書きながら最近美術鑑賞もご無沙汰だったな…と感じて、夫を誘って東京国立博物館で開催中の古代メキシコ展に行ってきました。
古代に思いを馳せ、人間の根幹って不変なんだなと感じた1日の記録です。
古代メキシコといえば「メソアメリカ文明」と呼ばれる独自の文明が発展し、3000年以上の栄華が続いたとされています。
文明ではピラミッドや神殿の建設、太陽暦、またとうもろこしの栽培など、後世にも続く多くの事象が発展しました。
今回の展示ではその中からマヤ、アステカ、テオティワカンの3つの文明に焦点を当てて展示が行われていました。
展示は全て写真撮影可。
夫に隠し撮りされてた![]()
私が古代メキシコ展に行きたい!と思ったきっかけは、モチーフがかわいい♡と感じたから。
球技をする土偶はずんぐりむっくり!
トウモロコシの神なんて、おちゃめすぎませんか⁈
日本や西洋にはない雰囲気だな〜なんて、展示のはじめは楽しく鑑賞していました。
しかし、展示が進むにつれ、なぜか生贄という文字が各所に…
そう、古代メキシコでは生贄の文化がかなり栄えていたんです。
こちらのかわいい石像。
フォルムも丸くて愛らしい見た目をしていますが、真ん中のお腹の上には生贄の心臓が載っていたそうです![]()
当時の人々にとっていちばんの恐怖は、太陽がなくなること。
人の血液や心臓は太陽のエネルギーになると考えられていたんですね。
そして、こちらもなかなかのインパクト。
王など位の高い人間の血は聖なるもので、日々神に捧げなければならなかったそう…
利他主義だったり、当時の死生観だったり、重めなトピックスを随所に散りばめた見応えたっぷりの展示でした!
古典や歴史を学ぶことは、非常に有意義なもの。
先人の知恵や生き様から学ぶことも多いです。
学生時代はテストのために覚えなきゃ…!といった焦燥感からかおもしろさが半減していたような気がしますが、大人になってからの学びはいいですね^^
楽しい休日でした!
にほんブログ村








