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オーストラリア、エボラ熱流行国からの入国を制限 2014.10.29 CNN
オーストラリア、エボラ熱流行国からの入国を制限 2014.10.29 CNN
(CNN) オーストラリアのモリソン移民・国境警備相は27日、同国がエボラ出血熱の流行国からの入国を厳しく制限し、査証(ビザ)申請の受け付けを停止したことを明らかにした。
モリソン氏は議会での質疑応答で、政府は人道支援活動も停止していると述べた。オーストラリアの永住権を持つ人が流行国から渡航する場合は出発前に3週間の隔離を義務付け、入国後も検査や経過観察を実施するという。
オーストラリア医師会(AMA)のブライアン・アウラー会長はCNNとのインタビューで、この方針に「驚いた」と語り、AMAには事前の相談がなかったと指摘。「これは的確な判断とはいえない」としたうえで、政府は国内の体制整備や現地への医療チーム派遣などに力を入れるべきだと主張した。
アボット首相はAMAの意見を「深刻に受け止める」との姿勢を示すとともに、西アフリカにはエボラ熱対策費として1800万豪ドル(約17億円)を出資し、さらに追加支援も検討していると強調した。
野党、オーストラリア緑の党のハンソンヤング上院議員は「モリソン氏は西アフリカからの難民への扉を閉ざした」と非難。「政府からの利己的で残酷な発表は、わが国の品性を示すものではない」と語った。
アナン前国連事務総長もCNNに、孤立主義は危機解決への答えにならないと語り、「中長期的な対応はエボラ熱の流行を止める道しかあり得ない」との認識を示した。
~転載~
このニュースはBBCでも報じられています。
Ebola outbreak: Sierra Leone angry at Australia visa ban 28 October 2014
(シエラレオネがオーストラリアのビザ発給禁止措置に怒る)
シエラレオネがオーストラリア政府の決定を"逆効果"で"差別的である"として非難しました。
この動きについてはアムネスティインターナショナルも非難しました。
そして、国連のバン事務総長も渡航制限はエボラとの戦いの努力を酷く委縮させるものだとして非難しました。
5千人近い人がエボラで亡くなっており、そのほとんどが、シエラレオネ、リベリアとギニアです。
その他、事態の状況は以下の通りです。
■マリで亡くなった幼児(2歳)に接触した82人が現在監視下に置かれています。
■リベリアからやってきた患者にダラスで感染した看護師は、すでにエボラ菌がなくなり退院しています。
■米国連邦政府が西アフリカでエボラ治療に当たった医療従事者が帰国した際のガイドラインとして、『監視はするべきだが隔離検疫はするべきでない』ということを定めました。(強制力はありません) しかし、いくつかの州は独自の検疫政策を続行すると言っています。
■オバマ大統領はエボラ治療から帰国した医療従事者に対しては、恐怖ではなくて科学的な根拠に基づいた政策が行われなければならない、エボラと戦う最前線の従事者たちの勇気を挫けさせないことが重要であると述べています。
■それとは別に、流行地域に派遣されるすべての米軍人には帰国後、21日間監視下に置かれることが課せられています。
オーストラリア政府は月曜日に声明を出し、一時や短期ビザの保持者でまだオーストラリアに来ていない流行地域の人にはビザを取り消すこと、新規ビザも受け付けない、また永住ビザ保持者の場合は、出発前21日間の検疫を義務付けることを発表しました。
モリソン移民担当大臣は、この制度と工程はオーストラリアの人々を守ることに役立つだろうと国会で述べました。
しかし、シエラレオネのAlpha Kanu 情報大臣はこの動きを「あまりにも厳格である」と言い、シエラレオネのフリータウン空港での検疫処置によって、今まで誰も空港からはエボラ患者を送り出していないことを強調しました。
続けて「それはそれで差別的です。それはエボラという理由でなく、むしろシエラレオネ、リベリアそしてギニアに住む2千4百万人に対するものです。確かにそれは正しい方法ではありません。オーストラリア政府のやり方は全くの逆効果です。」とロイターに述べました。
ウガンダの Ofwono Opondo政府報道官は次のように述べました。「西洋諸国はエボラのような感染症を封じ込めるためには役に立たない大量のパニックを作り出しています。もし彼らがパニックを作ればどうなるでしょうか?この恐怖はやがては一般人を越えて、医療従事者や病人を搬送する人にまで広がります。そして何が起きるでしょうか?全住民が消え去ってしまいます。」
アムネスティインターナショナルは、オーストラリアは心の狭い姿勢を見せていると言いました。
ある人権団体は、入国制限は医学的見地からは意味の無いものであり、しかし、弱い人々が危険地域で窮地に陥ることは確実にするものだと述べました。
一方で、世界銀行総裁のジム・ヨン・キム氏は西アフリカで猛威を振るっているエボラを封じ込める為に医療関係者に対して流行地への志願を要請していました。
彼は少なくとも5000人の医療従事者が必要だが、多くの人は怖がって行かないと述べています。
彼はバン国連事務総長、Nkosazana Dlamini-Zuma.アフリカ同盟議長とともに訪れたエチオピアで次のように言っています。
「今、(エボラ流行地での)医療従事者をどこで見つけることができるのかとても心配しています。」
そして、「多くの場所で"恐怖"が制御不能になってきています。医療従事者の方々には、まさにこのような事態のためにこの道に入ることを誓ったのだと、思ってもらえるといいのですが。」と付け加えました。
バン国連事務総長は感染の速さが国際社会の対応を上回り続けていると言いました。
火曜日にはオバマ大統領が西アフリカからの帰国者に対するガイドラインを新たにしました。
彼は、アメリカの厳しい検疫政策が勇敢なアメリカの医療従事者にエボラウイルスそのものの扱いを尻込みさせるものであってはならないと言い、「アメリカは恐怖で動くのでなく、可能性で動くのだ!」と述べました。
WHOの報告では今までに4922人がエボラで亡くなっています。
このうちシエラレオネ、リベリアとギニア以外で発生したのは27人だけです。
エボラは身近に接触することで感染が広がります。医療担当者によると、流行地域での感染を止めることが他の国への拡散を防ぐことになるということです。
(エボラについておさらいです。)
■高熱、出血、中枢神経のダメージを含む症状が出る。
■血液や唾液などの体液が感染源となる。
■致死率は90% しかし、最近の傾向では致死率は70%。
■効果が証明されている治療薬や治療法はない。
■西アフリカでは珍味とされているフルーツ蝙蝠がもともとの感染源ではないかと思われている。
~訳~
私はアボット首相とモリソン移民担当相の移民政策はこの件に限らず賛成することが多いです。(先日、スリランカ移民を豪州軍が上陸させずに洋上で難民審査をしてスリランカ政府側に引き渡したこととか・・・)
確かに大変なことになっていて、できる援助はしないといけないと思います。
しかし、ここから不謹慎だと怒られそうなことを言いますが・・・
今までにもエボラ出血熱という病気は時々発生していました。野生動物を食べるからだとも言われていました。そこまでわかっていながら、どうして彼らは生活を改めないのでしょうか?
人間はみんな平等だということになっています。しかし実際はどうでしょう?
蝙蝠食いを止められず、隔離施設を襲撃して汚染物質を略奪してまき散らし、広報に来た職員を殺害、こういうバカなことばかりしていては自業自得とも言われます。
同じ人間だというならそう言い返したくもなります。
汚染国の人間が、人間としての権利を主張し、同等だというならば、そういう行動を取ってからにしてほしいです。
韓国がギニア人を追い返しましたが、この気持ちはよくわかります。
こんなおバカさんがわんさかいる国から来たのでは、どんな面倒なことになるかわからないですから、追い返しておこうということになるんでしょう。
オーストラリアが自国民保護を理由に入国制限をするのはあたりまえです。
人権屋は、おバカさんに合わせて世界中で病気を流行らせて、みんなで下方に合わせて平等になって死んでしまおうというのでしょうか?
きちんとした人にばかり無理難題を要求しないで、日ごろからこういう人たちを底上げして行くことの方が人道的な仕事だと思います。
それにしても、こういうところにも出るのですね。
人の移動の自由や高度人材を世界中から集めるということの弊害が。
世界銀行や国連という悪の巣窟が今の方向性を変えない限り、いつまでも世界規模の恐怖がなくならないと思います。
日本政府にもオーストラリアが今回言った「自国民を守る」という言葉を思い出してもらいたいものです。
~転載~
このニュースはBBCでも報じられています。
Ebola outbreak: Sierra Leone angry at Australia visa ban 28 October 2014
(シエラレオネがオーストラリアのビザ発給禁止措置に怒る)
シエラレオネがオーストラリア政府の決定を"逆効果"で"差別的である"として非難しました。
この動きについてはアムネスティインターナショナルも非難しました。
そして、国連のバン事務総長も渡航制限はエボラとの戦いの努力を酷く委縮させるものだとして非難しました。
5千人近い人がエボラで亡くなっており、そのほとんどが、シエラレオネ、リベリアとギニアです。
その他、事態の状況は以下の通りです。
■マリで亡くなった幼児(2歳)に接触した82人が現在監視下に置かれています。
■リベリアからやってきた患者にダラスで感染した看護師は、すでにエボラ菌がなくなり退院しています。
■米国連邦政府が西アフリカでエボラ治療に当たった医療従事者が帰国した際のガイドラインとして、『監視はするべきだが隔離検疫はするべきでない』ということを定めました。(強制力はありません) しかし、いくつかの州は独自の検疫政策を続行すると言っています。
■オバマ大統領はエボラ治療から帰国した医療従事者に対しては、恐怖ではなくて科学的な根拠に基づいた政策が行われなければならない、エボラと戦う最前線の従事者たちの勇気を挫けさせないことが重要であると述べています。
■それとは別に、流行地域に派遣されるすべての米軍人には帰国後、21日間監視下に置かれることが課せられています。
オーストラリア政府は月曜日に声明を出し、一時や短期ビザの保持者でまだオーストラリアに来ていない流行地域の人にはビザを取り消すこと、新規ビザも受け付けない、また永住ビザ保持者の場合は、出発前21日間の検疫を義務付けることを発表しました。
モリソン移民担当大臣は、この制度と工程はオーストラリアの人々を守ることに役立つだろうと国会で述べました。
しかし、シエラレオネのAlpha Kanu 情報大臣はこの動きを「あまりにも厳格である」と言い、シエラレオネのフリータウン空港での検疫処置によって、今まで誰も空港からはエボラ患者を送り出していないことを強調しました。
続けて「それはそれで差別的です。それはエボラという理由でなく、むしろシエラレオネ、リベリアそしてギニアに住む2千4百万人に対するものです。確かにそれは正しい方法ではありません。オーストラリア政府のやり方は全くの逆効果です。」とロイターに述べました。
ウガンダの Ofwono Opondo政府報道官は次のように述べました。「西洋諸国はエボラのような感染症を封じ込めるためには役に立たない大量のパニックを作り出しています。もし彼らがパニックを作ればどうなるでしょうか?この恐怖はやがては一般人を越えて、医療従事者や病人を搬送する人にまで広がります。そして何が起きるでしょうか?全住民が消え去ってしまいます。」
アムネスティインターナショナルは、オーストラリアは心の狭い姿勢を見せていると言いました。
ある人権団体は、入国制限は医学的見地からは意味の無いものであり、しかし、弱い人々が危険地域で窮地に陥ることは確実にするものだと述べました。
一方で、世界銀行総裁のジム・ヨン・キム氏は西アフリカで猛威を振るっているエボラを封じ込める為に医療関係者に対して流行地への志願を要請していました。
彼は少なくとも5000人の医療従事者が必要だが、多くの人は怖がって行かないと述べています。
彼はバン国連事務総長、Nkosazana Dlamini-Zuma.アフリカ同盟議長とともに訪れたエチオピアで次のように言っています。
「今、(エボラ流行地での)医療従事者をどこで見つけることができるのかとても心配しています。」
そして、「多くの場所で"恐怖"が制御不能になってきています。医療従事者の方々には、まさにこのような事態のためにこの道に入ることを誓ったのだと、思ってもらえるといいのですが。」と付け加えました。
バン国連事務総長は感染の速さが国際社会の対応を上回り続けていると言いました。
火曜日にはオバマ大統領が西アフリカからの帰国者に対するガイドラインを新たにしました。
彼は、アメリカの厳しい検疫政策が勇敢なアメリカの医療従事者にエボラウイルスそのものの扱いを尻込みさせるものであってはならないと言い、「アメリカは恐怖で動くのでなく、可能性で動くのだ!」と述べました。
WHOの報告では今までに4922人がエボラで亡くなっています。
このうちシエラレオネ、リベリアとギニア以外で発生したのは27人だけです。
エボラは身近に接触することで感染が広がります。医療担当者によると、流行地域での感染を止めることが他の国への拡散を防ぐことになるということです。
(エボラについておさらいです。)
■高熱、出血、中枢神経のダメージを含む症状が出る。
■血液や唾液などの体液が感染源となる。
■致死率は90% しかし、最近の傾向では致死率は70%。
■効果が証明されている治療薬や治療法はない。
■西アフリカでは珍味とされているフルーツ蝙蝠がもともとの感染源ではないかと思われている。
~訳~
私はアボット首相とモリソン移民担当相の移民政策はこの件に限らず賛成することが多いです。(先日、スリランカ移民を豪州軍が上陸させずに洋上で難民審査をしてスリランカ政府側に引き渡したこととか・・・)
確かに大変なことになっていて、できる援助はしないといけないと思います。
しかし、ここから不謹慎だと怒られそうなことを言いますが・・・
今までにもエボラ出血熱という病気は時々発生していました。野生動物を食べるからだとも言われていました。そこまでわかっていながら、どうして彼らは生活を改めないのでしょうか?
人間はみんな平等だということになっています。しかし実際はどうでしょう?
蝙蝠食いを止められず、隔離施設を襲撃して汚染物質を略奪してまき散らし、広報に来た職員を殺害、こういうバカなことばかりしていては自業自得とも言われます。
同じ人間だというならそう言い返したくもなります。
汚染国の人間が、人間としての権利を主張し、同等だというならば、そういう行動を取ってからにしてほしいです。
韓国がギニア人を追い返しましたが、この気持ちはよくわかります。
こんなおバカさんがわんさかいる国から来たのでは、どんな面倒なことになるかわからないですから、追い返しておこうということになるんでしょう。
オーストラリアが自国民保護を理由に入国制限をするのはあたりまえです。
人権屋は、おバカさんに合わせて世界中で病気を流行らせて、みんなで下方に合わせて平等になって死んでしまおうというのでしょうか?
きちんとした人にばかり無理難題を要求しないで、日ごろからこういう人たちを底上げして行くことの方が人道的な仕事だと思います。
それにしても、こういうところにも出るのですね。
人の移動の自由や高度人材を世界中から集めるということの弊害が。
世界銀行や国連という悪の巣窟が今の方向性を変えない限り、いつまでも世界規模の恐怖がなくならないと思います。
日本政府にもオーストラリアが今回言った「自国民を守る」という言葉を思い出してもらいたいものです。