こんにちは。OGAWAです。
本日ご紹介の作業は、日産 パオ。
今見ても可愛い1台
エンジンの回りが悪い、アイドリングが落ち着かない、エアコンコンプレッサー交換、その他点検の依頼。
久々のこの手の車。久々過ぎてボンネットの開け方間違えた（笑）！！
早速作業開始！！
まずはアイドリングの数値をチェック。非常～に回転が高い！！
この手の原因と言えば・・・。
やはり！！ ホースの劣化によるエア吸い。色々な個所のホースが駄目になっている・・・。
エンジンオイルもチェック。全然入ってない。。。
下回りもチェックします。左右ブーツ切れ。
ラジエーターロアホースよりクーラント漏れあり。
クランクオイルシール前後、エンジンシリンダー継ぎ目よりオイル漏れあり。
オーナー様に状況説明し、何処まで直すか？を決めて頂き、作業に入ります。
今回極力予算を抑えた内容で作業する事にしました。
まずはエンジンオイルの交換。使用オイルはA.S.H.(アッシュ）オイル Sマルチ10w-30。コストパフォーマンスに優れ、粘度低下を感じさせない、100%ミネラルオイルです！！
オイル漏れがそれなりにあったので、今回漏れ止めを注入して様子を見て頂く事に。
画像にはありませんが、ラジエーターロアホースを交換し、水回りの圧力テストを行います。古い車両なので、1.5kでチェック。
ラジエーターロアホース交換も、錆が酷く大変でした。。。
テスト結果、ヒーターホースIN・OUTからも漏れ発生。こちらも修理します。
修理後、再度圧力テストを行い、問題無いのでクーラントを補充。一緒に漏れ止めも注入しておきます。
切れていたドライブシャフトブーツも交換。
そして高かったアイドリングの修理。
バキュームホース類を新品にし、センサーの接点及び内部洗浄を出来る限り行いました。
ホース類組付け後、アイドリングチェックを行いますが、アイドリングはやはり高め。キャブをバラし洗浄及びチェックを行いましたが、スロットルにややガタあるのと摩耗が見られましたが、まだ大丈夫かな？な感じ。
キャブ部分でミクスチャー及びスロットルの調整を行い、アイドリングが落ち着いたっ！！と思ったら、突然上がったり適正値に戻ったりする事がある。スロットルの調子が悪いから仕方ないとは言え、大きく変わるので、他の原因を探します。
プラグもチェック。問題無し。プラグコードのリークも無し。
よ～く見ていると、電動ファンが回った時に大きく乱れる。って事は！！！
見つけました！！アース不良！！！
全てのアースを洗浄し、新たに増設したら、アイドリングは安定。古い車はこの手のトラブルが最近多いな～。
スロットル部分に多少のガタと摩耗があるので、多少アイドリングが変化はするのですが、100回転程度。これなら大丈夫かな？
試乗チェックを入念に行い、状態確認。数回に分け、50km程度走行しましたが、問題なさそうです。
最後に利かなかったエアコン。コンプレッサー不良が有る事は依然分かっていたので、オーナー様が中古コンプレッサーをお持ちになり、こちらに交換。ガスチャージを行います。
お持ち込みいただいた中古エアコンコンプレッサーのマグネットスイッチも正常に動きエアコンが復活しました！！
もうエアコンの時期ではないんですが（笑）！！！
今年の夏が楽しみですね
一通りチェックしたので、これで当分安心してお乗り頂けるかな？
何だかんだでパオも30年オーバーの車両。長く乗れば壊れるし、調子も悪くなります。旧車をお乗りの方は、定期的な点検をお勧めします。
そして、なんか変だな？と思ったら、即座に信頼できるメカニックに見てもらう事が最善ですよ～
大事に乗ってあげて下さいね
OGAWA
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