外国人よりも日本人の方が犯罪率は高いと言う人たちがいます。
そういう主張を見てみたのですが、結果からいうとはてなはてなはてなです。
ブログ来日外国人犯罪検挙率は日本人より低かった! ネトウヨの思い込みを斬る!

その理由は2つあります。1つ目は検挙率にあります。
殺人、強盗、放火、強姦などの「凶悪犯」の検挙率は割ほどで高いですが、窃盗(非侵入犯の万引きや車上荒らし、侵入犯の空き巣、乗り物盗の自転車や車盗難)は検挙率が低く、ほとんどが泣き寝入り状態です。また、風俗犯のうち、強制、公然わいせつ犯も検挙率は割くらいです。
(参考ブログ日本の犯罪の件数・検挙率を調べた

これらすべてを刑法犯と言いますが、刑法犯全体で考えてしまうと、ほとんど検挙されずに逃げた国籍不明者が多い犯罪を無視することになり、誰もが信ぴょう性のあることを言えないと思います。
それと、海外とつながりがある人の方が、盗難品を海外へ移したり自分が出国したりする機会に恵まれている(当初から計画的にやっている人もいる)という事実も指摘したいと思います。
関係者に聞くと、車などは全部ばらして部品として輸出するので盗難品とはわからないそうです。

では、検挙率の高い凶悪犯に限れば日本人と外国人の統計が出ているので、それで比べればいいのではないか、そう考えるのも一理ありますが、その点は後述します。

2つ目ベースになる人口が不公平だということです。
この方の定義する「来日外国人」というのは居住者も短期観光客も含めるので、在留外国人の225万人から警察統計で除外されている者(この定義も間違えているようです)102万9千人を除外して、それに居住しない訪日外国人836万人とを合計して犯罪率を出すという変な計算をしているからです。
定住しているであろう多くの日本人とは総数の内容が違い、外国人の犯罪率がやたらと低く計算されることになります。

あまり細かいことは言いたくありませんが、
2012年の外国人を含めた総人口が、1億2751万5千人です。
そのうちの日本人人口が、1億2595万7千人です。
参考 人口推計(平成24年10月1日現在) 総務省統計局)

2012年の外国人総人口224万9720人から警察庁統計の来日外国人(永住者、永住者の配偶者等、特別永住者、米軍関係者を除く外国人)を除くと122万909人です。
参考 国籍・地域別 在留資格(在留目的)別 総在留外国人 上から2つ目の表参照)
永住者、永住者の配偶者等、特別永住者の合計は102万8811人ですが、これが来日外国人の犯罪にカウントされていません。

また2012年の訪日外客数は835万8105人ですが、これは「外国人正規入国者から日本に居住する外国人を除き、これに外国人一時上陸 客等を加えた入国外国人旅行者のこと」と明記されています。
参考  国籍別 / 目的別 訪日外客数 (確定値) 出典:日本政府観光局(JNTO))


先ほど紹介したように、検挙率の高い凶悪犯罪を見れば、日本人と比べられるということでしたので、私も見てみました。
(すべて2012年で、この方のブログ内参考資料を基に計算しました)

来日外国人は短期から定住までいて不公平なため、警察統計から来日外国人としてカウントされていない在日外国人を日本人と比べます。

日本の総人口1億2751万5千、日本国籍者の総人口1億2595万7千
在留外国人の総数が224万9720人、
そのうち来日外国人としてカウントされない外国人が102万8811人、
来日外国人としてカウントされているのが122万909人。

凶悪犯検挙人数は日本全体で4,779人。
日本国籍が4,534人、外国籍は245人。
来日外国人は133人。
ここから、来日外国人にカウントされない外国籍の凶悪犯罪検挙人数がわかります。112人です。

凶悪犯罪の検挙人数は10万人当たり
日本人は3.6
在日外国人(来日外国人にカウントされない)が10.9人。


ついで朝鮮、韓国人も見てみます。
韓国朝鮮人の凶悪犯罪検挙人数は66人。
来日外国人としての韓国朝鮮人の凶悪犯罪検挙人数は14人。
ここから来日としてカウントされない在日韓国朝鮮籍の凶悪犯罪検挙人数が52人とわかります。
韓国朝鮮籍の永住、永住者の配偶者等、特別永住者は44万2303人。
このことから在日韓国朝鮮人の10万人当たり凶悪犯罪検挙人数は11.8となります。

来日外国人の犯罪件数はとにかく滞在期間が一定でなく正確なことはわかりませんが、ビザを厳しくしてお呼びでない外国人を入れないようにすることが大事です。

国家というものがあり、凶悪犯という者はいてはいけない存在ですが、自国籍の人間は自国で何とかするしかありません。
しかし、外国人は別です。日本から退去させることができるのです。
外国籍の人間は、日本政府から滞在の許可をもらって日本に住んでいます。
日本滞在にふさわしい人物かを決定する権利が日本政府にあります。
だから外国人犯罪者なんか一人でもいてはいけないのです。
ダメ

どういうわけか、外国人の犯罪統計がなかなか見つかりません。今回紹介したブログの方も2013年以降が見つからないので2012年のデータを使うと書いていました。
在日外国人犯罪やそのうちの少年犯罪などをしっかりと国民にわかりやすく公開することが、税金で仕事をしている政府の義務だと思います。
偏見を生みかねないというわけのわからない理由で、税金で調べたデータを隠すのは間違いです。
国民は、正確な情報なしでは的確な判断を下すことができません

人間が体感で感じる治安の悪さというのは当たっていると思います。
それを数字も見ないで感覚で言うのは間違いとマスコミたちが言いたいなら、数字を出して国民に広めるはずです。
それをしないからやっぱり公表すると都合が悪いんだと思われるのです。がーん

最後に、坂東忠信 太陽にほえたい!さんのブログ記事を紹介しますので、ぜひご覧ください!
ブログ日本初「在日」外国人犯罪の公的統計資料公開。

こんなことがかいてあります。
来日外国人犯罪の検挙状況(平成26年) 平成27年4月版 でわかるように検挙数トップ3は
1位中国 (刑法犯特別法犯検挙人数 4,586人)
2位ベトナム (同 1,548人)
3位フィリピン (同 803人) ※4位の韓国は802人、5位のブラジルは482人でした。

しかし「在日」となると、
1位韓国・朝鮮 (刑法犯特別法犯検挙人数 3,080人)
2位中国  (同 1,506人)
3位フィリピン (同 521人)
・・・と、朝鮮韓国籍が「来日」トップの中国人に2倍の差をつけて君臨しているとのことです。

移民問題を考えるときには、短期で来るような「来日」外国人ではなくて、永住資格やらを持っている「在日」が問題となります。

この本質を見えにくくするような意見は、外国人問題への取り組み方が「お花畑」の理想主義か、日本を日本人から取り上げたいか、またはグローバリストの走狗ではないのか、私はそんな風に疑ってしまいます。はてなビリー