おこげ その1 | 令和に残したい昭和生まれのゲイライフ

令和に残したい昭和生まれのゲイライフ

地方都市に住んでいるアラフィフのゲイの生態です。
カミングアウトはしてないけど自由な生活送っています。

この映画は大学生の頃、ミニシアターで上映されていたのを観に行ったのだが、当時は映画研究会なるサークルに所属していたのもあり、ゲイ映画にも堂々と足を運ぶ言い訳を作る事が出来た。

 

 

当時は勿論ゲイデビュー前であるので、ストーリーそのものよりゲイの生態の方に興味のベクトルが向いていたのであるが、主人公の二人(村田雄浩・中島丈博)がやけにリアルに感じられた。

 

 

この映画を観るまでは、イギリスの美少年物(モーリス/アナザーカントリー)の絡みしかしか見た事無かったので、二人の性描写のシーンは、童貞の大学生にとってはかなり衝撃的だった。

 

 

世間的にはどちらかというと不細工のカテゴリーに入れられてしまう二人が織りなす赤裸々な性欲をお互いにぶつけ合う様子は、ノンケからしたら観る罰ゲームに他ならなかっただろう。

 

 

ただ隠れゲイの童貞大学生の視点からこのシーンを見ると、それはまるで崇高な儀式のようでもあり、自分が自分である事を唯一許されたユートピアに辿り着く事が出来たような錯覚を感じた。

 

 

この映画ではタイトルである「おこげ」の女性がもう一人の主人公だが、彼女の男性不信を発端とするゲイ同士の恋愛への憧れが描かれていて、気が付けば自分が彼女の立ち位置にいたのだ。

 

 

橋口亮輔がデビュー作の「二十歳の微熱」を上梓する前のエポックメイキングなゲイ映画なので、自分的にも記憶に刻まれているのであるが、思い出すのは内容よりも当時の状況なのである。

 

 

少し時間を戻してこの映画の上映前の劇場の様子について説明するのだが、平日の昼間の上映会だったので、キャパ150名程度の劇場には、上映前には10名弱しか観客はいなかったのだ。

 

 

また30年前ともあれば座席の指定予約などなく、言わば早い者勝ちな部分も強かったので、自分も堂々と一番見易い座席(前から6列目の真ん中)を陣取り、他の観客は別の列を選んでいた。

 

 

そして上映の数分前にギリギリで入場してきた同年代の女性(20代前半)が、座る席を探してウロウロしていたのであるが、同じ列に来ると「ちょっと隣いいですか?」と聞いてきたのだ。

 

 

 

続く

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

本日のイケメンは、なかっさんと田辺というユニットでSNSで見かけるシカトホクト。正直最初は苦手なタイプだったけど、見ている内に段々気になり、特に女子演技に萌えています。