今年1月にスウェーデンで覆面集団が子供難民を次々襲撃という全くの出鱈目を世界と日本のメディアが大々的に報道しました。
これは嘘であり、その証拠にそのあと誰もが無視しています。(逮捕も何もないですし)

しかし、メディアはこのニュースをまだ平気でネット上に放置しています。
これの嘘を暴いたのが、デイリーメールに訂正記事内で事実を報道したローカル紙と紹介されたニューオブザーバーです。デイリーメールは主要紙の中で珍しくこの件では誤りを認めて訂正記事を出しています。

そのデイリーメールが、今回はブラッセルでイスラム教徒の女性が極右にひき逃げされたという嘘を報道し、それが引用されて世界中に出回ってしまいました。

最初に報道された内容は、
4月2日、反移民で集まった極右がいるモレンベークで、ムスリムの女性が極右の乗った車にひき逃げされたというものです。
極右と警察の間に緊張が走っているという報道でした。

これは日本では報道されていないようですが、デイリーメールインディペンデントニューヨークポストなどを見ていたら、そのまま信じていたと思います。(信じてブログを書いている人もいました)

犯人が逮捕された以上、さすがに極右の犯罪には出来ずこっそり訂正しましたが、反移民デモの最中という表現を変えず、極右の犯行のように思わせたまま、姑息な終息を図ろうとしているようです。


実際にはどうだったのか2つの記事から紹介しようと思います。

NEWSNew Observer Forces Daily Mail Retraction APRIL 4, 2016 THE NEW OBSERVER
NEWSGRAPHIC VIDEO: Savages who HIT AND RUN Muslima were MUSLIMS not “Anti-Muslim, Far Right Protesters” ByPamela Geller on April 4, 2016

まず4月2日は、こちらの記事でも紹介しているように、ヨーロッパ人のアイデンティティーをかざす団体のデモがモレンベーク市に禁止されていて、主催者は参加希望者に対してデモが出来ないと伝えていました。(ロイターによると左右両方のデモが禁止されていたとのことです)

しかしこの日警察は、反移民団体がデモをするかもしれないので警戒して待機していました。
そこにやってきたたった7人(白人)の少人数を極右と疑い逮捕しました。
一方広場には、反移民デモが来たら戦おうと、共産主義者と非白人たちの400人ロイターによると北アフリカ系の移民たちとのこと)の集団が集まって来ていました。

そして地元紙によると、100人ほどの非白人の集団が、立ち並ぶ警察官を攻撃したために、本来極右に浴びせようと用意してきた放水車で、押し寄せる移民たちに向けてに放水しました。(ロイターは放水していないと言っています)

このころ、白いアウディが警察のラインを突っ切り、警官に当たりそうになりながら走行し、ついにムスリム女性を跳ねてしまったのです。彼女はボンネットに跳ね上げられ振り落とされ足を轢かれたようです。(命に別状はありませんでした)

 

ひき逃げ

 

 


女性をひき逃げした後、このアウディに乗った男2人は、1人が自撮りをしようとしていて、その様子がビデオに残っていました。彼らは間もなく逮捕され、モレンベーク市の住民であることがわかりました。
名前が、Redouane D と Mohamed B で、どちらもアラブ人の名前です。
当時、酒と薬物の影響を受けていたと警察が発表しています。
彼らは発煙弾も所持しており、ひき逃げと武装反乱容疑で逮捕されました。

 

犯人のアウディ

 

 


今やテロリストの巣窟といわれているモレンベークに左翼と移民が集結していて、その最中にイスラム教徒が酒とドラッグの影響下、警察を挑発しながら運転して、イスラム教徒の女性をひき逃げした。
(まさに、第三世界の日常風景ですsei

どうしてこれが、極右がイスラム教徒の女性をせせら笑いながら轢き逃げしたという偽報道に変化するのでしょうか?

呆れかえるばかりです。怒る

参考までにデイリーメールの最初の記事と、こっそり一部訂正の記事を載せておきます。
移民たちと警察との衝突は、極右と警察との衝突と嘘をついたままで、極右活動家を単なる運転手という表現に変えただけです。

変更前

 

デイリーメール変更前

 

 




変更後

 

デイリーメール変更後

 

 

 

 


朝日新聞が決して謝罪や訂正を世界に対してしないのは、何も朝日が特別なのではなくて、世界の大手メディアの特徴ではないかと思いました。だから朝日も世界標準だとばかりに大きな顔をしているのです。
私たちの敵は朝日だけではないのです。世界中の大手メディアなのです。

訂正も謝罪もしない大手メディアですが、嘘をつきにくい環境に持っていくことは出来るかもしれません。
しかし、それは多くの人が真実を知りたいという欲求を持つことでしか出来ないことだと思います。
現にデイリーメールのこの記事には、嘘の記事への批判がたくさんあり、現在コメントを受け付けないようになっています。

嘘つきメディアには嘘だと批判し、
力はなくても真実を伝えてくれるメディアを見つけて、それを広げることは大事です。
地道な努力が何らかの変化をもたらしてくれることを期待したいと思います。