2014年04月02日 18時00分 読売
政府は4月下旬に予定していた外相の訪ロを取りやめるそうです。
アメリカが目指す「ロシアの孤立化」に足並みをそろえるという理由です。
と言えば聞こえがいいですが、行くなと命令されたのですね。いつもながら情けないね。
G8からロシアを村八分にしていましたが、そんなにG8ってすごいのか?別に困らないのではないでしょうか。
それから3月27日には国連総会でクリミアの住民投票(ロシアへの編入が決まった)を無効だとする決議が出ました。拘束力はありません。
その無効決議に賛成したのは100か国、日本ももちろん入っています。それでは賛成しなかった国はどこでしょうか?反対、棄権、欠席が賛成しなかったということです。
全部で193票あり、賛成が100ということは辛うじて半分強が賛成したということです。
これでロシアが孤立化しているとはとても思えないです。
(ボードの写真を見て書いたので全部は探せませんでした。大まかな地域を3つに分けて国名を書き出しています。間違っていたら教えてください。)
これらの国を見てどう思われたでしょうか?結構な大国がたくさん賛成しなかったことがわかります。
マスコミは自分の意見や誘導解説はしなくていいですから、こういう事実だけを淡々と報じてほしいと思います。
ところで、アメリカがクリミア併合を中国の覇権拡大にダブらせて私達を脅しています。
クリミア併合、「中国の覇権拡大助長を懸念」 米国務次官補、東南アジアで高まる
(産経:今日付け)
笛吹けど踊らずの世界を何とかしてロシア退治の仲間にしたいのでしょう。
それから同じく今日、アメリカがソーシャルメディアを使ってキューバ国民を扇動しようとしていた記事が出ています。SNSでキューバ政府の転覆狙った?米政府は否定 2014.04.04 Fri posted at 11:25 JST
米政府で対外人道援助を担当する米国際開発庁(USAID)は携帯電話のテキストメッセージを使ったSNSアプリ「スンスネオ」を開発して、若者を虜にし、アラブの春みたいな扇動を目論んでいたみたいですね。もちろんアメリカが裏で操っていたことはキューバ国民には知られていませんでした。記者会見で米政府は、国家を騒乱に陥れるつもりはなかったとのことでしたが(誰も信じないでしょう、なんでお金かけてそんなことやってるのか説明がつきませんからね)、スンスネオへの米政府の関与は認めました。
アメリカは失敗続きでぱっとしませんね。
同盟国とはいえ、あまり深入りした付き合いはしたくないです。個人レベルなら付き合わないタイプです。