十年選手を三ヶ月で追い抜く?!(笑)エヴァンス・使いこなし講座、第一講。 | EVANCE-DG 開発日誌

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ライノセラス用プラグイン・モジュール「エヴァンス」開発者のワタシが、日々の感想やライノのTips、開発状況を綴っていきます。

凄いタイトルだが、ワタシは本気である。

 

そして、不可能ではないと思っている。

 

新バージョンには、それだけのパフォーマンスが備えられているからである。


その証拠に、新バージョンのデモを見た人はみんなマジックでも見せられているかのように、口をポカーンと開けて驚いた顔をしている。(笑)

 

まあ現在、ジュエリーCADスクールをやっている人材の人たちを育成してきたワタシがいっているのだから、間違いない。(笑)

 


確かに、爪を立てたり、石穴をあけたり、いわゆる通常のジュエリー用プラグインとしてなら、以前のバージョンでも十分役に立つだろう。

 

しかし、今のバージョンでは、そういうのとは違う次元の新機能が仕込んである。

 

このブログでも何度となく紹介してきているのたが、どうも、あまりピンときている人は多くないようである。(笑)

 

だが、長くエヴァンスを使い込んでいるコアなユーザーの人たちには分かっているみたいで、先日も電話で話しをしていたら、そのことを指摘してきたユーザーの人がいた。

 

まさにそのとおり、新バージョンに入っている「ポリサーフェスをサーフェス化」(本当のコマンド名は"ReturnToSurface")というコマンドこそが十余年にわたるエヴァンスの歴史の中でも、最強のコマンドなのである。

 

少しややこしいのだが実は、このコマンドはライノ5時代の「エヴァンス・マエストロ」からあるのである。

 

もともとは、コントロールポイントをコマンドで編集しているうちにサーフェスがポリサーフェスになってしまうという現象がよくあって、いちいち分解してマージしていくのが面倒なので作ったコマンドで、ライノ5時代のものはそれだけの機能だけのものだった。

 

それが、ライノ6になってから作り替えた現バージョンでは、名前は同じだが、どんな複雑なポリサーフェスでも可能な限りエッジの感じをそのままに単一サーフェス化してしまうというスーパーコマンドへと変身を遂げたのだ。

 

これと、ライノ6から新しく入ったポリサーフェスの面やエッジや頂点を自由に変形できるという機能と組み合わせて使えば、まさに無敵である。

 

いままでとは、オペレーション手法そのものを変えてしまうほどのポテンシャルを秘めている。

 

きっと、腕のある人なら、いろいろな使い方を開発していくことだろう。

 

これを使いこなせば、たとえ何年のキャリアがあろうが、旧いバージョンでおっちらおっちらやっているCADオペさんが時代遅れの鈍亀に見えてきてしまって困るだろう。

 

技術の進化とは、おそろしいことである。(笑)

 

 

そんなわけで、次回は具体的な使い方の説明をはじめてみたいと思う。