台風8号も当地福岡においては、何事も無く過ぎていきました。


これから、進路に当る四国、近畿、中部、関東、東北地方の方々 勢力も弱まっては来ると思いますがまだ、大雨の予想もあります。 十分にご注意ください。



さて、まだ、木工作業が出来ない状況ですので、引き続きマルチエンクロージャーの測定をやっています。


今日は、密閉箱の状態のインピーダンスの測定と周波数特性を測定し、エンクロージャーの設計に必要な定数を求めます。




  密閉型の時の、箱の大きさ(内寸)は    W:150×H:255×D:200  容積7.6Lです。



   下のグラフが密閉型の時の「インピーダンス特性」です。

   ユニットのみ(解放型)の時とほぼ同じですが、f0がわずかに高くなっています。

   概略ですが、開放時は f0=142Hz位  密閉時は f0=155Hz位でしょうか

    (いずれの値も1位のくらいは、見当の数字ですが・・・)
密閉インピーダンス

密閉時のf0は、箱の空気がバネとして働きユニットのバネ力と加わる為、f0を押し上げることになります。 


又、この箱の「周波数特性」は、下の様になります。

密閉周波数特性



ここで、今回の作業でやることは、


Foster製の未知の10cmユニットのエンクロージャを設計する為のデーターを計算します。



設計必要データ


  


 この4つがあります。


 昨日開放型のインピーダンスを測定し、  

      1. f0 (最低共振周波数)   142Hz  

      2 Q0 (共振鋭度)       0.65     を求めました。


そこで、今日は、残りの 

      3. m0 (等価質量) と 

      4. a  (実効振動板半径)    を求めます。

  上記の m0を求める式に各値を代入すればいいのですが

まず、 a を求めます。 これは実際のユニットの振動面を計測します。

   一応 エッジも含めた長さで  a = 43.5mm となりました。


  式の中の未知数

  αですが  α = (f0c/f0)**2 - 1 =(155/142)**2 - 1 =0.191

  又、箱の容積 Vc  7.6 L

    


で m0の式に各値を代入すると

  m0 = (355×a4 )/f02×α ×Vc  = (355×4.35**4)/142*2×0.191×7.6

       = 4.34 g


               

これで、設計に必要な最低限のデーターを集めることができました。


この値を使って次はバスレフの設計をしてみます。




面倒なそして、退屈な内容にお付き合い頂きありがとうございました。