英語教師(英検1級取得・全国通訳案内士)!ウォーカーと歩く! -8ページ目

英語教師(英検1級取得・全国通訳案内士)!ウォーカーと歩く!

<似顔絵イラスト/英語教育・学習/ホームルーム話材> - WEBサイト(http://walkerosawa.wix.com/osawawalker)の続きを書(描)いています。

<以下は,ホームルームでの生徒たちへの話です>

 

 

 

  学校に苦情のお電話をいただくことがあります。
  

  近所のバス停で,障がいのある方に対して,心無い,差別的なコトバを,

その方自身と周囲の方に聞こえる声で話していたとのこと。

お電話をくださったのは,当事者の方でもなく,そのご家族でもありません。

そばで聞いていらした方が,聞くに堪えない,そして,看過できないということで

お電話してくださったのです。

 差別的な言動は,なぜ無くならないのか?
 一つには,自分(たち)とは違う異質なものを目ざとく見つけ、

それを侮る気持ちが働くからなのかもしれません。

仮にもしそうならば,均質的で同調圧力の強い日本の社会では,

多少の「違い」でも安易に,差別的な言動につながるのでしょうか?

 

 言うまでもなく,これは間違っています。いったい,その「違い」が,どれほど大きいものだというのでしょうか?

 

 「違い」ではなく,「同じ」ところに目を向けましょう。

そもそも,「違い」というのは他の多くの点で同じであるからこそ,

逆に目に付くものなのかもしれません。

たとえば,反意語を例にとれば,「父」の反意語は「母」となります。

両者は共に1親等で,人間で・・・等々とさまざまな共通点があるなかで,

唯一,性別が異なるからこそ反意語になっています。

「違い」が目立つのは,

「同じ」こと(共通点)が多いことの裏返しである場合が多いのかもしれません。

 ネルソン・マンデラ氏の言葉にありました。

  "No one is born hating another person

because of the color of his skin or his background or his religion. 

People must learn to hate,
and if they can learn to hate, they can be taught to love."

Nelson Mandela
 「肌の色や育ちや信仰のちがう他人を、憎むように生まれついた人間などいない。

人は憎むことを学ぶのだ。

そして、憎むことが学べるのなら、愛することだって学べるだろう」
『朝日新聞』2019年3月25日朝刊「マンデラ氏と看守の友情」より

 

 後天的に差別的な言動を学んだといえるならば,

同様に,差別的な言動をしないこと,共通点・類似点を見つける姿勢も学べるはずです。

 

 「同じ」ことに目を向けましょう。「同じ」ところに目を凝らすのです。

 

以上

 

(追記)

昔ならば,「違いがわかる男」(ネスカフェ ゴールドブレンド)。

今なら,「『同じ(こと)』がわかる男&女」?

 

 

英語科というチームで授業改革に取り組みますが,

他校の英語改革も気になるところです。

他校の存在は,共に新しい英語教育を目指そうとする仲間である一方,

同じ英語教育に携わる者として、プライドをかけて,

しのぎを削るライバルでもあります。

なかなか,その(他校の)改革の様子が分からないなか,

自分たちばかりが後れをとっているような気持にさせられますが,

そのようなとき思い出すのが,

司馬遼太郎氏著『坂の上の雲』にあった東郷平八郎のくだりです。

それは,軍艦同士が,たとえば7,000メートルほどの離れた距離から

砲弾の撃ち合いを演じて,

相手の艦の損傷状況が遠目であるため不明であるという

日露戦争当時というコンテクストのなかでのものです。

 

「海戦というものは敵にあたえている被害がわからない。

味方の被害ばかりわかるから、

いつも自分のほうが負けているような感じをうける。

敵は味方以上に辛(つら)がっているのだ」

というかれの経験からきた教訓を

兵員にいたるまで徹底させていたから、

この戦闘中、兵員たちのたれもがこの言葉を思い出しては

自分の気をひきたてていた。

 

 

 

 

「ケンカの良いところは、仲直りできること」

映画の数ある名セリフの一つだったと思います。 

 

たとえ,価値観が異なって,感情がこじれて,利害が対立して,時間が経過しても,

消極的な意味においては,お互いの身を傷つけないために,

積極的な意味においては,ケンカ以前よりもお互いについての理解を深めるために。

 

ケンカの良いところを,忘れてはいけません。

特に,大勢を代表する立場の人のケンカこそ。 

 

新「名セリフ」! 「仲直りを経験するため、ケンカをする」!?

 

大きな制度改革であるにもかかわらず準備期間が短い,

民間試験の導入によって公平性・信頼性が十分に担保されていない。

これらの理由の他に,次のような問題が考えられるのではないでしょうか・・・

 

スピーキング試験を導入して,その指導を今まで以上に行うことで,

授業時間数に制約があるなか、

他のスキル習得が不十分になるのではないか,という危惧があります。

基礎的な英語力を身につける時間が削られて、

結局、リーディング・リスニング力育成すら,おぼつかなくなる可能性があります。

 

生徒の習熟度にもよりますが、セミリンガル(ダブルリミテッド)の問題と同様に、

(英語を使った)抽象的な思考力および議論を深める力に大きな支障が出るかもしれません。

 

※ 2018年3月22日にも上記と同様の記事を書いています。

 

 

【集会でのスピーチ】

 

現在,私たちは声を掛けられています。

 

何の話かというと,いま行われている,大学入試,特に,英語入試改革のことです。

英語の4技能のうち,リーディング,リスニングだけでなく,

ライティング,スピーキングの力を測りたいために,

大学入試に民間試験を活用することになりました。

準備期間も十分と言えず,また,異なる英語力を測る7つの民間試験を,

CFERという一つの物差しに換算するため,一見すると「むちゃぶり」です。

そのため,公平性,信頼性が十分に担保されていないという議論があります。 

 

しかし,その一方で,今までの英語教育が十分ではなかったという議論があります。

明治以降,汗かき,恥かきながら必死に試行錯誤を繰り返して,

いったいどれほど英語教育が進歩・進化したと言えるのでしょうか。

もちろん,前進しているのは確かです。しかし,その成果の程度が問われているのです。 

また,変化の激しい時代には,いろいろと新しい挑戦が伴います。

それをピンチと捉えるのか,それともチャンスと捉えるかによって,

その後の人生が大きく変わってきます。 

 

民間試験対策の準備は,次の2つの点で,けっして難しくありません。

一つは,ウェブサイトでさまざまな情報が公開されています。

サンプル問題もあれば,ありがたいことに,

ライティングおよびスピーキングの採点基準なども公開されています。

また,市販の問題集も,民間試験の種類にもよりますが,数多く出版されています。

繰り返し解答して,英語力をつけるとともに,出題形式にも慣れることができます。

 

しかし,この2つより何よりも,毎日繰り返される授業,

日々の「レッスン」こそ重要なのです。

筑波大学,掛谷英紀准教授チームの研究によれば,

国会議員が選挙で再選されるかどうかは,言葉遣いだけで6割ほどの確率で判断できるとのこと。

これは,「小沢チルドレン」と「小泉チルドレン」を追跡調査した結果だそうです。 

 

1期で消えていく国会議員には,

「尊敬語・丁寧語など,丁寧な言葉遣いが少ない」、

「損得勘定の表現が多い」といった特徴があるそうです。

ちなみに,短命大臣の国会答弁には,

国会の場にふさわしくない砕けた表現が多用され,

高邁な理想や自身の頑張りを主張する発言が多いとのこと。

 

学校説明会では、ココに,

学校が長い年月,繰り返し選ばれるための秘訣があるのでしょうか?

 

今仕える校長先生は、再選、再々選します!

 

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朝日新聞 「1期で消える国会議員、言葉遣いに特徴 筑波大が調査」

https://digital.asahi.com/articles/ASM7V7RLKM7VULBJ01B.html?rm=371

日本知能情報ファジィ学会誌「知能と情報」 

「国会会議録に基づく短命議員・短命大臣の特徴分析」 

https://doi.org/10.3156/jsoft.31.2_617

 

 

 

中野信子さんが次のようなお話をしていました。

 

日本史の学習において,

客観的に年号を覚えるのではなく,

たとえば,明智光秀になったつもりで,

いつ何が起きたかをみていく。

そうすると,感情をともなって,

より記憶に刻まれる(というようなお話でした)。

 

この学習法を英語学習に応用しているのが,

教科書のレッスンのまとめとして,

登場人物のロールプレイングをするアクティビティーではないでしょうか。

レッスンに出てきた登場人物どうしが,

英文中に出てきた表現を使って会話を繰り広げる。

単にリプロダクションするよりも,

登場人物の立場から,感情をともなって語られることで,

より記憶に定着します!

 

登場人物の選択,場面設定の妙が成否を握ります。(笑)