オバマ大統領がイスラエルよりも好きなイラン。 イラン国内の女性に対して今何が進行中か？

イランはイスラム教シーア派の大国ですが、イエメンでクーデターを起こしたシーア派の過激派組織に支援をしていますし（参照記事）、スンニ派である過激派組織イスラム国（IS)からのイラク奪還作戦では、軍を展開させていてアメリカから喜ばれています。
ただ、スンニ派対シーア派という宗教戦争を危惧する人もいます。

イスラエルのネタニヤフ首相がどんなにイランの脅威を話しても、オバマ大統領は聞く耳を持っていません。
（私はこの件はよくわからないので中立です。イランの核開発疑惑がイスラエルのでっち上げという話もありますし、本当に核疑惑があるとも言われていますので。イラクの大量破壊兵器疑惑もアメリカのでっち上げでしたね。）
パレスチナの問題でもイランの問題でもイスラエルに厳しく接しています。（参照記事）

そして、
イラン制裁解除の草案作成着手…６か国とイラン　2015年03月13日 14時29分　読売

【ワシントン＝白川義和】ロイター通信は１２日、米欧など６か国とイランが、イランの核兵器保有を阻止する枠組みで合意した場合に備え、国連安全保障理事会のイラン制裁を解除する決議案の草案作成に着手したと報じた。

　６か国とイランは、イランの核利用を制限する代わりに、米欧が制裁を解除する枠組み合意について、今月末の期限までの達成を目指している。米欧は安保理決議を基に独自の金融制裁などを行っているため、イラン側は安保理制裁の解除を合わせて求めているとみられる。

　米議会で多数派の野党・共和党は、６か国とイランの合意に反対する姿勢を示しており、米政府は対応に苦慮している。法的拘束力を持つ安保理の制裁解除決議は、米政府が合意の正当性を訴える材料となる。
転載


日本は７０年前の朝鮮人売春婦や、現代の日本で指導的立場の女性が少ないとか、女性議員の比率が低いとか、おとなしいから何でも言われ放題ですが、イランはどうなのでしょうか？

Iran draft bills would reduce women to ‘baby-making machines’　March 11, 2015　アルジャジーラ

簡単にまとめますと・・・

女性の出産に関する２つの法案が出ていますが、アムネスティーが問題視しています。
１つ目の法案が昨年８月に圧倒的多数で可決、２つ目が来月投票予定です。
イスラムの聖職者からはもちろん了解をとっています。

どういう内容かというと、（病気などを除く）避妊手術を禁止、中絶の制限、避妊方法などへのアクセスを禁止、早期結婚の奨励、離婚をより困難にする、などです。

１９８０年には女性一人当たり７人産んでいたのが、２０１４年には１．８５人となりました。これは国連からは大変褒められていた「功績」なのですが、２０１２年に最高指導者が今後５０年間で人口を２倍しようと呼びかけてから方針転換しました。

最高指導者は人口を増やすことで国力を高め、望ましくない生活様式の西洋化に歯止めをかけたいということです。

専門家は出産の目標値が非現実的であり、またこの法案が成立しても、女性の意識がそう変わるものではなく、闇の中絶や避妊薬等が出回る恐れがあると述べています。
そして、子沢山で家庭内のことで忙しくさせれば、女性にも対等の権利を！との要求が減るという考えが保守層にあると述べています。



世界の基準は事実や、誠実や、正義ではないのです。
日本政府も何か言われて黙っていたり、１０回に１回くらい反論したりという受け身ではなく、もっと先手を打ち、うまく立ち回ってほしいと思います。
真面目はいけません。なんだかバカを見るだけです。

みんなどこの国も全然筋が通ってないじゃないですか？

いったんアップしてから気づいたのですが、軍事力を封印されているから日本だけ品行方正、真面目一徹が求められてしまうのですね。
相手を黙らせる切り札に軍事協力がないからお金を出す。正論なんて誰も欲していませんし。
ゴロツキ国家でも軍事行動を共にしていれば何も言われていないような・・・
生死を共にすると連帯感も生まれますし。
手足を縛られている人間なんて所詮怖くないですからね。
だから手足を縛られたまま中国朝鮮に唾かけられて蹴られているんですね。

なんだか話が横道に逸れました。