現在、日本人の平均体温は36.2℃と言われています。

僕が生まれた1970年頃の平均体温は36.9℃もあったようです。

平均ですから、37℃を越えていた方もそれなりに多くいたということになります。

わずか50年で0.7℃も下がりました。


信じられないほど日本人の体温は低下しているという事実を知っていただきたいと思います。


免疫力が正常に働く体温は、36.5℃です。

0.5℃下がる35℃台になると免疫力が15%〜30%程度低下すると言われています。

ですので、平熱が35℃台の方はあまり良い状態にあるとは言えません。

既に黄色信号が点滅している状態とも言えます。


以前の僕もこの状態であり、赤信号まっしぐらでした。上手く免疫が機能していないことは明らかだったのです。


年に幾度となく風邪で熱を出したり、アトピー性皮膚炎、重度の花粉症。

そしてがん細胞にも太刀打ちできず、がんを発症させてしまいました。


低体温の方は、早くにも対応されることが望ましいのではないでしょうか


例えば、健康な人でもがん細胞は毎日5000個ほどできていると言われます。

健康な免疫細胞であれば、これくらいのがん細胞はきちんと退治してくれるのです。

ですが免疫力が30%低下すれば、1日に1500個近くのがん細胞が、免疫システムから見逃されて増殖していく可能性があるとされます。


このがん細胞が毎日増え続けて、やがてがんを発症させてしまうのです。


がん患者が年々増え続け、そして低体温の患者が際立って多いと思われるのは、このような理由も大きなひとつの要因なのだと思います。


体温が正常に保たれていれば、多くの免疫システムが正常に働いてくれて、健康を損なうリスクを低減してくれるということになります。







低体温になる要因はさまざまあります。


大きな要因のひとつは、日本人の食生活に大きな変化があったことです

そして、最大の要因は筋肉量の低下によるものです。


これらの理由のひとつとして、現在のライフスタイルが、明らかな偏食、そして運動不足になっていることが挙げられます。


ひと昔前の日本人は、大根に人参、芋類に豆類、漬け物に玄米、生ではないお魚など、ごく平均的な家庭で意識せずとも陽性の食品を摂取していました。


また、何をするにも手作業で掃除、洗濯、炊事、また畑で力仕事をするなど、日常的な運動量がとても多かったと思われます。


日常生活の流れで、自然と身体を温める食品を摂取し、そして筋肉の強化をしていたのです。


それに比べて、現代の食生活では、極陰性と言われる食品(缶コーヒー、ジュース、スナック菓子、ケーキ類、インスタントラーメン、化学調味料、白砂糖、チョコレート、アイスなど)を摂取し続け自ら低体温へ、そして車社会、家電の充実などによって日常生活における運動量は激減していると思われます。


今からライフスタイルを変えることは現実的ではない場合も多いと思いますので、(食生活は即改善しましょう。筋トレなどの運動を実践することが体温の上昇、免疫力強化につながります。


それでは、なぜ運動をすると免疫力が上がるのでしょうか。

それは、適度な運動をすることでNK(ナチュラルキラー)細胞が増殖することが明らかになっているからです。


NK細胞とはリンパ球の一種ですが、がん細胞やウィルスに感染した細胞など、異常な細胞を見つけ次第、攻撃してくれる兵隊さんの役割をしてくれます。

リンパ球の10〜30%程を占め、自分以外の細胞を殺してしまうくらい高い攻撃力を持っているのです。


また、筋肉量も免疫力に関係しています。

筋肉量が多いと、運動をした際に体温が上がって血行が良くなります。

全身に酸素・栄養が行き渡るため、免疫力が上がるのです。



・運動をすると筋肉量が増える。

・筋肉量が増えると体温が上がる。

・①体温が上がると、全身に酸素・栄養が行き渡りやすく、免疫力が上がる。

・②体温が上がると、リンパ球が増えて活性化する性質があり、乗じてNK細胞も増えて活性化する。

・NK細胞が増えて活性化すると、ウィルスやがん細胞と闘える身体の基礎づくりができる。



このような相乗効果を生み、理にかなっ『免疫力の強化』を、それほど難しくなく(簡単に)できるということです。





運動をする上で、注意点があります。

過度な運動をすることによって、免疫機能が低下すると言うことです。

激しい運動をすると、運動中一時的に免疫機能は高まりますが、運動後は激しい運動のストレスによって免疫機能が著しく低下し、回復するまでに数日間を要する場合もあるようです。

この免疫機能が低下する期間のことを「オープンウィンドウ」と呼び、ウィルスや細菌などに対して無防備な状態が続いて、感染症に罹りやすくなるといわれているのです。


過度な運動は何故免疫力が低下するのか?

運動はホルモン分泌にも影響しており、それを介して免疫にも関与しています。

激しい運動には身体がストレスを感じるので、そのストレスに勝つために、副腎が副腎皮質ホルモン(コルチゾール)を分泌します。

激しい運動ほどコルチゾールは分泌されます。

コルチゾールは、血糖値や血圧を上げてストレスに強い体内環境を整えますが、一方で免疫細胞の働きを抑えるため、免疫力の落ち込みを招くことになってしまいます。感染症に罹りやすくなるのはこのためです。

ですので、適度な運動を習慣化させることがポイントになるのだと思います。


適度な運動の目安とは?

次回へ続きます。






運動することが困難な方がいらっしゃることは、重々承知しております。

そのような方は、こちらの食事で実践されてみてはいかがでしょうか。

経験上効果は高いものと信じております。