またまた展示会がダメになりました。
北京モーターショーの主催団体は17日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、北京で4月21日に開幕予定のモーターショーを延期すると発表した。新型肺炎の影響で不特定多数の人が集まる国際的なイベントの延期や中止が相次いでいる。
北京モーターショーは世界最大級の国際自動車展示会で、毎年4月に北京と上海で交互に開催している。80万人から100万人が集まる巨大イベントだ。
世界最大の自動車市場である中国で開かれるとあってメーカーにとっても重要度が高く、前回18年に開かれた北京モーターショーでは1200社以上が出展した。19年の東京モーターショーの6倍を超える。
主催団体は延期の理由について、感染の予防、出展者と来場者の健康と生命の安全を守るためと説明した。延期後の日程は「改めて通知する」と説明するにとどめた。
北京市政府は14日、市外から戻った全ての人に自宅などで14日間の経過観察を求めるなど移動制限を強化した。自動車メーカーも操業再開やサプライチェーン(部品供給網)の再構築など対応に追われており、開催は難しいと判断したとみられる。
新型肺炎を巡っては、スペインで24日に開幕予定だった通信機器の国際展示会「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)」が中止になるなど影響が広がっている。