やっぱり、やってるひとはやってるんだな。・・・(笑) | EVANCE-DG 開発日誌

EVANCE-DG 開発日誌

ライノセラス用プラグイン・モジュール「エヴァンス」開発者のワタシが、日々の感想やライノのTips、開発状況を綴っていきます。

まあ、そんなわけなのだが、…

 

先日たまたまある用事でむかしワタシが「スクーデリア・エヴァンス」というライノセラスのジュエリーCADスクールをやっていた時の受講生の方に連絡したとき、近況の話になり、彼は今東京でいろいろとスクールをやったり、データ作成や、ジュエリー製作の仕事をやっているそうなのだが、最近300万円の三次元スキャナーを導入して、リフォームなどに役立てているということだった。

 

凄く作業効率が上がるので、仕事が効率よくさばけてすごく忙しいそうである。

 

やっぱり、やってるひとはやってるんだな。…(笑)

 

 

なんでもそうだが、物事にはタイミングというものがある。

 

山梨の人は良く知っているだろうが、2000年代前半にワタシがCADデータを描いていたA社や、M社は、当時主流になりつつあったインクジェット式の造型機をいち早く導入して、いまでは、山梨の大手メーカーとして君臨している。

 

その当時の価格は1千万円をちょっと切るくらいの価格で、導入には少し勇気が要ったと思う。

 

いまは、造型機なんて安くなって誰でも買えるし、話題にもならないが、当時はまだ使いこなしている会社が少なくて業績を伸ばすのにジャストなタイミングだったのだ。

 

それ以前のCADや造型機は、性能がいまひとつ、ふたつで手を出したところは痛い目を見たという話はたまに聞くが、なんでも旬というものがあるのである。

 

まあワタシが、三次元スキャナーの吐き出すメッシュデータをライノセラスで使えるプラグインを開発したのは5年以上前で、例によって少し早すぎたが(笑)、"EVANCE GRANDE MAESTRO"を使っているトップブランドや、彼みたいに導入しているところが結果を出しているということは、やっぱり便利なんである。

 

そろそろ旬な感じがしているし、ウチで出そうとしているのが、三次元スキャナーとプラグインがセットで100万円を切る価格で導入できるので、ちょっと頑張れば手に届くくらいにはなってきたと思う。

 

あと何年かして普及が進めば、いまの3Dプリンターみたいに誰でも買えるような値段になるかもしれないが、そのときにはもう、当たり前になりすぎて全然うま味なんかなくなっているのだよ。(笑)