中井貴一主演 『RAILWAYS』




 映画の正式な名前は、

  「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」

  2010年5月公開のこの映画は、49歳で夢だった、山陰は島根にある一畑電鉄の運転士に
 なった男の物語です。

 もう、公開3年前になるんですね。

 当時は、残念ながら観てません。

 何日か前にBSプレミアムで放送され、もう一度見たいとDVDを買ってしまいました。


”あらすじ”

    中井貴一演じる筒井肇は、大手電機メーカーの企画室長として手腕を発揮。
   将来取締役としての昇進も内定して、妻由紀子(高島礼子)、娘倖(本仮屋ユイカ)
   と少し心の隙間があるが平穏に生活していた。

    そんな時、島根に一人残していた母絹代(奈良岡朋子)が病で倒れたと知らせが入る。
   母の看病で、田舎に帰る、父と娘。
   又、時を隔てず、会社の同期川平(遠藤憲一)が交通事故で亡くなってしまう。

    同期の川平は、「自分のやりたい仕事をする」と言い残していた。

    母の病気、同期の突然の死を通し、自分の生き方を見つめなおす肇。
   そして、選んだのが田舎に帰り、小さい頃からの夢だった「バタ電の運転士」になることだった。




 こんな、設定でストーリーが展開していきます。

   
 現実の生活から、今ある地位も、収入も安定した仕事をすてて、自分の夢を追いかけることな
 んてまず無理でしょう。

 自分は決心し実行しようとしても、家族の反対にあう。

 我を押し通せば、「あなただけやって、別れましょ」何ていうのが落ち。


  そこが、この作品の映画たるゆえん、
 CGも無い映画ですが、私たちの普段の生活では出来そうもないことをやってくれる。

 それが、気持ち良い。

 特に、ラストのシーン。

 夢が互いに違う方向に行ってしまった肇と妻由紀子。
 「別れましょう」なるのかと思えば、


   「僕の運転する電車に最後まで乗ってくれるかな?」という肇の問いかけに

   「はい」と笑顔でこたえる由紀子。

 映画なればこそ出来る。希望を与えるシーンです。

 
 あの「三丁目の夕日」の流れを汲む、人間を信じることに希望を持てる心温まる映画です。


 ちなみに
 映画の中では走っている、「デハニ 50系」という電車は
 デ=電動車  ハ=普通  ニ=荷物室  で構成された、1928年に製造された車両で
 この映画のロケが始まる年に運行停止となっています。