TPPは、安倍政権によると中国包囲網の一環でした。
中国と融和を図るフィリピンへの1兆円支援も中国封じ込めということになっています。
高速鉄道で中国側に寝返ったインドネシアへの離島振興支援も中国封じ込めらしいです。
ダーウィン港を中国に管理させているオーストラリアにも遊びに行きました。
じゃあ自分たちは何しているのかというと、
中国人にビザ緩和、中国人が一番多いクルーズ船の入国審査緩和、中国人が一番多い技能実習生、高度人材、留学生などを優遇して、中国人のために民泊を解禁し、尖閣に日本人が行けないように中国側の干渉を許し、あちらこちらの海で中国人と朝鮮人に密漁、違法操業をされっぱなし(韓国は中国を攻撃します)、離島どころか沖縄まで中国領と言い出され始めています。
この事実だけを見ていけば、安倍政権は中国の我が国への脅威はまったく気にしていないことがわかります。
安倍総理はこういうことを言っています。(進撃の庶民さまから)
「自由貿易こそが世界の平和と繁栄に不可欠で、時計の針を逆戻りさせてはならない」
「自由貿易が貧富の格差を広げているとの誤解を解くべきだ」
大手メディアも安倍総理と同じ思想です。例えば毎日新聞は社説で「歴史の転機 グローバル経済 保護主義には戻れない」と言っておりますし、産経新聞も主張で「経済再生 保護主義の阻止へ覚悟を 民間も「稼ぐ力」を競い合え」と言って、安倍総理のグローバル化推進に援護射撃を行っております。
旧カテゴリーの右派左派は関係ありません。みんなグローバリストです。
御用メディアだけではありません。
安倍総理の信念をこれから開かれるダボス会議で中国が強力に主張するそうです。
知ってましたか? 頼もしいですね!
中国の習主席、ダボス講演で「包括的グローバル化」提唱へ(ロイター)の記事から引用します。
「経済のグローバル化は抵抗に直面している」(李保東中国外務次官)
「インクルーシブ(包括的な)・グローバリゼーション」の推進を提唱する。(中国外務省)
「保護貿易は孤立化につながり、誰の利益にもならない」と指摘。(李次官)
そういえば、安倍総理が外遊での外国首脳との面会に「面会料」が必要なことと、
外務省の役人が他国よりも大きな顔をするためと、
関連する人たちの生活の糧であるODA予算が足りなくなったそうです。
そこで、国際連帯税を日本でも導入しようと画策しています。
国際力の低下はODAの額とは無関係です。そんなことは彼らは百も承知です。
これは方便です。中国脅威論でグローバル化を推しすすめているのと同じ手法です。
ODAとは途上国の発展を支援するためと謳われています。
発展するには賃金上昇が不可欠ですね。
でも日本政府は途上国に対して、賃金上昇をさせないように裏で動いています。
グローバリスト仲間の日本企業が、現地人を安く雇おうと賃上げを嫌うためです。
賃金が上がれば先進国への出稼ぎが止まり、そうすると先進国(日本など)の賃上げをせざるを得ないという事情もあります。
国内の賃上げについて、安倍総理が経団連などに賃上げを要請と報道されますが、なぜこんなことを「要請」するのかおかしいと思いませんか?企業が裏で政府から見返り(グローバル化売国政策のこと)をもらっているからそういう差し出がましいことが言えるのです。
法律で最低賃金を上げて、労働法でも使って縛るなどいくらでもできるはずです。これは私たちバカな日本人に見せる茶番劇です。
企業が従業員の賃上げを望まないのは仕方ないでしょう。問題は政府です。
企業の言いなりである安倍政権は、私たち日本人にはODAを綺麗ごとで美化し、全く効果が検証されず死に金となっているのに日本人の血税をばら撒き、途上国の発展を裏で邪魔するという、いつもながらの支離滅裂政策を毎日繰り広げているのです。
ある人に「安倍信者がね~」と話していたら、こういう世界に疎いので、
「何それ?左翼のこと?」と聞いてきました。
真っ白な頭で先入観なしで今の安倍政権を見てください。
これで支持というなら、私は可哀そうだと思いました。
グローバル政策で良い思いをする人が67%いるとはとても思えないからです。