今日は、この曲を聴いてみてください。




   山崎ハコさんが歌う 「織江の唄」

 五木寛之著書 「青春の門」の中に描かれた信介と幼馴染の織江。

 著者である、五木さんは終戦後満州から引き揚げ、父、母の故郷である九州は福岡の八女にある親戚方に身を寄せておられました。

当時、経済的に非常に困難な中にあった五木さんは、八女から自転車に「お茶」(八女茶は今でも高級茶として有名)を乗せ、筑豊、田川、直方の炭鉱住宅に売りに行っておられました。

その頃は、石炭景気で炭鉱住宅に住む人たちは高級茶である「八女茶」をたくさん購入してくれたそうです。

石炭が閉山になり、炭住は人が離れて今は廃墟となったり、新しい町営住宅になったりしています。




   この唄の中で、地名が3つ出てきます。


「遠賀川」  明治には石炭を運ぶ船が、北九州との間を往来していました。
       石炭を洗う水に遠賀川の水を使ったため真っ黒な色をしていたそうです。
      
       今は、炭鉱の閉山に伴いきれいな流れが帰って来ています。


「烏尾峠」  田川と飯塚を結ぶ国道201号線にある峠です。
       今は、福岡、飯塚、田川と道が整備され、時間も短縮されて便利になりました。
       
        現在の烏尾峠の道は「烏尾トンネル」が出来峠の山道を通らなくてもよくなり
       ました。


「香春岳」   歌の中でバスの中なか見える山ですが、高さ500mほどです。
       昭和の初めからセメント材料として採取され削り取られて山頂が平坦になってい
       ます。
       


 山崎ハコさんの唄、聴かせますね。

 この歌を聴くと又、昭和の時代の人情や、生活を思い出し、涙が出ます。