QDB(4つのダブルバスレフ)スピーカーの製作をやっています。
今日は、このスピーカーの周波数特性を測定しましたのでご報告します。
その前に、このスピーカーを考案された方のHPを紹介しておきます。
そのHPは 並列配置型小部屋構造スピーカーシステム
このHPにある、4つのダブルバスレフ方式を10cmのF121Wで考えたものです。
さて、周波数特性ですが、
Lch、Rchともほとんど同じです。
(ああよかった。 安堵。)
実は、片方のバッフル板に接着剤をたっぷりぬりいざ貼り付けという段になって
ダクトの長さの取付順が間違っていることに気がつきました。
バッフル板は本体とダボで取付するため、位置を決めた穴をすでに開けていましたから、
変更は出来ません。
困ったもんだと しばし作業の手を止めることになりました。
接着剤は、今回たっぷり塗ってありそれを取るだけでも大変でしたが、
ダボのずれているものだけを修正し何とか収まりました。
余談はさておき
今回のダクトの設計はバッフル板に取付の副空気室のもので
L1(30mm)=85Hz L2(40mm)=73Hz L3(60mm)=60Hz L4(90mm)=49Hz
又主空気室に接続されるもので
L1’(12mm)=150Hz L2'(18mm)=123Hz L3'(35mm)=88Hz L4'(45mm)=77Hz
としておりました。 (計算方法は先記のHPにあるものを利用させていただきました。)
最低共振周波数が49Hzとしたのは
今回使用してユニットのDCU-F121WのFoが72.4Hzであるため、欲張って、低くしても返って
弊害がでることを恐れたからです。 (;^_^A 結構低い・・・
これからすると、最低の50Hzが出ていませんが60Hzからはしっかりと出ています。
また、200Hz付近でかなり大きなデップが出来ています。これもダブルバスレフの特徴
である位相(540°逆相)がユニットからの直接音と打ち消し合うためのものと思われます。
一応、この特性を測定し、試聴に入りました。
いつも聴く手持ちのCDでの試聴ですが
すぐ、結構低域の出ていることがわかりました。それも、しっかりとベースの階調がわかり
ます。
しかし、ボーカールや、弦の音を聴くと何となく、艶がないというか、元気がない音です。
これまでの、アルテックの404-8Aや、コーラルの4A-70の音とは違い前に出てきません。
こんなものなのかなと思いましたが、
吸音材で調整してみることにしました。
入れることの出来る部分は、主空気室だけですから
ここにとりあえず、ミクロンウールをw:115×L:300ほどに切って主空気室の90°で向き合
う2面の壁面に貼り(押さえつけただけ)試してみます。
それがこの特性です。
(※黒Lch 赤Rch)
これでは、吸音材の効きがわかりにくにので、比較してみます。
黒:吸音なし 赤:吸音材あり
比較Aの部分 200Hz付近のデップと比較Bの部分のレベルの向上
よく見るとデップを過ぎた200Hzから赤の波形はみなレベルが上がっている様に見えます。
この測定後、再度CDを試聴すると
先ほどの吸音材を入れない時と比較し、中高音が際立っています。
解像度が格段にアップし、メリハリの聴いた音になっています。
低域も結構出ているのですが、それよりも格段に中高域が光ります、
これなら、イケルかも、とCDを何枚か聞きますと
Jazzのライブものは、すばらしい出来です。 臨場感に溢れた音です。
吸音材だけでこれだけ違うかという感じです。
これまでのバスレフタイプの場合はダクトから出てくる音が同相となる為、吸音材を入れす
ぎると音が痩せて聞こえることがありますが、今回は逆ですね。
しかし、入れすぎると、主空気室のダクトを塞ぐことになるのでそれも問題です。
まあ、この位がちょうどいいかも。
下に、DSU-F121Wユニットの周波数特性を貼っておきます。
(ちなみに高域の再生限界は16KHzとなっていますが、私にはこれで十分です。)




