こんにちは
さきたま古墳公園は埼玉県行田市にある県立公園で国の特別史跡「埼玉古墳群」が敷地内にあります
広さは現時点では42haで「ふなばしアンデルセン公園」より少し大きい程度ですが計画では97haまで拡張予定とのこと
公園に入ると真っ先に目に飛び込んできた古墳
瓦塚古墳
全長73m、高さ6mの前方後円墳、築造は6世紀前半~中頃
まずは「埼玉県立さきたま史跡の博物館」を見学します
国宝「金錯銘鉄剣」が有名ですが、正式には国宝「武蔵埼玉稲荷山古墳出土品」の中の一つです、
現在「金錯銘鉄剣」オリジナルは展示ケース修復のため展示されていませんが、それ以外は展示されています
太刀と鉄剣いずれも国宝
国宝「画文帯環状乳神獣鏡」
先日訪れた千葉県立中央博物館で展示していたものと模様や瑕が同じであることから中国で同じ型から鋳造された「同型鏡」であるとされています
博物館を出て古墳を巡ります
奥の山古墳
全長66m高さ6mの前方後円墳、築造は6世紀中頃~後半
中の山古墳
全長推定79m高さ6mの前方後円墳、築造は6世紀末~7世紀初頭
鉄砲山古墳
全長107m高さ9mの前方後円墳、築造は6世紀後半
愛宕山古墳
全長53m高さ4mの前方後円墳、築造は6世紀前半
丸墓山古墳
直径105m高さ17mの円墳、築造は6世紀前半、円墳としては国内最大級
頂上に上がってみました
見晴らしがいいので戦国時代石田三成が忍城攻めの際根城にしたとされます
稲荷山古墳
全長120m高さ10mの前方後円墳、築造は5世紀後半
墳頂部に上がりました
後円部埋葬施設の様子、頂上から1m掘り下げた位置で見つかりました
稲荷山古墳は深層部に未発掘の埋葬施設があることが確認されておりそこには本来の被葬者が眠っていると考えられています
後円部からの眺め
左に前方部と右に先ほど上った丸墓山古墳が見えます
将軍山古墳
全長90m高さ8mの前方後円墳、築造は6世紀後半
将軍山古墳の東側は展示館となっています
この古墳からは全国でも2例しかない馬冑が発見されました
発見時の遺構の位置関係
二子山古墳
全長132m高さ13mの前方後円墳、築造は6世紀前半
さきたま古墳公園に向かう途中県道を車で走っていると真っ先に目にします、右手に突然姿を現すのでインパクトあります
久々に古墳らしい古墳を見ることができたので気分がすっきりしました
また来たいですね