「東京Mショー、ずらりEV並ぶ」 今月12月2日から11日までの10日間(一般公開は12月3日より)、24年振りに会場を東京に移し、江東区有明の東京ビッグサイトにて「第42回東京モーターショー2011」が開催された。
自動車メーカーでは国内全ての14社・15ブランドが、海外からは21社・25ブランドが出展と、前回開催(09年)を大幅に上回り出展者数39%増、展示面積では61%増。会場アクセスの良さもあり総来場者数は約84万3千人と前回比37%増の実績を上げ自動車業界には明るい兆しとなった。
「トヨタ、EVに本腰」 今回のモーターショーは、様々なブースで販売開始目前のEVが展示されるなど、世界レベルでのEV時代到来を明らかに実感する開催となっていた。
プレスデーに行われたトヨタ自動車のプレスブリーフィング(報道向けの発表11/30)では、来年1月30日より発売を予定している新型「プリウスPHV(プラグインハイブリット)」の目前で豊田章男(とよたあきお)社長により行なわれ、その場から終始離れることなく続いた。これは、トヨタ自動車が、世界に向けてEVモードでも走行出来る「プリウスPHV」を大きく強調するものだった。
そのほかステージには「IQ」をベースに開発された100%EV「FT-EVIII(エフティー・イーブイ・スリー)」が展示されていたほか、「クルマと社会がつながる近未来」をテーマとした次世代充電パーク等の展示では、太陽光や風力による発電機能と蓄電装置を有した先進技術を紹介するなど、いよいよトヨタ自動車もEV事業に本腰を入れてきた。

「各社EVがキーワード」日産自動車では、期間中ステージ上で公開した全てのコンセプトカーがEVで構成されているなど「EVで世界のリーディングカンパニーを目指す」と公言している日産自動車らしく、EVをずらりと並べ公開していた。
そのほかスズキのブースでは、近距離利用型の2人乗り超コンパクトEV「Q-consept」を出展しており、半径10キロ圏内利用を打ち出すなど生活に密着させた用途を提案している。
さらに、三菱自動車ブースでは、発売直後の「MINICAB MiEV」からの給電でコーヒーを淹れ、来場者に提供するなどEVの新しい価値と可能性のアピールを行っていた。
そのほか海外自動車メーカー各ブースでもコンセプトカー及び、市販に向けて発表された車両は、EVとPHVの展示が大半で、ダイムラーAG社では「smart fortwo electric drive」を来年中期以降に発売すると正式に発表。
長年モーターショーを取材してきたが、これだけのEVが揃い踏みするのは始めてだ。今後、各社がEVをキーワードに展開する事は間違いない。