民主党は嫌いでした。
今の野党も嫌いです。というか自民党に吸収されてもわからないような違いしかありません。
官僚を使って政権担当できるのは今のところ自民党しかいないでしょう。
でも安倍首相は嘘つきです。
加戸前愛媛県知事の「証拠の無い思い込み」を産経が必死に広めていますが、その逆の思い込みがあってもいいわけですし、著しい記憶障害者ばかりがそろう安倍首相の周りが胡散臭すぎるのは隠せません。
安倍首相が悪くないなら、安倍首相は佐川氏や柳瀬氏など国民の税金を浪費させた嘘つきたちを厳罰に処すべきなのです。ふざけた発言を繰り返す麻生大臣を罷免すべきです。
これが出来ないで、責任を明確にせず処罰しない、いつもの慣れ合い日本のままでは、安倍首相自らが目指すグローバル社会で日本は通用しないでしょう。
今の安倍政権の言動からは、安倍首相夫妻の関与があり、それを庇った役人を邪険には出来ないのだろうというのが普通に想像できることなのです。
さて、安倍首相個人が好きで応援している人は別として、憲法をもっと主権を持つ独立国家らしくするために改正したいという人は、自民党に対して「自民党を応援したいからせめて嘘つきは変えてくれ!」ということをどうして言わないのでしょうか?
私は移民受け入れ政策に反対なので、左右関係なくそういうことを言う人と意見が一致するのが重要で譲れない政策なのですが、フェミニストでリベラルと思われている上野千鶴子氏のこの意見には大いに賛同しました。大炎上したようですが・・・
◆平等に貧しくなろう 社会学者・東京大名誉教授 上野千鶴子さん(一部抜粋)
移民政策について言うと、私は客観的に無理、主観的にはやめた方がいいと思っています。
客観的には、日本は労働開国にかじを切ろうとしたさなかに世界的な排外主義の波にぶつかってしまった。大量の移民の受け入れなど不可能です。
主観的な観測としては、移民は日本にとってツケが大き過ぎる。トランプ米大統領は「アメリカ・ファースト」と言いましたが、日本は「ニッポン・オンリー」の国。単一民族神話が信じられてきた。日本人は多文化共生に耐えられないでしょう。
平等に貧しくなろうというのは、彼女の希望ではなくて極めて現実的な目で見た妥協で、それが一番被害が少ないだろうという国民への優しさだと思います。
途上国の経済成長が大きいのは原始時代から一気に近代化するからで、先進国でそういつまでも成長するのは無理です。
新しいイノベーションがあると言いますが、人口は増え続け資源には限りがあります。
まだ陸地があるじゃないかというのはバカの言うことで生物には適当なスペースが必要です。
今朝こういう記事を読みました。
「国家優先」に覆われた自民党改憲案は危険だ~前川喜平氏が指摘する「26条改正案」の問題点
2018年05月24日 東洋経済オンライン
この人は行政事務の流れなどは正しく教えてくれています。安倍首相のモリカケ問題に対する行政が歪められたというのは正しいと思います。
『加計問題の本質は獣医師会の既得権益打破』という説がありますが、既得権は関係ありません。既得権益打破の後、なぜ加計が選ばれるのかのそのプロセスが不透明だということが問題なのです。
それに既得権を悪と思う人がいるようですが、そういう人は日本人という既得権も悪だと思いますか?
この前川氏の記事には、日本人という既得権を無くそうという意味のことがありますよ。
私は読んで仰天しました。
将来、国民的な議論の上で改正を行うのであれば、筆者としては提案したい改正案がある。
1項「すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する」は「すべての個人は、法律の定めるところにより、その個性に応じてひとしく、ともに教育を受ける権利を有する」と改正する。
「国民」を「個人」に変えるのは、教育を受ける権利を国籍の如何を問わず保障する趣旨を明確化するためだ。「能力」を「個性」に変えるのは、各個人の属性をできるだけ広くとらえるためである。「ともに」の言葉を加えるのは、国籍の違いや障がいの有無にかかわらず一緒に学ぶことの重要性を示すためだ。~中略~
若い頃に学校へ通えなかった高齢者もまだたくさんいる。ほとんど学校に通わない(または通えない)まま中学校の卒業証書を渡された人たちや、十分な基礎教育を受けないまま日本に渡ってくる外国人もいる。
「十分な基礎教育を受けないまま日本に渡ってくる外国人もいる」
サラッと書いていますが、入れなきゃいいんです。
欧州の大惨事を見て、今からオープンボーダーですか?
前川氏の憲法では日本が滅茶苦茶になること確実です。
そして、ここからまた問題ですが、前川氏は安倍政権の出鱈目な行政事務について正しい指摘をしています。
その人が、日本人特権を無くそうと言っているのです。
誰の目にも明らかな嘘つきを嘘つきだと教えてくれる人の言うことを信じる人も多いでしょう。
だから、私たちも誰の目にも嘘つきだという人をリーダーとして選んではいけないのです。
日本人特権を無くそうとする勢力に隙を見せてはいけないのです。信頼は大事なのです。
「日本列島は日本人だけの所有物じゃないんですから…。」
こう言った首相がいましたね。
安倍首相は不言実行で同じことに邁進しています。
(移民を入れないと言っているのでここでも実は不言実行ではなくて単なる嘘つきですが)
言論弾圧としてヘイトスピーチ規制法制定、移民大国加速中、外資が動産・不動産を爆買い、永住権の安売りなど、民主政権が可愛く見えるほどの大売国なんです。
ジョージ・オーウェルの「動物農場」は今の日本にも当てはまります。
ソ連を比喩したと言われていますが、古今東西の権力の腐敗には普遍的なものがあります。
人間から農場を奪った動物たちはみんな平等で始まりましたが・・・
知能の高い豚が指導者となり、字も読めないような他の動物を支配します。疑問をつぶやくと
「我々が失敗すれば追い出した人間が戻ってくるよ、それでもいいのか?」
または、ひたすら豚を褒め称える羊が嫌になるほど喚いてみんなを黙らせます。
絶えず隣家と係争中で敵がおり、団結を求められ、労働は苛酷になり、配給は減る一方。
豚たちは記録を改竄、動物たちの記憶はバカなために言いくるめられてあやふやに。
支配される善良な動物は哀れでもありますが、権力が腐るのは彼ら被支配者にも理由があることがわかります。
面白いほど登場人物が日本社会とダブりますが、これを避ける方法は悲しいほど見つけられません。有権者が変わらなければ避けることは不可能だと思います。