解剖でもしているかのように、
英文を、SV、SVC、SVO、SVOO、SVOCのそれぞれの型に
見分ける練習を繰り返してはいけません!?
第2文型はS=C、第3文型はS≠O、
第4文型はO≠O(IO≠DO)、第5文型はO=C、という分類ばかりやっていても、
リーディングやリスニング、ライティングやスピーキングへの応用が
イメージされていなければ、
文法学習のための文法学習になってしまいます。
そこで、提案したいのは、
5文型ならぬ、以下の「3文型(3つの文型)」です。
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I. S+V ※そのまま、従来の第1文型がこれに当たります。
II. S+V+X ※従来の第2文型と第3文型がこれに当たります。
III. S+V+X+Y ※従来の第4文型と第5文型がこれに当たります。
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そして、このとき鍵となるのが動詞の意味です。
動詞は、
バスケットボールに例えるならばポイントガード!?
野球に例えるならばキャッチャー!?
サッカーに例えるならばミッドフィルダー!?
と言えるのではないでしょうか。
たとえば、まず、
II. S+V+X で説明します。
S+"became"とくれば、
「Sはなった」→「何に<なった>?」→「Xに<なった>!」と考えれば済みます。
S+"want"とくれば、
「Sは欲しい」→「何を<欲しい>?」→「Xを<欲しい>!」と意味をとることがデキれば十分です。
その都度、英文の意味を理解するために
S=XなのかS≠Xなのかを考える必要はないと思います。
また、
III. S+V+X+Y で説明しますと、
S+"gave"とくれば、
「Sは上げた」→「誰に<上げた>?」、「何を<上げた>?」と疑問がわきますから、
その疑問に素直にしたがって先を読み進め、
「○○に<上げた>」、「◇◇を<上げた>」と考えれば十分です。
同様に、
S+"make"とくれば、「何を<作る>?」といったん考えたとしても、
たとえば、"The song makes her happy."という文では、
The songがherを作ると考えるのはおかしいので、
herが目に入った時点で頭を切り替えて、
「Sは~にする」→「誰を<~にする>」、「何に<する>」と考えることになります。
ここでも、その都度、英文の意味を理解するために
X=YなのかX≠Yなのかを確認する必要はないと思います。
司令塔役である動詞の指示(意味)から考えられる疑問に答えながら
英文の頭から語順通りに意味を理解していくには、
上記の3つの文型の理解で十分だと考えますが、いかがでしょうか?
ご意見をいただければ幸いです。
<演習例文>
No. 1
He looked very happy yesterday.
彼は見えた → どのように? → とても幸せに!
No. 2
I study math every day.
私は勉強する → 何を? → 数学を!
No. 3
My mother bought me a new computer.
母は買ってくれた → 誰に?/何を? → 私に!/新しいコンピュータを!
No. 4
We call him Walker.
私たちは電話をかける → 誰に? → 彼に! ※しかし、ここでWalkerを見た瞬間に軌道修正して
→ 私たちは呼んでいる → 誰を?/何と? → 彼を!/ウォーカーと!