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PC=ポリティカル・コレクトネス

現在西側先進諸国に蔓延している病気

注意未感染者は発言が出来なくなるまで感染者に攻撃される。

政治的・社会的に公正・公平・中立的で、なおかつ差別・偏見が含まれていない言葉や用語のことで、職業・性別・文化・人種・民族・宗教・ハンディキャップ・年齢・婚姻状況などに基づく差別・偏見を防ぐ目的の表現を指す。


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アメリカ大統領候補のトランプ氏がメディアから毛嫌いされているのは、
「アメリカが抱える大きな問題は、ポリティカル・コレクトネスだと思う」記事
この発言があまりにも彼らにとって危険だからではないかと思います。

一見自由を謳歌しているようで、私たちも抑圧された世界に住んでいます。

金正恩への批判が許されない 北朝鮮 や   
コーランへの批判が許されない  イスラム教諸国 同様
多文化主義に都合の悪い事実の公表が許されない 日本も含む西側諸国 


今回は言論弾圧の続くドイツでPCの被害に遭っているドイツ人外国人のことを紹介します。

まずは、多文化主義に否定的な政党は討論会すら出られないという信じられないお話です。



"ドイツのための選択肢(AfD)党"は、現在地方議会に議席も持っているれっきとした政党です。
それにもかかわらず、選挙前の公開討論会で出席を拒否されました。
既成政党が、AfDがいるなら出ないとTV局を脅したからです。

3月にバーデン・ヴュルテンベルク、ラインラント=プファルツとザクセン=アンハルト の3州で地方議会選挙があります。
その討論会に、既にそこで議席を獲得している党のトップ候補だけ認め、議席をまだ持っていない党はTV討論会への出席を認めないということのようです。

これに対して、AfDの共同代表でバーデン・ヴュルテンベルク州のトップを走るJörg Meuthen候補は、これは「与党による恐喝未遂」であり、「奇妙な民主主義の解釈」と言っています。

AfDの政治家がTVでドイツ国旗を掲げて、 “deep love of my country” と言うと、
大手メディアは「狂ってる」 「不愉快だ」と評し、ハフィントンポストなどはヒトラーと比べたこともあります。

これらのメディアに対して愛国者側が使う、「嘘つきメディア」という言葉は、2014年ドイツの言語学者が選ぶ「今年の不快な大衆語」で、最多の票を集めました。(ドイツの non-word of the year 各年の言葉はこちら

Anti-Mass Migration Party Barred from TV Debates Ahead of German Elections
   20 Jan 2016 BREITBART)




AfDは右派とはいえ、高度人材の移民を否定せず、過激思想ではないと思います。
そこに対しての言論弾圧ですから、もうドイツは狂っているとしか言いようがありません。クラクラ

狂いついでにもう一つ、ドイツ左翼に「ナチス」のレッテル張りをされたイラン人移民のお話です。



29年前にイランから逃れてきた移民である女性が、ケルン事件での難民犯罪を批判したところ、左翼から「ナチス」というレッテル張りをされてしまいました。

 

 

 

 

 


Emitis Pohl氏は、29年前にイランでの迫害から逃れてきて、ドイツで成功したビジネスパーソンです。
彼女がケルン事件についてフェイスブックで、難民たちを厳罰に処すよう発信したところ、左翼が、彼女に対して「AfDサポーターでナチスである」というレッテル張りをしたのです。

Pohl氏は、FBのコメントを削除しましたが、このことは、難民についての否定的な発言は、それがたとえ独裁体制から逃れてきた元難民が発したものであっても許さないという風潮となっていることを示しています。

彼女は13歳の時にイラン・イラク戦争から逃れて、祖母のいるドイツにやってきました。
祖母は1979年のイスラム革命時に迫害を受けて逃げてきていました。
彼女は現在42歳、自分も経験したので、紛争から逃れてきた人に対して同情し理解している、
しかし、犯罪者や犯罪に関係する難民には全く同情すべきものはないと言います。

彼女はドイツのトークショーTV番組に出演して、「難民犯罪者は追放すべきです。強制送還すべきです。それ以外の選択はありません。もう難民を入れないでください。」と述べました。

ドイツのような国を心配しなくてはいけないことを本当に悲しく思います。
私たちはアフガニスタンやイランに住んでいるのではないのです。自由の国に住んでいるのです。
女性として安全でどこにでも行けることを望んでいるのです。
2人の娘も私も夜間外出する時には唐辛子スプレーを携行しています。
14歳になる娘には独立心を持たせるべきだとわかっていますが、今は娘たちの安全の方が心配です。」

統合はドイツに移民としてやってくる人には必須だと彼女は言います。
子供の時、どうやって夜遅くまで起きてドイツ語の夜間学校に通ったのか、個人的に、ドイツの価値観と習慣に適応することが何よりも嬉しかったと話しました。

「ドイツに来たからこそ学業を修めキャリアを築くことが出来ました。
イランでは出来なかったことです。
私はドイツの価値観に同化してそれを自分のものとしました。」

難民男性の犯罪を糾弾したのは彼女が初めてではありません。

かつての移民たちやドイツの住民たちはAfDのような政党を支援し始めて、そして気づいたのです。

新しくやってきた難民や移民たちの態度や価値観は、
かつての移民たちが逃げてきた自分たちの母国のものだということを。


転載:Iranian Refugee Branded ‘Nazi’ for Condemning Cologne Sex Attacks 
    27 Feb 2016 BREITBART

波線END



私たち日本人が何か真実を言うと「ペイとスピーチ」として言論弾圧されます。
これもドイツの事例と根本は同じです。

イラン人移民の話は重いと思います。
せっかく逃げてきたのに、逃げてきたはずの社会がそのまま追いかけてきたんです。

要は、第三世界が拡大して、先進諸国が飲み込まれているという恐ろしいことなのです。