明日(7/10)の台風上陸の前ですが、今日はまだ時折雨がぱらつく程度で比較的穏やかな

一日でした。



さて、今週は、雨の為、我家の木工作業は休みです。



そこで、月曜から、前回製作したマルチエンクロージャーの測定をしています。



そもそも、マルチエンクロージャーって何??と思われるでしょうね。



私が勝手に創作した名前ですが、1つのエンクロージャーで中の仕切りや、ダクトを付けたり

外したりすることによって、色々なタイプの箱が楽しめる様にしたものです。



マルチエンクロージャー     こんなふうに内部に仕切りを付けています。



     楽しめるスピーカーの形状は



      1.背面解放型

      2.密閉型

      3.バスレフ型

      4.ダフルバスレフ型

      5.トリプルダブルバスレフ型





 の5種類の特徴を知ることが出来る様にしてみました。

     


 元々、これは、名も知れぬ、Fosterの10cmユニットが手に入ったからでその特性を知る為に

 作ったものです。



 前にも、紹介しましたが、こんなユニットです。





ユニット
      分かっているのは


      Foster製  品番FTC10980

      製造番号 457899&157899

      インピーダンス 8.1Ω /500Hz






まず、背面解放型として、インピーダンスを測定してみます。



背面解放形
     

    中の仕切り板や、ダクトのパイプをとり

    ます。


    背面をオープンしているので

    前のダクトは関係ないと思いますが・・・

    (;^_^A



    今回の箱は、全面バッフルも、背面も

    4mmの鬼目ナットとボルトで脱着出来る

    様にしています。














インピーダンス測定
    右がインピーダンス測定機器です。


    以前にも、このブログで取り上げましたが、

    オーディオ用の発信器をアンプに接続し

    測定用のスピーカーに基準抵抗を直列

    に入れた回路に接続します。





    ミリボルでアンプの出力電圧とスピーカーに加る電圧を測定しその比率でインピーダン

    スを求めます。

    

    余りにアナログ的というか、原始的なやり方です。

  

    発信器の周波数を少しずつ変化させ、その時のミリボルの読みを記録し後で

    PCに打ち込みエクセルで計算します。


    その結果を両対グラフに又1個づつプロットしていき、グラフ化します。

    結構時間が掛かる作業です。




そこで得られた背面解放(ユニット自体)のインピーダンス特性です。




Q0

  このインピーダンス特性から、このユニットのQ0を求めることが出来ます。


  この特性(インピーダンスカーブ)から山のてっぺんになる周波数がこのユニットの

  最低共振周波数 f0 となります。  図では約136Hz位


  その時のこの山のトガリ具合を見ます。


   f0の時のインピーダンス値を Zmaxとします。  図では約48Ω位

  そして、Zmaxから√2だけ下がった値の時の周波数 上の値と下の値の差を⊿f0とします。

  グラフでは上の値が157Hz位 下の値が120Hz位ですかた⊿f0は37Hzとなります。



  この値をQ0を求める式に代入すれば  このユニットの共振鋭度 Q0=0.65となりま

  す。


  もう一個のユニットも同じ様にして測定すると Q0=0.66となりました。


  また、最低共振周波数 f0= 136Hz


  公称インピーダンス (Zmin) = 8.となりました。





  こんな具合で各エンクロージャーのインピーダンス特性と周波数特性を測定していきます。