ボブ・ディランの「戦争の親玉」と邦題が付いている究極のプロテスト・ソング。
63年リリースの「フリーホイーリン」に収録されてますが、この曲を書いたのは
ディラン21歳の時です。
この歳で本質を見抜き、確信をついた曲を書くディランはやっぱりすごい。
この後、時代背景も大きく加味して若き代弁者の登場となります。
今でもちょくちょくこの曲を歌っていますが、いまだにこの曲を歌わないと
いけない世の中っていうのは悲しいですね。
-----------------------------------------------
おい、おまえら 戦争の支配者よ
あらゆる銃器をつくるおまえたち
殺戮の飛行機をつくるおまえたち
どでかい爆弾をつくるおまえたち
壁のうしろに隠れ
机のうしろに隠れるおまえたち
言っておくが
おまえらの正体はお見通しだ
破壊すること以外
何もしたことのないおまえたち
まるで玩具のように おまえらは
おれの世界をもてあそぶ
おれに銃をにぎらせ
姿をくらます
弾丸が飛び交いはじめたら
回れ右してトンズラさ
かつてのユダのように
おまえらは嘘をつき 欺く
世界大戦は勝利すると
おれに信じ込ませようとする
だがおまえらの目も
おまえらの脳みそも
おれの下水溝を流れる水のように透けて見える
他人に撃たせるために
おまえらは引き金をセットして
うしろにさがり 見ている
死人の数が増えてくると
おまえらは邸に隠れるが
若者たちの血は
かれらの身体からあふれ出て
泥の中に埋もれる
おまえらはかつてなかったような
ひどい恐怖をほうり出した
この世に
こどもを誕生させる恐怖だ
それは まだ名もなく産まれてもいない
おれの赤ん坊を脅かしている
おまえらは自分の血管に流れる
その血にさえ値しない
偉そうな口をきくほど
おれはものを知らないのかもしれない
おまえは若いとおまえらは言うだろう
おまえは無知だとおまえらは言うだろう
だがひとつだけ分かるのは
おれはおまえらよりも若いが
イエスでさえけっして
おまえらのすることを許しはしまい
ひとつだけ質問させてくれ
おまえらの金はそんなにいいものなのか
それで許しを買えると
そう思ってでもいるのか
おまえらの死が徴収をするとき
気づくだろうよ
蓄えた金をすべて積んでも
おまえらの魂は絶対に買い戻せやしない
おまえらの死を望む
おまえらの死はじきだ
ある薄暗い昼下がりに
おれはおまえらの棺桶について行き
おまえらがその死の床に
降ろされるのを見ているだろう
そして おまえらの死を確信するまで
おれは墓の上に立っているだろう
-------------------------------------------------
Masters of War Bob Dylan
63年の貴重なライブ。
アルバム・テイクより断然、素晴らしいです。