なぜ、CADの普及は、ジュエリー業界の真のイノベーションたり得なかったのか? | EVANCE-DG 開発日誌

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ライノセラス用プラグイン・モジュール「エヴァンス」開発者のワタシが、日々の感想やライノのTips、開発状況を綴っていきます。

わかりきったことである。

ジュエリーCADの導入なんてことは、一般のコンシュマーからみたら、どうでもいいというか、それ以前に、そんなことになっているということさえ知られていないというレベルだからである。

工場レベル、または、その下請けの職人さんのレベルで、若干、効率化に寄与した程度である。というのが、現在のところの、CADのジュエリー業界において、果たした役割で、一般ユーザーから見て、目覚しく、デザインがよくなり、見栄えが上がったとか、価格が劇的にお求め易くなったというわけでは、全然、なかったということである。

つまり、販売の現場では、ほとんど何のイノベーションにもなっていないくて、何の寄与もしていないというのが、現実だ。

でも、じつは、そういうことも含めて、ジュエリー業界の問題は、製造サイドではなくて、販売サイドにあると、私は、思っている。

一言で言うと、売れていないのである。

ジュエリーショップというところを、東京に拠点を移してから、1年と八箇月、あちらこちら見て回っているが、一般のコンシュマーレベルに対して、魅力的な訴求を行っているショップをあまり見た記憶がない。

ただ、よくあるような製品を並べて、前より、さらにディスカウントしました。なんて、やってるところばかりである。

メーカーサイドでいくら、血の出るようなコストカットや、鬼のような検品に耐えるクオリティの製品を作っていても、販売サイドで売れないのだから、なんか,すべては、虚しい努力のように見えてしまうのである。

ところどころ、個人のクラフトマンの方が運営されているのであろう、「オーダーメイドできます。」という小さなショップも、あるのだが、これがまた、一見さんには、かなり、入りづらい感じのお店がほとんどだ。

やっぱり、ここのところを何とかしないと、ジュエリーCADの性能をさらに上げましたなんていってみても、これも、明後日の話である。

ですよねえ。・・・