技能実習生の失踪が毎年うなぎ上りで増えています。
外国人実習生、失踪最多5803人…監視強化へ 2016年03月07日 読売オンライン
この記事では2014年の失踪者を4,847人としています。
しかし、推進事業実施機関である JITCO は、監理団体又は実習実施機関から報告を受けた技能実習2号だけの行方不明者数を毎年とりまとめていて、そこでは2014年は3,139人となっています。
(技能実習生の行方不明者発生防止対策について 4頁目)
この差1,708人、これが2014年の技能実習生1号の失踪だと思われます。
同じように2012年から見ていくとこうなります。
技能実習のビザは1号が最初の1年間、その間に試験を受けて合格すると2号のビザとなります。
ですから、1号で失踪ということは、そもそも初めから失踪する予定だったのではないかと思うのです。
全体の失踪者が増えているとともに、1号失踪者もそれを上回る率で増えているということは、この制度も難民申請制度と同様に悪用されていると考えていいと思います。
2015年の技能実習生失踪者5,803人のうちの1位中国、2位ベトナム、3位ミャンマーを見ていきます。
まず、全体の技能実習生18万人の内訳から紹介します。
【在留外国人統計(旧登録外国人統計)統計表】 2015年6月末 法務省
上記をもとに実習生の総数と失踪者の割合をグラフでご覧ください。
中国人は数が多いのですが、失踪率が断然高いのはミャンマー、そしてベトナムも中国より若干失踪率が高いことがわかります。
こういうのは何らかの手引きをする人間、ブローカーが日本にいると考えるべきであり、
多分送り出し機関(相手国側)にもいると考えるのが普通です。
ですから、実習生の人権配慮を万全にしても無くすことは出来ないのです。
日本政府は「奴隷制度のようにしているからそこから逃げ出すんだ」という性善説に従って失踪防止策をたてています。
技能実習生の行方不明発生防止対策について~by 公益財団法人 国際研修協力機構
これが大間違いなのです。
欧州を見てもわかるように、西側諸国が「人権と人道に金縛り状態になる」
このことを逆手にとって、彼らはそこを攻めてきているのです。
だから、いくら人権に配慮してもその思いは通じません。
(真面目な実習生には通じるでしょうが、ここでは最初から逃げる気の人間の話をしています)
むしろ、人権に配慮してもそれすら悪意をもって利用し、騒ぐことくらい平気でやるでしょう。
なぜなら、不幸自慢をしないと損をするからです。
(慰安婦問題もそうでした。)
自国で借金だらけの実習生 だから失うものは何もない
日本の美味しい制度を利用した人材派遣業を営んでいるつもりの送り出し期間
どちらも明日どうなるかわからないから、今できるだけお金を稼ぎたい
人権利権が生業の支援者や弁護士が違法行為をサポートしてくれる、日本を含む西側諸国は
絶好のカモなのです。
よく日本人は生活保護の不正受給者を糾弾しています、一般人はそれでいいのです。
問題は、政府です。行政機関がそれではいけないのです。
対 行政で考えれば、不正する人ではなく不正をさせる制度が欠陥で悪なのです。
だから行政は一般人と一緒になって被害者面をしてはいけないのです。
行政は、国民の血税を無駄にしてしまった大罪人であり、不正受給者と同類です。
生活保護だけではありません。不法滞在や不法就労、偽装難民でも非常に甘やかしています。だから彼らは勘違いして威張っているのです。
罰を重くして悪人を思いとどまらせるどころか、外人好きな現政権の政策誘導なのでしょうか、悪人に悪事を働きやすいようにお膳立てしてやっている、
それが日本政府です。
来日外国人のうち、犯罪が大幅に急増しているベトナム人、昨年度、強盗、窃盗ではトップなのです。
中国がよくないといって、何の対策もしないまま、それよりもっと問題のあるアジアの国々から犯罪者予備軍を呼び込んでいます。
ベトナムは技能実習生の失踪率は中国以上であり、ミャンマーやベトナムと付き合うなら、政府はこれらの国の犯罪者に厳しい措置を今とらないと、今後大変な事態になるでしょう。
日本はいつまでも偉そうにしていないで、警察と入管はカンボジアへ勉強に行ったらいいのではないかと思いました。
(ベトナム、私は「小」中国だと思って警戒している国です。)
今年2月、カンボジア当局はカフェで不法就労していたベトナム人女性5人を逮捕して、その日のうちに強制送還しています。
今年に入ってすでに不法就労外国人を400人近く強制送還しています。
昨年4,424人の不法就労者を強制送還していますが、そのうちの3,978人がベトナム人なのです。
そして、彼らは全てカンボジアへの再入国が禁止されています。
Five Undocumented Vietnamese Workers Deported 28 February 2016 KHMER TIMES
日本でも中国人、朝鮮人が店を出していて自国の不法就労者を雇ったりしますよね、こんな感じではないかと想像しています。この不法就労者によってカンボジア人の就労機会が奪われます。それに、店全部が外国人では全く搾取と同じことですからね。
日本もそういう観点から、自国民の給与水準を下げ、就労機会を奪うような外国人を入れるべきではないのです。
失踪は不法滞在となります。それは犯罪者です。(イワタ行政書士事務所罰則 (入管法 第70条~第78条))
安全な国から正規ビザで入り失踪して難民申請する、
その不正行為を処罰せず、送還もせず、茶番劇みたいな審査をするために申請を受理する、
犯罪者に対して強く出るべきところを譲歩してしまったら、どこまでも譲歩させられます。
これまた慰安婦がよい例です。
正規のビザを取っている人間と不正な方法で日本に居座ろうとする人間とは対応をはっきり分けるべきです。
偽装難民や失踪者は徹底的に厳しく取り締まり、二度と日本への入国をさせない、これは人間の善意を期待して行うことではありません。
強制力という力が必要です。 また、それが当然の国から実習生は来ているのです。
最後に、
技能実習制度を正常に機能させたいという方のブログを紹介させていただきます。
現状認識は同じようですが、結論は私と逆です。
しかしながら、誠実さを感じる記事であり、関係者がこういう方ばかりならばうまくいくかもしれないと思わせるものです。
外国人技能実習生の失踪を止められないのは、監理団体の責任です。 [組合などの監理団体について]
人口減少社会が生む、労働争議の増加にどう対応すべきか。
外国人技能実習生の良し悪し議論は一概にどちらと言い切れない。