルバスレフが更にダブルでという意味で ダブルダブルバスレフという名前です。
今回の第1空気からのポートも2つですが、1つのポートのダクトの長さは8cm、もう一つが
6cmとしています。
この条件では、WWバスレフにした効果はほとんどなく、密閉型とほとんど同じで
200Hzからだらだら落ちる特性です。 それでも100~70Hz位は密閉型より3~4dBは
UPしています。
こんな感じですが、何か、箱の中を複雑にすればするほど密閉型に近づく感じです。
というのは、ダクトの長さをうまくコントロールできていないのと、やはり仕切り板からの漏れが
あるのかもしれないですね。
それと、使用したユニットのQ0が0.65と比較的大きいのでバスレフ以上にコーンに圧力が掛かる
システムになればなるほどうまく動作しなくなるのではないかとも考えます。
もう少し強力な磁気回路をもったユニットがいいのでしょう。
今回のマルチエンクロージャーのと銘打った箱ですが、箱の中を入れ替えするのにビスを外す
手間がかかり非常に面倒でした。
そして、その割に完全に密閉になりません。
簡単には、いきませんね。
先人達が色々と努力されたご苦労の一辺と垣間見た思いです。
PS:肝心の事を書き忘れました。
今回使用した正体不明のFoster製 10cmのユニットの音ですが
それはそれは、高域が強調された感じで、CDに収録された楽器の音が雑音に聴こえて
しまうこともありました。 歪が多いのかもしれません。
基本のバスレフでダクトの長さを調整し、吸音材の調整をやってみましょう。

