二次がん(二次性発がん)とは、長期生存がんサバイバーが原発のがんとは別の種類のがんに罹患することです。原発のがんが別の臓器に転移することとは違います。
二次がんは原発がんの治療(放射線治療や抗がん剤治療)で正常な細胞がダメージを受け、それによる遺伝子の異常から発症するがんと考えられています。
治療後数年から10年以上経ってから発症するケースもあるため、自身が受けてきた治療内容を把握しがんの症状について理解すること。そして定期的な検査をしっかり受けることが重要だとされています。
特に若年層は高齢者にくらべると放射線や抗がん剤の影響による二次がん発症のリスクが高いと考えられているため、長期にわたり検査を受け、体調の変化がないかを知ることが大切です。
僕は以前二次がんについて少し調べてみたことがあります。
ですが、実際に放射線や抗がん剤の治療をしたことがないので、主治医からこのようなリスクの指摘を受けたことはありません。
また、二次がんになるがんサバイバーはそれほど多くはないため、そして自分のがんの状態からは深い関係性がないことからあまり意識したことはありませんでした。
実際に放射線治療や抗がん剤治療を行ったがんサバイバーが原発がんを克服できた際、このような指摘を医師からされるのかどうかは分かりません。どうなんでしょうか。されないような気もします。
ですので、患者自身が頭の片隅に置いておくこと、検査は長期にわたって行うことが必要なのかもしれません。
先月、3月28日に音楽家の坂本龍一さんが直腸がんでお亡くなりになりました。
僕が小学生だった頃、はじめて聴いたテクノポリスはとても衝撃的でした。特別な印象があったことを今でも記憶しています。素晴らしいアーティストでしたね。残念に思います。
坂本さんが亡くなられたときに、病状についての記事をいくつか読んでみました。そのいくつかの記事内容によると、坂本さんは2014年に中咽頭がんを患いましたが、放射線治療などの甲斐あって寛解したとありました。
一度はがんを克服したかに思いましたが2020年6月に今度は直腸がんと診断されたようです。
手術により、直腸、肝臓2カ所、リンパ、結腸30cm、両肺摘出の手術を1年で6回にわたり行ったとありました。
この記事を読んで、本当にこんな治療をしたのかと愕然としました。個人的な経験上の手術によるダメージになりますが、僕自身、年に2度の手術を受け、それに耐えて回復できる自信はありません。それくらい体力を消耗し、免疫力を含めた身体の回復には時間が必要だと思います。
それを承知の上でこのような短期間で手術をされたのでしょうから、とてつもなく過酷で壮絶な闘いをされたのだと辛く悲しい気持ちになりました。
また、いずれの記事にも注視されてはいませんでしたが、記事の内容を読んでみた限り、直腸がんは原発であり二次がんであったのではないかと考えられます。中咽頭がんの治療の影響ももしかしたらあったのかもしれません。
おそらく直腸がんと診断された後に、他にも転移したと推測できますが、改めて二次がんについて、また検査の重要性について考えさせられました。
あくまでも記事内容から考えてみた個人的感想であり、実際の病状についてはまた違う状況にあったのかもしれません。
いずれにしましても最後まで諦めない勇気を持ち、壮絶な闘いをされたことに変わりないかと思います。
ご冥福をお祈りいたします。

