「Altec CF404-8Aのエンクロージャーを作る」というテーマでブログを発信しておりましたが、

今回で18回にもなってしましました。



 今日で、最後にしたいと思いますが・・・


  

 もうだいぶ前に、Altec 10cmファミリー の手持ちユニットのお話をしたことがありました。



    その時には、これらを入れるエンクロージャーが無くて具体的な音についての考察はしていま

    せんでした。   

    今回、404-8Aを入れる箱を作りましたので、合わせて報告したいと思います。



    比較するのは、CF404-8Aと 405-8H及び405であろうと思われる仮称「もしか」です。



    
404と405  まず、CF404-8A405-8Hです。


     写真左   CF404-8A

        右     405-8H


     特徴は、コーン紙 ですが

     404はウロコ条のスキ方になっているのに対し、   

     405は、ウロコが小さくツルンとした感じです。


  

     センターキャップの接着

     写真を見てもわかりますが、使っている接着剤というか溶剤が違うようで

     404 光沢がなく接着面も小さい

     405 光沢があり接着面が大きい。

     

     エッジは

     404が布製に見えます。

     405はウレタン?のようです。


     フレーム 両方ともダイキャスト製のがっしりした作りですが

     404 ツルンとしており表面研磨がされているようです。

     405 ザラっとしており表面の仕上げは荒い感じです。   加工法は詳しくは分かりません。


    404と405
 マグネット側から見ると

  

     マグネットの大きさ

     404 85φ   厚10.5mm

    405 87φ     10.5mm   

      測定誤差もあります。


    大きく違うのがコーン紙の深さです。

     404のほうが深くなっており、405は浅い。

     404はそれだけコーン紙の面積が広くなっていま

す。


     それに伴い、エッジが404では、高さが低く、405は高さが高い構造です。


 ダンパーの材質は分かりませんが織り方は、

     404が荒い、405の方が密度が濃い織り方になっています。

    





つぎに 405-8H と 「もしか」です。


   この「もしか」というのもへんな仮称ですが、

   これは、ネットオークションで 「国産10cmユニット」として出品されていました。


   どういう訳か銘板が外された跡があります。


   外見上、405-8Hとそっくりなんですが・・・     なぜ、銘板を外したのでしょうね。



405ともどき
    写真 左が 405-8A  右 「もしか」

                              

    コーン紙の材質感や、織りの状況、また

    エッジの様子も細かく見ても、同じに見えます。


    センターキャップの周りの油?の染みが広がって

    いるのが気になりますが・・・・




    マグネット側から見ても同じにみえます。

    
405ともどき
    これは、405と思って間違いないと思われます。



    (安く落札できて儲かったと思えてよいのです

が・・・)







404
    写真は今回製作の”Milestone405モデル


    にCF404-8Aのユニットを装着した写真です。


    


    
















   

  



405
    これが、405-8H

    本来の”Milestone 405"は、この405-8Hが使用

    されていたので405という命名になっています。

   



    ※写真のビスが1本ありません。

     私の加工精度が悪いようで、404-8Aを取り

     付けた時は、OKでしたが405ではハマりません。


     「もしか」でも同じ結果でしたので、

     この箱は、404専用になりそうです。

   

      (;^_^A












   
405もどき
    これが「もどき」

    パット見た目には、3種ともみな同じユニットに

    見えます。





    パッフルが黒ずくめでよくわからないですが


    ダクトがユニットの下にあります。

    


     














さて、これらのユニットの周波数特性を比較すると下のようになります。


    黒: CF404-8A    赤:405-8A   青:「もしか」


   

3種比較  


この、周波数特性をみると、これは同じ Altec DNAだと思います。

100Hz以下はかなり、傾向が違っていますが、200Hz~2Kz位は本当によく似た波形です。


赤が405-8Aですが、なぜか800Hzで深い谷が出来てしまっています。 

低い100Hz以下もダラダラですが、もどきの方が低域の伸びはしっかり伸び8Kzの谷もなくいい特性です。




  次にユニットのL,Rの比較です。


     1) CF404-8A        黒:Lch     赤Rch

        これは、LRのユニットのが本当に良く似ています。それだけ製品の品質あ安定している

        んでしょうか。

周波数測定データ  


     2)405-8H    黒:Lch    赤:Rch    

       問題の800Hzの谷は、2つのユニット共に現れています。

       100Hzからのだらだら下がりは、元々404-8Aの設計の箱ですから405がFoが高いので低

       いとことを狙い過ぎたのだと思います。

       800Hzの原因は分かりません。

  

周波数特性1  


    3) 「もしか」 405

      本物の405よりFoが低くなっているんでしょうね。はっきり70Hzにダクト共振の山が出来てい

      ます。 800Hzの谷も見当たりません。  

      ひょっとすると、このユニットは何らかの改造が施されているのかもしれませんね。

      その為、本来の405として売れなくなったとか・・・

       




周波数特性2  




 また、長くなりました。


 視聴した結果をまとめたいのですが、又次回で。