発電電力量解析等を行う産業用太陽光発電のO&M 事業者・大手発電事業者向けクラウドシステム【発電奉行Ⓡ】をリリースしました。


【発電奉行®】はエナジービジョンが、新エネルギーO&M協議会の技術協力を得て、同協議会会員向けに提供するクラウドシステムです。このシステムは、データの登録代行および活用支援サービスをパッケージで提供します。

【発電奉行®】は、新エネルギーO&M協議会が提唱する「次世代型 O&M(*注1)」の核となる発電電力量解析を簡便に行うシステムで、多くの発電所で見逃されている発電低下を『見える化』することで早期是正を可能にします。

低圧発電所においてFIT生涯を通して数百万円単位の向上が期待できる場合もあります。(*注2)
 

*注1 
次世代型O&Mは、(一社)新エネルギーO&M協議会が提唱するコンセプト。低圧発電所にも適用できる簡易・安価なスマート保安を基礎として異常を発見したら機動的に動くこととし、過度な保守点検を合理化するもの。

*注2
初年度売電金額 200 万円の低圧発電所を想定して、次のケース①と②を比較すると、約 350 万円に相当する。
ケース①(発電電力量解析なし):年換算△2.0%の緩慢な発電低下が放置され 20 年が経過した発電所
ケース②(発電電力量解析あり):四半期に 1 度の解析で発電低下に気づき、生涯の年換算低下率を△1.0%に抑えた発電所

 

◆これまでのO&Mの課題
これまでのO&M(特に低圧発電所向け)は、発電事業者の最大の関心事である発電低下を把握していません。O&Mを行っていても発電低下を把握していないため、その要因の把握~回復が実施されないケースがほとんどであり、O&Mサービスの費用に見合う価値が提供されていません。保守点検が「義務」とはいえ、これでは適切な普及は望めません。加えて、遠隔監視システムの種類が多く、使いこなしが困難です。【発電奉行®】は、これらの課題を解決します。

◆【発電奉行®】の特徴
1.簡単な操作による発電電力量解析の実施と保管

  登録した発電所の発電電力量データを簡単な操作で解析

  し、クラウドシステムに保管します。

 

2.2種類の解析手法
  (1) 中~長期の発電電力量の傾向を把握する「12 ヶ月

    移動平均法」。季節変動によらない発電の経年変化

    を確認することが容易になります。
  (2) 異常箇所を特定する「時間帯別PCS 間相対比較

    法」。自動作成されるグラフにより、不具合箇所や

    発電低下要因の絞り込みが可能になります。
 

3.業界初、すべての遠隔監視システム(*注3)に対応
  必要なデータは遠隔監視システムで取得できる発電

  電力量のみで、特殊な機器は不要です。

  ほぼ全ての発電所に活用できます。
 

 *注3
  過去の発電電力量を保持しそのデータのダウンロード

  ができるすべての遠隔監視システムに対応。

4.発電電力量データの取得~登録の代行サービス

  (有料オプション)
  遠隔監視システムから発電電力量をダウンロードする

  作業は手間がかかります。
  このダウンロードから【発電奉行®】への登録まで、

  エナジービジョンが代行するので、【発電奉行®】を

  速やかに使用開始できます。
  (1発電所あたり年間8,030 円(税込)~)

◆【発電奉行®】が行う「発電電力量解析」の技術的背景
 2021年11 月にJOMARE と共同でNEDO 助成事業「太陽光発電の長期安定電源化技術開発安全性・信頼性確保技術開発(次世代型O&Mを支える発電電力量評価等の技術開発)」の採択を受け、2022 年度を通して実証研究を行いました。

 2023 年度は、更なる進化に向けて取組みを継続しています。

【発電奉行Ⓡ】についての問い合わせは下記までお願いします。
 メール:info@energyvision.tv
 お問い合わせフォーム:https://www.energyvision.tv/contact/

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