Jordan Watts Module Unit 用のエンクロージャーを作る の最終回です。



まず、いつものごとく周波数特性の測定から




測定
     周波数特性の測定は

     「MySpeaker」というソフトを使っています。



     パソコンからサインスイープさせた信号を

     アンプに接続した被測定スピーカーに入れ

     出てきた音をマイクロフォンで拾って


     再びパソコンに入力し分析し

     周波数特性を測定します。




LR特性

    今回作製した箱の特性です。

    黒がLch 赤がRchとなります。


    特性的にほぼ同じ。   ユニット的にも、箱的にも差は無いと言うことでしょう。


    ただ、いつもの特性と違うのが、1Kz以上の周波数のレベルと下がっており

    低域はかなり伸びがあるものの、中域から高域にかけて伸びが無いという特性の

    ようです。




今回は、初めてサランネットを取り付けてみました。


ネットを取り付けることで高域の成分がどの位障害を受けるのかを見てみます。


次の 周波数特性がそれです。   黒がサランネット有  赤がサランネット無 です




   これを見ますと、2KHz以下の周波数では問題はありませんが、それ以上では2dB程度の

   減衰を生じている様です。

 

   少しでも、フラットな音を聴こうとすれば、ネットはやはりとるべきなんでしょう。



次に、3KHz辺りに強い落ち込が(谷)があります。 これが気になると処ですが

吸音材で何とかなるでしょうか。


今回、吸音材として使用してみたのが、こんな材料です。



吸音材
   サーモウール


   いつもの、ニードルフェルトと違って

   ウールというぐらいですから、羊毛のようです。

   

 


  化学繊維ではなく、純粋な羊の毛のようです。



 毛の様子


   厚さが10cmほどあり、このまま入れたのでは  


      

   ぎっしりと詰まってしまいます。



   そこで、これを半分に裂いていれることにしてみます。




入れた状態
   それでもこんな感じです。



   今回の箱は有効奥行が10cmしかない為

   しかも、中央部にはバスレフのダクトが存在してい

   る為、こんな感じでいっぱいになってしまいます。



   40年ほど前に販売された”JUNO”の内部は

   どうなっていたんでしょうね。



  

 さて、この吸音材の効果はどうでしょう。


吸音効果  
 

   黒が吸音材なし  赤が吸音材ありの状態です。


   300Hz~2KHz位でピーク(山谷)が減っていますが、3KHzの深い谷はそのままです。



   まあ、入れないよりは、入れた方が特性的には良いか  というものでしょうか。




ホリーコール
ホリーコール

       ベストオブホリーコール 「私の時間」


       

      いつもの定番CD

      1曲目の I can see clearly now

     

      この曲をボリュウムを上げていると

      いきなりパワーのあるベースの厚みの

      ある低音にびっくり。


      「こんなに、出るんだ」しかもぶ厚い。

      ドスン体に感じる低音。


      続く、ホリーのボーカルは・・・

      少し、透明感がない?  張はあるが何となく平面的な感じがする。


      しかし、全体的には、非常にまとまった音。

      このユニットの人気が高い理由もなるほどいった感じ。

      このユニットは入力が12Wしか入らないのでそんなにパワフルとはいかないが

      とっても、力強い音である。

      



ルパンJASS
      次に、LUPIN THE THIRD JASS


この曲もイントロからベースの厚みの

      ある音が心地よい。


      その後に続くギター、パーカッション

      ピアノがそれぞれ良く分離して

      気持ち良く演奏が聴ける。


      これは、ジャズ向き!!



      ついついボリュウムが上がってしまう。


ノラジョーンズ

    そして、もう一枚は、又女性ボーカル



    ノラ・ジョーンズ


    これも、気持ち良く聴ける。

    ノラのピアノと」気怠い感じの歌い方が
    雰囲気でている。


    こんな感じの曲は結構あう。

    





 まだまだ、聴きたらないところですが

 我家に来た Jordan Watts Module Unit は未使用という感じでしたが

 1個がアルミのコーンが少しへこんだ感じでその分エッジも引っ張れている感じで

 音に影響があるんじゃないか と心配していました。



 しかし、音出ししてみると、そんな心配は、無用でした。

 こんなに薄く、奥行の無い箱にもかかわらず、とっても分厚い低域がとっても気持ちが良いで

 す。 良い低域に高域はガンガンはでませんが、品のある感じにまとまっており、

 さすが、長く聴ける音になっています。



 ご覧の様なった様に、周波数特性は、決して良くありません。

 しかし、このユニットで聴くジャズは好きですね。

 曲の雰囲気が伝わってくる。 


 これは、やはり、一つは、コレクションにほしい、一品と思いました。

 


 しばらく、楽しめそうです。