今回の転職活動では合計5つの派遣会社に登録したのだけど、その経験から思う事を書いてみようと思う。
一般的な派遣会社は、派遣の仕事だけを取り扱っているのではなく就業の紹介もしているのが通常のパターンらしい。
派遣に加えて転職エージェントがやっているような求職者と求人企業とのマッチングもしている。
派遣会社は、派遣契約の場合は毎月の報酬から一定額をピンハネし、会社を紹介する場合は雇用契約成立時に年収の1~3割ほどを会社から受け取る事により、経営が成り立っている。
だから、派遣会社にとって俺のような求職者は、いわば『商品』なワケだ。
商売で言うなら、派遣会社は一般の委託販売の店に言い換える事ができると思う。
求職者は棚に並ぶ商品であり、その店にやってくるのは人材を求める企業。
棚には無制限に商品が並べられるわけではなく、値段が高くて売れないと思った商品は倉庫に入れっぱなしか、目立たない片隅に置かれることになる。
また、一番利益が取れると思った商品を棚の一番目につきやすい場所に置く。
要するに派遣会社に、コイツはすぐに売れる、または利益が取れる、と思われなければ企業に真剣に売り込もうとはしない。
求職者に派遣登録をさせるのはタダなのでいくらでも受け付けるけど、求職者の要求する報酬が高すぎたり条件的に売れそうになければ登録後に無視される。
求職者にとっては、条件が少しくらい悪かろうと職を紹介してもらえなければ全く意味がないし、派遣会社の人が自分を評価する際は正確に評価できるとは限らないということを念頭に置いておく必要があるだろう。
自分に対する派遣会社の評価は自分の実際の価値よりも上下に幅があるのはまず間違いない所で、こちらの出した業務経歴の価値がわからず不当に低く評価する奴も必ずいると思われる。
だから、実際の正直な所よりも、希望する条件は低めに、スキルはやや大げさに書くべきだと思う。
そして、紹介された後でその仕事をこちらが判断し、自分には無理だと思えば断ればいいだけの話だ。
また、複数の派遣会社に登録しておいて、それぞれ数件紹介してもらったら派遣会社の良し悪しも判断できるようになると思う。
俺の場合は登録の際に本心での素直な勤務条件や希望報酬を書いていたので、登録はしたものの有効な話は一件もなかった。
ただの一件もwww
派遣登録をした直後に「こいつは売れねぇ」とゴミ箱行きにされるのと、条件の悪い仕事でも何度か紹介してもらうのとでは担当者の記憶への残り方も違ってくるはずだ。
たかが派遣の登録とはいえ貴重な時間を使うのだから、最初からゴミ箱行きにならないよう、よく考えて立ち回るべきだと思う。
さーて、これから二度目の面談に行ってきます。