悲しい悲しい別れ。 | くうねるあそぶ。ニュージーランド

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南半球の果てで見つけたわたしの楽園

 
突然ですが、
 
先週のある日、
 
私達の最愛のベイビーのひとり、
かわいくておちゃめで人懐っこい
アルバートがお空に旅立ってしまいました。
 

 
 
 
 
 
 
 
ショックすぎてまだ立ち直れませんショボーン
日が経つにつれて、やっと少しづつこの事実を受け入れることができるようになってきた、というところです。
 
かわいいアルバートのこと、
彼を失ったこの辛い気持ち、
忘れないように、記しておきます。
 
 
 
 
アルバート(オス)とミンディ(メス)、
この姉弟猫は2021年の5月に、テームズのSPCA(動物保護施設)から引き取った子達です(当時生後12週)。
 
 
 
 
 
 
少し大きくなってからは、アルバートは姉のミンディと違って、近所を徘徊する習慣がありました。
 
毎日たいがい、うちの前のゴルフコースを横切って、その先の道路を渡り、ビーチフロントの住宅街をうろうろしてるようでした。
 
うちは、日中は家の窓もドアも全開にしてるし、ゴルフコースとの間にフェンスがあるわけでもない、オープンリビングなので、動物たちも完全な室内飼いは無理で。
臆病なミンディは、放っておいてもうちの敷地から外へは絶対出ないんです。いつも見えるところにいるんですが、
好奇心旺盛なアルバートは違います。毎日お散歩に出かけて何時間も帰ってきません。
 
ここはそもそも人口がめちゃくちゃ少ない別荘地だし、車の往来もすごく少ないので、心配ではあったけど、
猫たちはもう2歳だし、判断も反応もいいから、大丈夫だろう。
そう思っていました。
 
 
でもアルバートは車に轢かれてしまいました。
 
私の心はぺしゃんこに潰れました。
 
 
前の晩、昼間はずっと家にいたアルバートの姿が見えなくて、
でもいつも夕方から夜にかけてお散歩に出かけることも多いので、気にしていませんでした。
 
 
翌朝になっても帰ってきてない。
でもこれも珍しいことではなく、いつものことで。
 
朝ごはんあげるときに、ミンディに
「弟はどこいったのー?まだ帰ってきてないのー?」 と声をかけたのを覚えいます。
 
私はそのまま仕事に行きました。
 
 
実はその時点で、家にいたキャプテン(夫)はすでにFacebookの集落コミュニティのページで、どこそこの道端で猫が轢かれて亡くなってる、というどなたかが上げた投稿を見てうちの子だろうと察していたのだそう。
 
私をとりあえず仕事に送り出してから、投稿のあった場所に行って、アルバートの遺体を家に持ち帰ってくれた。
 
そこは家から直線でゴルフコースを横切ってすぐの道路脇だったそう。道で轢かれたのを誰かが脇に寄せてくれたのかな。FBに投稿してくれた人かもしれません。
 
外傷がないことから頭を打って即死だったんだと思います。おそらく苦しまなかっただろうことだけが救いです。
 
不思議なことに、普段キャプテンはFacebookなんてまず見ないんです。でもなぜかその朝は開いてこの投稿を見つけてくれました。私はしょっちゅう見るけど、その日は朝から仕事でスマホは見ておらず。下手したらその投稿はそのまま私たちの目につかないままで、私達はアルバートの身を何日も案じていたかもしれません。その日の午後から雨が降り出したし、雨に晒される遺体を何日も見つけてあげられなかったかもしれません。
そう考えると、何の采配か分からないけど、直ぐに私たちに報せが届いたのは本当によかった。
 
 
30分の昼休みにランチを食べに家に戻ってきた私に夫が知らせてくれました。
 
あまりにショックすぎて、その午後は仕事に戻ることが出来ませんでした。職場はその日、運良くオーバースタッフ気味だったので、迷惑をかけずに済みました。
また、その日の夜に店のオーナーがメールをくれて、明日も休んでいいからと言ってくれました。泣きすぎて翌朝は顔が腫れてまるで別人になっていたので、正直助かりました。
 
ともかくその日はずっとアルビーの亡骸を抱いて、彼が一番好きだった、私が一人で寝たい時用のベッドで過ごしました。
 
抱っこが大好きで、
いつも抱っこをせがんできて、
抱っこすると、じっと人の顔を見上げて、目を細めて幸せそうにする彼の愛おしい顔が頭にずっと浮かんで、
 
(この顔。)
 
そのあまりにも柔らかい毛並みとか、
いつまで声変わりしない子供みたいな高い声でかわいく鳴くのとか、
いつまでもやせっぽっちで、ついつい生レバーとかサーモンとか、美味しいものを特別に彼にだけあげたくなっちゃうのとか
ナイトガウンとか上着の懐に入れるとじっとしてそのうちうウトウトしちゃうのとか、
 
(PCだって一緒に見るよ)
 
 
そういうのがもうできないのかと思ったら
悲しくて
悲しくて
悲しくて
 
どうしようもありません。
 
まだ2歳だったから
少なくともあと10年は一緒にいるつもりで、
どんな大人になるのかな
おじいちゃんになってもこのまま声変わりしない高い声なのかな、とか
 
普通に考えてたのに 
あっという間にいなくなってしまいました。
 
 
私は彼が行ってしまうのが信じられなくて、アルバートの体をずっと撫でていました。
亡くなってどんどん体が冷たく固くなっていっても
その毛並みは変わらずフワフワと柔らかくて
忘れないようにどうにかしてこの毛並みを残しておけないものかとかも考えたけど
やっぱりそのままの姿でお空に送り出してやなきゃと思い直しました。
 
その夜、暗くなる頃にやっとさようならをして、庭のまだ小さなフルーツの木の横に埋葬しました。
 
猫飼ってる人は分かると思うんですけど、
猫って犬と違ってなんかいい匂いするんですよね。
 
犬は犬で、
ちょっと臭いけどそれがまたかわいい❤
みたいな匂いなんですけどw
 
特にうちのアルビーは
なんだか甘くていい匂いがする子で。
 
彼が大好きで日がな1日寝転んでいた私のベッドは、その特別な匂いがほんのりついていて、
毎日何度何度も吸い込んでいたんですが、
だんだんそれも消えて分からなくなってきてしまいました。
 
家のあちこちにアルビーがいるような気配がしていたのも、
日が経つにつれて、だんだん薄れていくような気がして寂しいです。
 
 
 
こんなに突然、大切な我が子がいなくなってしまうなんて正直想像していませんでした。
病気で動物家族を亡くしたことはありましたが、事故は初めてで、本当に辛いです。
こんなことってあるんだ、、、と正直信じられない思いなんです。
 
 
ただこれまで、いつも愛読してるブログにも、突然こうして愛する動物家族を失った方々がいらっしゃいました。それを読む度に自分の事のように悲しくて涙してきましたので、現実に動物を飼っていれば誰にでも起こりうる、動物だけじゃないですよね、大切なモノや人がいれば、誰にでも起こりうることだと理解はできます。
 
忙しいレストラン経営の傍ら、個性豊かな保護猫達をたくさん家族に迎えて一緒に暮らしていらっしゃるクイーンズタウンのようこさんご夫婦は、度重なる交通事故で複数の猫ちゃんを失われて、本当に胸が痛かったですし、
 
果樹園のメイさんは、知らぬ間に愛犬が列車に跳ねられてしまったし、
 
メキシコのアミさんは、大切にしていた保護犬君がある日突然姿を消してしまい今でもその身を案じていらっしゃる。
 
皆さんどれほど辛い思いをされたか計り知れません。私だけじゃないと思うことで少し気持ちを強く持つことができる気がします。
 
 
 
アルビーはこの家にもらわれて
きっと幸せだったと言ってくれる人もいるでしょう。
 
そんなことは私にもわかっているんです。
何より私たちが彼と暮らせてとても幸せでしたから。
 
 
(あれいつの間にかジェシーより背が大きくなってたんだ)
 
 
でもあまりにも早すぎます。
まだまだもっと一緒に暮らしたかった。
 
 
 
もう会えないなんて、
つらいなあ。
 
 
 
寂しいなあ。
 
 
 
会いたいよアルビー。
 
 
 
いつまでも大好きだよ。