ボブ・ディラン、75年の名盤「血の轍」に収録している「彼女に会ったら、よろしくと」
このアルバムはニューヨークで録音され発売日も決まり、プロモーション用に配布もされましたが、発売直前にそれを聴いたディランが納得出来ず、ミネアポリスで5曲を録音し直し発売されました。
今回紹介している曲は元々収録されていたニューヨークでのテイクです。
ミネアポリス録音は、「ブルーにこんがらがって」「きみは大きな存在」「愚かな風」
「リリー、ローズマリーとハートのジャック」「彼女にあったら、よろしくと」の5曲で
アウトテイクになってしまったヴァージョンも凄いんですが、ミネアポリス録音は、
さらにより素晴らしいテイクになっています。
このアルバムは本当の名盤なんで是非、聴いてみて下さい。
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もし彼女に会ったら、タンジールにでもいるはずだが、よろしく言ってくれ
去年の早春にここを立ち そこで暮らしていると聞いた
まだ何かとすんなりとはいかないが 元気にしていると伝えてくれ
ぼくが彼女のことを忘れてしまっていると思っているかも知れないが
そうじゃないとは言わないでくれ
恋人たちがよくするように ぼくらも仲違いをしてしまった
彼女があの晩、どんなふうに出ていったか考えると
いまもぞっとするほどだ
二人の離別-----それがぼくの心を突き刺すが、それでも
彼女はいまもぼくの中にいて ぼくらはまだ別れちゃいない
もし彼女と親しくなったら ぼくからのキスを送ってくれ
彼女の自由奔放さを ぼくはいつも尊敬していた
ああ、彼女が仕合わせになるのなら ぼくは邪魔立てなどしまい
たとえ彼女を引き止めようとしたあの夜から
苦い後味が消えずにいても
あちこちをさまよい たくさんの人に会った
町から町へと行く先々で 彼女の名を耳にした
だがどうしてもこればかりは馴染めない やっと耳をふさぐことを覚えただけ
ぼくは過敏なのか やわらかくなっていくかのどちらかなのだ
日没 黄色い月 ぼくは過去を反芻する
あまりに早く済んでしまったあれらの場面を ぼくはすべて暗記している
もし彼女がこの道を戻ってくるのなら ぼくを見つけるのはたやすいこと
彼女に時間があるならば
訪ねてきても構わないと伝えてくれ
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If you see her say hello bob dylan
ブートレッグ・シリーズVol.2に収録されてます。