こんにちは

 

 

 

前回訪問時見逃していた特集展示を見に来ました

「辰」にちなんだ作品が並んでいます

 

 

楷書四字軸「龍飛鳳舞」康熙帝筆/中国清時代

とても端正で隙がないイメージが伝わってきます

 

 

「龍虎図屏風」曽我直庵筆、17世紀

 

「龍虎二大字」後陽成天皇筆、16~17世紀

 

 

「五龍図巻」(重文)伝・陳容筆、中国南宋時代13世紀

海外の作品ですが国の重要文化財に指定されています

 

「三彩貼花龍耳瓶」(重文) 中国唐時代8世紀、実用ではなく副葬品として焼かれたものとのこと

 

「龍涛螺鈿稜花盆」(重文)中国元時代14世紀

 

 

「十二神将立像(辰神)」(重文)鎌倉時代13世紀、京都浄瑠璃寺伝来

 

十二神将にはクビラ、バサラ、メキラ、アンテラ、アニラ、サンテラ、インダラ、ハイラ、マゴラ、シンダラ、ショウズラ、ビガラなどの名前がありますが、実のところどれが誰だか断定できないようですびっくり

十二神将を擁する寺院によっても違うし国指定と寺院伝来の名称が異なることも普通に起きています、さらに後に十二支を割り当てたことで混乱が増しています

今回トーハクの展示では今にも剣を抜きそうな勢いがある(辰神)ですが神名の表示がありません、ちなみに新薬師寺の十二神将であれば(辰神)=「ハイラ」となりますが「ハイラ」は両手に弓矢を持つ姿ですのでトーハクの神将と異なります

 

人間工学的に人が一瞥して覚えられる数字は7桁が限度だそうです

七福神でさえも布袋、福禄寿、寿老人など一瞥で見分ける自信がありません笑い泣き

十二神将もキャラクター分けが厳格でなかったため時代の変遷で変化していった可能性があります