いつも思いますが、文化や宗教が違う者たちは分かれて住むのが正しいと思います。
交流はいいのですが、「統合」にかかる労力と時間と費用はいったい誰が負担するのでしょうか?
今回もBBCの記事からです。
これは一人の難民少女の失踪と小児婚を書いた記事です。簡単に訳して紹介します。
Migrant crisis: Dutch alarm over child brides from Syria
20 October 201 BBC
妊娠9か月の14歳の少女が、オランダの難民収容センターから失踪しました。
彼女はたぶん「子供花嫁」と思われますが、このことで、オランダがオランダでは結婚を認められない年齢未満のシリア人少女(妻)を難民として受け入れている問題が注目されました。
オランダ政府は大急ぎで、子供花嫁をオランダで夫と再開させることを可能にしている移民法を改正することにしています。
そのことが、小児性愛を大目に見る人たちがいる中で、どのようにオランダが難民問題に責任を持つのかという論争を活発にしました。
地元のニュースチャンネルRTV-Noordによれば、今までに13歳から15歳の20人にオランダの難民収容所で夫と再開する許可が出されています。その数字は入国管理サービスの記録から漏洩されたものだということです。
政権党と連立を組んでいる労働党の政治家は「12歳の少女と40歳の男、これは結婚ではなく強姦です。私たちは子供、特に12歳、13歳の少女たちを養育し守らなくてはいけません。新しい法律の施行前にでも危険に晒される子供がいます。」と述べています。
移民大臣の話では、オランダでの性交渉同意年齢は16歳ですが、出身国の公式な手続きを経ていれば低年齢の結婚も認めているのが現状だということです。
改正案では双方18歳以上の結婚のみ(オランダでの難民の)"再開"が適用されます。
この法律は12月から効力を持ちます。
それまでにも、すでにオランダに住んでいる2ヶ月前に失踪した14歳のファティマのような10代の子供達のことも懸念されます。
警察では彼女が海外に連れ出されたのではないかと恐れていて、"失踪子供リスト"に載せているということです。
難民の大量流入に先手を打っていなかったので大変です。
今月初め財務大臣は、新しく来る難民に3億ユーロを見込んでいたが、全く足りず、今は10億ユーロを見込んでいると話しました。
反移民の自由党(The anti-immigration Freedom Party (PVV))は支持率が過去最高になりました。自由党への支持は、欧州は流入する難民に対処できないのではないかという懸念も理由としてあります。
シリアの子供花嫁と国際法
・ヨルダン、イラク、レバノンのシリア難民間では子供花嫁が大変増えている
・1つの鍵となる理由は、少女を性的搾取と婚姻の困難からもまもること
・家族の名誉を守ることともみられていること
・しかし、子供の結婚は身体的にも精神的にも脅威となること
・"女子に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する条約"で禁止されている
・"世界人権宣言 第16条" 婚姻は、両当事者の自由かつ完全な合意によってのみ成立する
私(筆者)はアレッポから来たマジドとサモという友達に会いました。
彼らは小児婚がオランダ人から見て、シリア人とその文化に対する更なる汚点となるのではないかと心配しています。
今ここにいる難民たちはカルチャーショックを受けています。彼らは自分たちの信仰と伝統を持ち込んでいて、それらをやめることは容易ではないとマジドは言いました。
私たちの問題は、オランダ人がシリア人達の違いを分からいないということですが、この新しい法律に対処することはシリア人たちの責任です。
サモは難民で、食糧配膳の仕事をしているときに、14歳の少女が弟のような子供を連れていることに衝撃を受けたことを思い出します。彼女は自分の運命を受け入れていましたが、それは間違っているとサモは思っています。
マジドはオランダ人家庭に養子のように迎えられて食事に招かれたり言葉を習ったりしています。多くのオランダ人が戦火から逃れた人々を助けてくれています。
しかし彼らを受け入れるにあたっては複雑で困難なことがあります。
小児婚に対するオランダ人の反応を見てわかる通り、文化統合は厄介ごとになります。
今後も中東やアフリカなど文化と伝統が全く違う人々を受け入れる欧州ですが、終わりがないような気がします。
オランダにもオランダの問題があるでしょうが、そういうことが放置されて、移民の問題に取り掛かることになるのです。
これがグローバル化ですが、日本がこんな風になったらとんでもないと思いました。
ここでこの記事は終わりです。
オランダ関連でこのような報道を見たので紹介しておきます。
小児婚、これは経済的な理由の場合もあるようで、そうなると人身売買のようになってしまいます。
オランダでは売春は合法ですが人身売買は違法です。
そのオランダについて、欧州裁判所でこういう判断が出ています。
アムステルダムの売春宿「労使は言葉が通じるべし」 欧州司法裁
2015年10月02日 AFP
交流はいいのですが、「統合」にかかる労力と時間と費用はいったい誰が負担するのでしょうか?
今回もBBCの記事からです。
これは一人の難民少女の失踪と小児婚を書いた記事です。簡単に訳して紹介します。
Migrant crisis: Dutch alarm over child brides from Syria
20 October 201 BBC
妊娠9か月の14歳の少女が、オランダの難民収容センターから失踪しました。
彼女はたぶん「子供花嫁」と思われますが、このことで、オランダがオランダでは結婚を認められない年齢未満のシリア人少女(妻)を難民として受け入れている問題が注目されました。
オランダ政府は大急ぎで、子供花嫁をオランダで夫と再開させることを可能にしている移民法を改正することにしています。
そのことが、小児性愛を大目に見る人たちがいる中で、どのようにオランダが難民問題に責任を持つのかという論争を活発にしました。
地元のニュースチャンネルRTV-Noordによれば、今までに13歳から15歳の20人にオランダの難民収容所で夫と再開する許可が出されています。その数字は入国管理サービスの記録から漏洩されたものだということです。
政権党と連立を組んでいる労働党の政治家は「12歳の少女と40歳の男、これは結婚ではなく強姦です。私たちは子供、特に12歳、13歳の少女たちを養育し守らなくてはいけません。新しい法律の施行前にでも危険に晒される子供がいます。」と述べています。
移民大臣の話では、オランダでの性交渉同意年齢は16歳ですが、出身国の公式な手続きを経ていれば低年齢の結婚も認めているのが現状だということです。
改正案では双方18歳以上の結婚のみ(オランダでの難民の)"再開"が適用されます。
この法律は12月から効力を持ちます。
それまでにも、すでにオランダに住んでいる2ヶ月前に失踪した14歳のファティマのような10代の子供達のことも懸念されます。
警察では彼女が海外に連れ出されたのではないかと恐れていて、"失踪子供リスト"に載せているということです。
難民の大量流入に先手を打っていなかったので大変です。
今月初め財務大臣は、新しく来る難民に3億ユーロを見込んでいたが、全く足りず、今は10億ユーロを見込んでいると話しました。
反移民の自由党(The anti-immigration Freedom Party (PVV))は支持率が過去最高になりました。自由党への支持は、欧州は流入する難民に対処できないのではないかという懸念も理由としてあります。
シリアの子供花嫁と国際法
・ヨルダン、イラク、レバノンのシリア難民間では子供花嫁が大変増えている
・1つの鍵となる理由は、少女を性的搾取と婚姻の困難からもまもること
・家族の名誉を守ることともみられていること
・しかし、子供の結婚は身体的にも精神的にも脅威となること
・"女子に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する条約"で禁止されている
・"世界人権宣言 第16条" 婚姻は、両当事者の自由かつ完全な合意によってのみ成立する
私(筆者)はアレッポから来たマジドとサモという友達に会いました。
彼らは小児婚がオランダ人から見て、シリア人とその文化に対する更なる汚点となるのではないかと心配しています。
今ここにいる難民たちはカルチャーショックを受けています。彼らは自分たちの信仰と伝統を持ち込んでいて、それらをやめることは容易ではないとマジドは言いました。
私たちの問題は、オランダ人がシリア人達の違いを分からいないということですが、この新しい法律に対処することはシリア人たちの責任です。
サモは難民で、食糧配膳の仕事をしているときに、14歳の少女が弟のような子供を連れていることに衝撃を受けたことを思い出します。彼女は自分の運命を受け入れていましたが、それは間違っているとサモは思っています。
マジドはオランダ人家庭に養子のように迎えられて食事に招かれたり言葉を習ったりしています。多くのオランダ人が戦火から逃れた人々を助けてくれています。
しかし彼らを受け入れるにあたっては複雑で困難なことがあります。
小児婚に対するオランダ人の反応を見てわかる通り、文化統合は厄介ごとになります。
今後も中東やアフリカなど文化と伝統が全く違う人々を受け入れる欧州ですが、終わりがないような気がします。
オランダにもオランダの問題があるでしょうが、そういうことが放置されて、移民の問題に取り掛かることになるのです。
これがグローバル化ですが、日本がこんな風になったらとんでもないと思いました。
ここでこの記事は終わりです。
オランダ関連でこのような報道を見たので紹介しておきます。
小児婚、これは経済的な理由の場合もあるようで、そうなると人身売買のようになってしまいます。
オランダでは売春は合法ですが人身売買は違法です。
そのオランダについて、欧州裁判所でこういう判断が出ています。
アムステルダムの売春宿「労使は言葉が通じるべし」 欧州司法裁
2015年10月02日 AFP
欧州司法裁判所(European Court of Justice)は1日、オランダ・アムステルダム(Amsterdam)の売春宿経営者は、「飾り窓」で客引きをする売春婦と同じ言語を使う能力がなければならないとの判断を下した。
オランダでは売春は合法だが人身売買は認められていない。欧州司法裁判所は言語の要件によって全てが公明正大になるとし、声明の中で「雇用する売春婦と同じ言語で会話することを経営者に義務付けることは可能だと判断した」と述べた。
欧州司法裁判所に提起されたのは、アムステルダムの売春宿経営者が新たに2店舗の開店申請をしたものの、売春婦の話すハンガリー語とブルガリア語を話せないことを理由に地元当局に認可を拒否された事例。オランダ当局は、そういった言語の要件を売春宿経営者に求めることが、公正な競争を保証する欧州連合(EU)の単一市場規則のもとで認められるかどうかの判断を欧州司法裁判所に求めていた。(c)AFP
転載
人身売買の温床にならないように、そういうところは厳しいのかなと思いました。
転載
人身売買の温床にならないように、そういうところは厳しいのかなと思いました。